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丹波篠山・多紀アルプス 岩尾根が楽しめました [関西の沢と岩と雪]

 飲み屋街の「○○銀座」のように、全国の山にあるのが「○○アルプス」。いわゆる「ご当地アルプス」というものです。「○○銀座」はどこか侘しさや寂しさが付きまとうような気がするのですが、「○○アルプス」は「岩場があるはず。一体どんなところなんだろう」と心惹かれるものがありますよね。というわけで、前から気になっていた多紀アルプスへいくことにしました。

三嶽登山口

 篠見四十八滝から粟柄まで縦走するのが一番良いと思って計画するものの、公共交通機関の日帰りは難しいです。今回はお手軽に火打岩(ひうちわん)の無料駐車場に車を停めて周回することにしました。三嶽への登山口は民家の脇を抜けて行きます。

三嶽への道 最初は杉林の中の丸太階段

 ここからは急登が続きます。丸太階段を抜けて尾根状に上がると大岳寺跡(みたけじあと)という場所に着きました。

大岳寺跡

 あまり知らなかったのですが、この辺りは丹波修験道場の新金峯山大岳寺として平安時代から栄え、一時は大峰山をしのぐほどだったということです。大岳寺は1482年に本山の大峰から登山の催促があったのに応じなかったため怒った吉野の山伏約300人に焼き払われたとのこと。

三嶽 頂上

 やがて三嶽に着きました。御嶽とも書くようですが、今回は国土地理院の表記を参考にします。三嶽には中継所?があり見晴らしはさほどききません。直下には東屋と簡易トイレがありました。

三嶽の石室

 山頂のすぐ下にある石室です。

小金ヶ嶽へ

 山頂から北へ向かいます。小金ヶ嶽が見えます。なかなか威厳のある山容です。

フォレストアドベンチャー・丹波ささやま

 大たわ峠には道路が通じていて、立派な駐車場とトイレがあります。さらに「フォレストアドベンチャー・丹波ささやま」という野外施設があって、そんなに利用者がいるのかな?と思いました。とは言うものの、一度こういう体験をしてみたいです。

アルプスの所以か…

 だんだん岩交じりの尾根となってきました。

小金ヶ嶽への途中

鎖場が出てきた

三嶽が堂々としている

 振り返ると三嶽が堂々としています。この辺りはアルプスの名前の所以と思われる岩尾根が続きます。鎖場もあったり、一部ではありますが、岩稜上りの気分が味わえます。

小金ヶ嶽の頂上

 小金ヶ嶽の頂上は、団体さんがいました。私はお弁当を食べます。眺望はとてもよかったです。

大きな岩があった

 そこから下りです。急なところもあって慎重に下ります。途中大きな岩がありました。前傾している部分もありました。
 この辺りはクリンソウの自生地で5月初旬から6月にかけて楽しめるということです。地元の方が暖かく見守っているようですね。

火打岩の集落に戻ってきた

 やがて火打岩の集落に着きました。ようやく行けた多紀アルプス。アルプス感はそこそこ楽しみましたし、山容の立派さ、修験道としての歴史も加わり、印象深い山行となりました。
 下山口に「いわや」という料理屋にたくさん車が停まっていました。家に帰ってネットで調べると、完全予約制の牡丹鍋のお店のようです。ゆっくり食べてみたいものです。

■無料駐車場(8:25/9:45)三嶽(9:55/10:54)小金ヶ嶽(11:17/12:20)無料駐車場

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