SSブログ

京都北山・雪の桟敷ヶ岳 雪片がひらひら「いとをかし」 [関西の沢と岩と雪]

 コロナの感染拡大が続いています。日常生活で気をつけて行動をしているつもりですが、「登山は不要不急だよなあ」「パーティーを組むことはいいのだろうか?」とか考えているうちに面倒臭くなって冬山の計画は見送りになってしまいました。

 ぽっかりスケジュールが空いてしまったので、単独で行けるような山を探します。思い当たったのが前から雪のあるときに行きたいと思っていた京都北山の桟敷ヶ岳。北大路駅8時40分発の「もくもく号」に乗り込みます。

雲ヶ畑岩屋橋 もくもく号

 マイクロバスには私含めて6人の乗客でした。岩屋橋から薬師峠に向かって林道を歩き出します。全く雪がない!「これは失敗したかな〜」と思っていると岩屋志明院。駐車場右手から山道に入ります。

岩屋志明院

 だんだんと樹々に雪がつくようになり、それが雪片となってひらひらと舞い落ちます。なんだか時間が止まったような光景に、これは幻ではないかと思えてきます。

薬師峠の六地蔵

 薬師峠に着くと六地蔵が迎えてくれました。懐かしい。というのもここまでは来たことがあるのですが、その時は雪がまあまあ積もっていたのと初心者同行だったので、薬師峠で引き返したのですね。だから桟敷ヶ岳は私にとって積み残していた課題の一つだったわけです。

 薬師峠から稜線沿いに進みます。岩茸山はトラバースする道もあるようですが、あえて稜線上を進みました。急な斜面を登り切ると岩茸山山頂手前でパッと視界が広がり、積雪量が増しました。吹き溜まりでは膝まで沈むので慌ててスパッツをつけます。

岩茸山

 あまり展望がきかない稜線ですが一箇所右手が開けました。魚谷山などでしょうか。山深さを感じます。静かだな〜。

北山の山々 魚谷山などでしょうか?

 ヴォーンと音が聞こえ、やがて近くなりました。高圧電線が通っているのですが、その作動音?のようです。電線が遥か遠くまで続いています。若狭まで続いているのでしょうか。桟敷ヶ岳はもう直ぐです。

鉄塔下から桟敷ヶ岳

 桟敷ヶ岳の山頂です。帰りのバスのことを考えると12時をタイムリミットとしていたので30分ほど早い到着です。寒いのでテルモスに入れた紅茶を飲みます。砂糖を多めに入れて正解でした。ここから祖父谷峠まで足を伸ばすことも考えたのですが、一度道を見失うとバスに乗り遅れかねません。かといって同じ道を戻るのも面白くないしと思い、東の尾根を降りることにします。

桟敷ヶ岳 山頂

 ピンクや青のテープに導かれて、またヴォーンと鳴っている高圧鉄塔の下に。鉄塔下にはいろんなところにテープがあってちょっと迷いましたが、ピンクのテープが一番それらしい方向を向いているのでそれを選びます。

下の鉄塔から山頂直下の鉄塔を見上げる

 この選択は間違っていないと思うのですが、割と急坂でしたし、谷あいが狭いところではスリップが許されません。おまけに落ち葉がよく積もっていて何度も尻餅をついてしまいました。

林道にやっと出た

 最後は林道に出て、車道を1時間ほど歩いて料理旅館の提灯が並ぶと岩屋橋のバス停に到着です。出発まで2時間もあったので、てくてく歩いて京都市街を目指したら15時半過ぎに御園橋。結局もくもく号に乗った方が早かったな。でもまあよく歩いた1日となりました。学生のころ金比羅で岩登りした時も市街まで歩いたけれど、とんでもなく長かった思い出が甦り、1人で苦笑してしまいました。

■京都北山・桟敷ヶ岳 2020/12/25
雲ヶ畑岩屋橋(9:20/10:00)薬師峠(10:05/10:50)岩茸山(10:55/11:25)桟敷ヶ岳(10:35/13:00)雲ヶ畑岩屋橋
スマホの記録


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント