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岩木山いい山です 雄大な裾野を広げる津軽富士 [東京での登山と日常]

 台風が3連休を台無しにしてしまった、と思ったら9月25日だけは北日本を中心に晴れ間が広がりそうとの予報。前々日にJR東日本のサイトを見ているとお得なツアー券が出ていたので速攻で予約して、まだ雨の降る土曜日の朝に出発。青森、弘前で観光して翌朝弘前バスターミナルからのバスに乗り込みました。

岩木山神社 参道の向こうに岩木山

 岩手山神社でバスを降りて参道を歩きます。お天気はピーカン。参道のその先には岩手山が立っています。なかなかの演出効果で、テンションが上がりました。

綺麗な森が続きます

 桜林公園ではオートキャンプが気持ちよさそうでした。さらに足を進め百沢スキー場のリフトの起点から登り出します。森の中に入ると自然林がとても綺麗な森が続きます。

アキノキリンソウ
アキノキリンソウ

ノコンギク
ノコンギク

 焼止りヒュッテを過ぎると沢沿いの急登となります。露岩が多く手を使って登るところもしばしばです。とは言っても危険ということもなく、皆さん楽しそうに登っていました。錫杖清水では学校登山らしき集団で賑やかです。

焼止ヒュッテから先は沢沿いの急登

 錫杖清水の水場を過ぎてなだらかになった道を進んでいると右手に「あれが頂上かな?」と思わせるピークらしきものが見えて来た。実際は違いました。いつもの希望的観測です[わーい(嬉しい顔)]

種蒔苗代

 種蒔苗代を過ぎてもうひと登りすると鳳凰ヒュッテです。1964年に秋田県立大舘鳳凰高校が冬の登山で遭難したことをきっかけに建設されたそうです。あの遭難は本(下リンク参照)で読んだことがある。岩木山岳会のプレートもありました。雪崩に巻き込まれたそうです。岩木山の冬はまた全然違う厳しさなんでしょうね。

鳳凰ヒュッテ

 鳳凰ヒュッテから人が増えました。八合目からリフトに乗ってやって来た方が大勢います。というわけで頂上は大にぎわいです。山頂からの展望では海岸線も見えましたが、あれはどのあたりになるのだろう?海が見える頂上は大好きです。

頂上は多くの人で賑わっていた

 この時点で11時半。この分だと嶽温泉まで下山して温泉入って14時半のバスに乗れそうだとわかると、ズンズン下り出した。まずは八合目を目指します。写真の駐車場がその場所です。この道は歩きやすそうです。途中からはほぼ平坦となって13時半に嶽温泉につくことができました。

嶽温泉へ。まずは八合目の駐車場を目指す

 弘前から奥羽本線で新青森駅へ向かうのですが、車窓に岩木山が映って目が離せませんでした。それくらい美しく雄大な裾野の広がりでした。前日には弘前城からも正面に望むことができました。この地方の人たちの生活の中心に岩木山があるに違いないですね。朝に夕に岩木山を望んで暮らす弘前の人たちの誇らしさを感じます。岩木山、いい山です。

■岩手山 (2022/9/25)
岩手山神社(8:00/11:20)岩手山(11:30/13:30)嶽温泉


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