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「腐女子、うっかりゲイに告る。」終わって思うこと [日常]

 昨夜、終わってしまった…

 NHKよるドラ「腐女子、うっかりゲイに告る。」が、とても良かった。安藤純(演:金子大地)、三浦紗枝(演:藤野涼子)と彼らを取り巻く友人たちも、純粋で傷つきやすい若者たちを生き生きと演じていた。その彼らはキラキラしていて、おじさんの私は恥ずかしながら心を鷲掴みされてしまったのだ。

 クイーンの曲を使っているのも効果的だった。このドラマが素直に受け入れられるのはもしかしたら映画「ボヘミアン・ラプソディ」があったからかもしれないなと感じた。
 リアルタイムで見ていたクイーンは格好良かった(カンボジア難民救済コンサートのNow I'm hereは本当に鳥肌がたった)けど、のめりこみはしなかった。バンドでカバーしにくい曲だし、あの歌声を出せる人はなかなかいないという事情もある。
 どんどん変わっていくフレディ・マーキュリーについていけなかったことも大きな要因だとも思う。

 NHKのETV特集「宮沢賢治 銀河への旅〜慟哭(どうこく)の愛と祈り〜」は、宮沢賢治が生涯を通じて愛した同級生の男性の話だった。このドキュメンタリーは内容に賛否あるようだが、この説にそって「銀河鉄道の夜」を読み直すと、ストンと腑に落ちるような気がした。

 この他にもゲイや性別に関するドラマが今もたくさん放送されている。流行りのようになっているところが、マスコミらしくて苦笑ものだけど、それだけマスに受け入れられる素地ができたということなのだろう。

 関西では夕方の報道番組で性別を巡る放送が問題となり、朝日新聞と毎日新聞が特集記事を掲載していた。プロデューサーが2回チェックしたが、本人の承諾をとったことで特段の議論もなく放送に至ったようだ。この放送を見て傷つく人がいることに思い至らなかったのだろう。
 
 それを批判するのは簡単なことだが、性別を巡る意識はすごいスピードで変化しているのを感じる。
 「腐女子、うっかりゲイに告る。」に出てくる小野雄介(演:内藤秀一郎)を自分は他人事といえるのだろうか…自問している。


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