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大峰・稲村ヶ岳 霧氷がとても綺麗でした [関西の沢と岩と雪]

 色々とパートナーさんと考えていたのですが、結局のところ一人で山へ行くことになり、さてどこへ行こうかと考え、冬型が決まっているので日本海側は不安定だろうと、南へ、大峰山へ行くことにしました。
 大峰山は中学の林間学校へ行った記憶がありますが、男子は山上ヶ岳、女子は稲村ヶ岳へ分かれて登りました。稲村ヶ岳に夏にわざわざ登る機会がなかったので、これまで登ルコとがないまま、しかし何となく気になる山でした。

母公堂 駐車料金は800円

 車で登山口の母公堂についたのは午前6時過ぎ。車を停めるとさっそく管理人が出て来て「アイゼンもってる?ここ(母公堂)から登る分にはそれほど危なくないけど、レンゲ峠からの道で2〜3日前に滑落死しているから気をつけて。道の細いところが凍っていて100メートル落ちたらしい」と脅されました[たらーっ(汗)]

法力峠

 まだ暗い中ですが、樹林帯の道ははっきりしています。左上の鞍部を目指すようになると、空が開けて明るくなって来ました。そこが法力峠でした。ここは観音峰からの道も合流しています。尾根を乗っ越すようにつけられた道を行くと、だんだんと雪が混じるようになりました。

霜柱

 霜柱が大きく成長していましたし、霧氷もだんだんと立派になってきました。誰かに自慢したい気分です。岩場で凍っていてアイゼンが欲しい鎖場もありました。今日は私が初めての登山者のようです。薄い積雪に足跡を残して行きます。

稲村小屋

 稲村小屋です。管理人さんが言っていたレンゲ峠からの道が合流しています。小屋から大日岳を左から巻きます。ルートは岩場の下につけられているようで、もしかしたらここが難所とされるトラバース地点かと思いました。この日はさほどの困難もなくスタスタ歩いて行くことができました。

大日岳の巻き道

 どちらかと言うとそこからの方が悪場のような気がしました。最初12本爪のアイゼンはたいそうな気がしましたが、稲村の山頂直下は割と役立ちました。

稲村ヶ岳の山頂

 お天気はなかなか回復しません。それでもガスの合間に大日岳が見えました。コルから大日岳も往復します。梯子や鎖場がなかったら、ロープ必須の良いルートになっただろうなと思います。
 今年は大峰でも新しい岩場開拓の話題がありました。視点を変えればルートを創造することができるのかもしれません。

白い世界 霧氷が綺麗だ

 大峰でラッセルするような雪とまみえたら、それはそれで楽しいだろうなと思いました。自分の目で見てその山と対話するようにしてルート、登山の方法を考えていけたら良い気分だろうな、と思います。

■大峰・稲村ヶ岳 2019/12/28
母公堂(6:40/7:30)法力峠(7:30/8:35)稲村小屋(8:40/9:33)稲村ヶ岳(9:35/12:00)母公堂

 今年は小学校や高校、大学の同窓会が相次いで開かれました。それをきっかけに過去に影響を受けた本を読んだりして、自分の思考や行動の原点は何かを探ってみました。
 自分のこれまでを思い起こすと、思わず手で顔を覆うこともしばしばですが、気を取り直して考えると(とりあえず今は)大筋では最善を尽くしてきたと評価できるような気がしました。行ったり来たり、遠回りもしながらですけど…
 この評価はまた揺れることもあるでしょうが、これからも自分と対話しながら悔いのない生活を送れるよう心がけたいと思った次第です。

 夏から健康のために減量しているのですが、効果が出て来ていて、身体が軽くなりつつあります。ボルダリングもまた行ってみようかと思います。夢はヨセミテでマルチピッチのクライミングです。

 それではみなさん、今年も一年ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。良いお年を!

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