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雪が降るまでにアルプスに行きたい [日常]

 土曜日に大阪市内に行く用事があったのですが、とてつもなく暑かったです。
 本日(日曜日)に近所の商店街に買い物に出かけたのですが、とてつもなく暑かったです。やっぱり。

 10月になるともう雪ですものね。それまでに、なんとかアルプスに歩きに行きたいものです。コロナをかいくぐって。
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金剛山・石ブテ東谷〜丸滝谷 快適な沢登りでしたが、道迷い多く反省 [関西の沢と岩と雪]

 せっかく沢登りに慣れてきたので、と金剛山にお気軽沢登りに行きました。石ブテ東谷から丸滝谷を遡行するのですが、持って行ったエアリアの地図が30年前のもので古すぎた。(そら古すぎるわ!)水越トンネルはないし、道もないので、石ブテ東谷にたどり着くのに藪漕ぎをして尾根を越えたりと一苦労でした。本当は石ブテ谷の右岸の道を行けば簡単に谷に降りられるはずです。

石ブテ東谷

 すぐ横を踏み跡程度の登山道があるようで、時々登山者の姿を見るのですが、せっかく沢シューズも履いているので沢の中をずんずん行きます。快適快適♪

石ブテ東谷

 とにかく出て来る滝は全て直登できます。ここぞというところはロープがありました。

出て来る滝は登れる

 最後に上の丸滝が出てきました。ここも左上してから左側の滝身を果敢にチャレンジします。いつの間にこんなに自信がついたのだろう。不思議に「行ける」と判断してしまうのですね。しかしヘルメットを被っていないのに気づいて、急に「どうしよう」となり、右手を見たらロープがあるので、ありがたく使わせてもらいました。滝の右側に長いロープが垂れ下がっているようです。そうでないと一般の登山者は難しいですものね。

丸滝

 ザレた斜面を登ります。F4というポイントまで出てそこから登山道を登ると六道の辻に出ました。もう簡単だと思ったのですが、割と金剛山って道標がないのですね。太尾塞跡で道を見過ごしてしまったり。
 今日はルートをよく間違えたなあ。

六道の辻

 石ブテ東谷も丸滝谷も足慣らしに良い沢でした。新人訓練などにも良さそうです。地図読みにも良いかもです。滝場のロープは基本的に残置ですので個人の責任でお使いください。

■金剛山・石ブテ東谷〜丸滝谷
石ブテ東谷登山道との出合い(9:35/10:55)六堂の辻(10:58/12:10)水越トンネル大阪側
※石ブテ東谷までは道迷いにつき参考タイムとなりませんので記載していません。


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奥高野・三田谷上西谷で沢登り 自然林に癒されました [関西の沢と岩と雪]

 三密を避けるため「今年は沢登り」と早々に決めました。「上越の沢でナメ滝をランランと歩きたい」と思ったものの、日程は1泊2日だし、どう見ても登攀力が低下している。
 奥高野の三田谷上西谷は「関西周辺の谷」(1980年発行)には「初心者同行でないかぎり、ザイル不要。よく滑るのでワラジ必携」とある。「なんとかなるやろっ」と出発です。

三田谷最初は緩やかな流れだが、時々ゴルジュがある

 伯母子岳登山口前の工事車両が置かれているスペースに駐車してしばらくは広い河原を進みます。堰堤を2個越えてから入渓しました。穏やかな流れで平凡とも言えますが、時々ゴルジュが出てきて、さほど飽きません。右に左に渡渉を繰り返します。ちょっとした本流遡行を味わえます。

沢筋に咲いていた花

 上の写真の花は多分イワタバコ。下の写真はカエル君です。とにかくこの谷は自然林がきれいで、野性味があふれています。マムシと思われる蛇が多かったし、鹿は2日間で10頭以上見ました。鹿は一度なんか1メートルの距離で出くわしまして、お互いびっくりしてしまいました(^ ^)

カエル 野性味に溢れる谷だった

 さてガニオ谷、マツオ谷を右に分けていよいよ上西谷に入ります。竿を出すならマツオ谷までが良いでしょうね。私たちは歩みが遅いので先を急ぐことにします。

上西谷に入って早速滝が出てきた

 上西谷は良い形の滝が思ったよりありました。最初は直登は無理で、高巻くことになるのですが、これがなかなか大変です。下の写真は右岸を巻くのですが、斜面全体がザレていて、木の根っこが頼りなのですが、根が腐ったものが多くて結局ロープを出すことになりました。

この滝は右岸を巻くが嫌らしい高巻きだった

 この滝も右岸を高巻いたような気がします。

直登したと思う

 この滝は左岸のザレ場を登って左上する斜面を登り、最後は一歩が難しいので念のためロープを出しました。 

左岸を巻く。落ち口への一歩にロープ出す

 さらに下降が嫌らしいので、安全を喫して、懸垂下降です。

安全のため懸垂下降する

 テン場を探しながら遡行していると、左岸に台地を見つけました。もう喉がカラカラです。ビールを飲んで、定番の梅酒をチビチビと飲みます。
 最近の山のテレビ番組(平出、中島ペアのシスパーレやラカポシなど)のことや、あと何年登れるだろうか?という話などしていたらあっという間に時間が過ぎてしまいました。

焚き火

 翌朝は6時に出発です。連瀑帯はほとんどが直登していけます。三段18メートルは念のため滝の落ち口のところでロープを出しました。

連瀑帯に入る。直登して行ける

 全体的に黒っぽいゴツゴツした岩のナメが続きます。とは言っても流木や岩クズで、ナメを楽しめるような感じではありません。支沢が流れ込んできても基本的には本流を詰めることを心がけていると、頭上に鉄の橋桁が見えました。熊野古道です!

熊野古道の鉄橋が見えたら、遡行は終了だ

 伯母子峠には小屋とトイレがありました。ザックをデポして伯母子岳を往復します。

熊の糞だろうか?オオセンチコガネが群がっていた

 途中で大型哺乳類の糞にオオセンチコガネが群がっていました。熊ではないでしょうか?帰宅してネットで調べていたら、周辺では「熊出没注意」の看板があるそうです。上高地の小梨平でクマがテン場を襲ったという話をネットで見たばかりなので緊張しました。

伯母子岳 山頂

 伯母子岳は展望がよかったです。「どれが護摩壇山だろう?」などと話します。よくこんなマイナーな山を日本二百名山に選んだものだと感心します。
 あとは三田谷の登山口まで降りるだけです。流石に熊野古道の小辺路だけあって広くて歩きやすかったです。かつて馬が往来していたというのも頷けます。上西家跡など歴史を感じさせる道でした。

 本文でも触れましたが、三田谷は自然林が豊かで、動植物の野性味が溢れる沢です。紀伊半島の沢でこんなに河原歩きが続く沢はあまりないでしょう。のんびりと山や沢と対話できそうな、そんな沢だと思います。時間があれば、釣りがしたかったな〜(^ ^)
 ちなみに私たちは念のためロープを頻繁に出しました。あまり先行者の跡も見られなかったので、ルートフィンディングや悪場の通過など、ある程度経験がいると思います。

■奥高野・三田谷上西谷(2020/8/13-14)
三田谷橋(7:00/11:30)マツオ谷(11:30/15:15)TS
TS(6:00/7:45)熊野古道(7:50/8:30)伯母子岳(8:50/11:55)三田谷橋

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夏の山行は… [クライミングを復活させたい]

 今年の夏山は各山域でどんな感じなのでしょう?山小屋は予約制だし、場所によってはキャンプ場も予約制です。どんな時でも宿泊を希望している人には軒下を貸してきた山小屋が、これまで気象遭難を未然に防いで来たのですが、今年ばっかりはそうは言っていられないようです。
 キャンプ場が予約でない場合は「混雑が予想されます」と案内が出ています。

 一方で南アルプスは山小屋は一切営業しないし、遭難対策できないとして、今年の登山を自粛するよう登山者に促しています。静岡や山梨は富士山を擁するだけに、一貫性を出すために南アルプスまで「登山禁止」となったのかしら?
 逆に本来の山の静けさが味わえるかもしれない、なんて想像してしまいます。

 普段から山小屋はあまり使わず、テント泊なのですが、人とあまり会わないとすると、沢登りが一番かなあ、と頭をひねっています。それもあんまり遠出することなく。それもあんまり登攀が難しくなく。考え中です。

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金剛山・高天谷で沢登り 連瀑が小気味良い♪ [関西の沢と岩と雪]

 梅雨が明けましたね♪
 先週の四連休はどこにも行けなかったので、足慣らしにと、金剛山の高天谷へ沢登りに行きました。沢登りは本当に久しぶりなので、ヘルメットにハーネス、ロープとフル装備です。もちろん沢靴も。

金剛山・高天谷

 最初は身体のキレが今一つで、一歩一歩ヨタヨタしがちでしたが、そのうちリズムよく登れるようになりました。
 それにしてもこの谷のフリクションは最高です。ラバーソールの沢靴がよくきまります。
 堰堤を超えたり、10mの滝を右から高巻いて進んで行くとやがて連瀑帯に突入します。

金剛山 高天谷

金剛山 高天谷

金剛山 高天谷

金剛山 高天谷

金剛山 高天谷

 あ〜それからはもう、小滝につぐ小滝。それもほとんどが直登して行くことができます。久しぶりで念のためと練習のために何度かロープを出します。下の写真は最後の連瀑です。一番上の部分でロープを出します。シャワーを浴びながらカチホールドとフリクションで登ります。

金剛山 高天谷

 しばらくすると壊れた堰堤です。堰堤の中身は石が詰まっていて壁をコンクリートで固めた感じのつくりでした。堰堤が崩壊しているのを見たのは初めてかもしれません。1994年出版のガイド本で中庄屋直氏がすでに「壊れた堰堤」と記述しているので、相当古いものなのかもしれません。

金剛山 高天谷 壊れた堰堤

 しばらく行くと大木が大量に溜まっているところがありました。そこが二股でした。大木は右股に溜まっている格好です。左股にはすぐに末広がりの滝があります。四段40mの滝。ここでもロープを出します。気づきませんでしたが、残置のハーケンがあったそうです。

金剛山 高天谷 左俣

 そこを超えると平坦な流れとなり、踏み跡に導かれて郵便道に出ることができました。

 記録を見ると2018年7月の白滝谷以来の沢登りです。道理で最初は足元がふらつくはずです。ロープの結び方や確保点の作り方なども記憶を確かめながらやる羽目に。なんとも情けない。しかし去年夏から取り組んでいる体力作りのおかげか、しんどさはあまり感じませんでした。
 そして少々の高さでもビビることなくロープを伸ばすことができたのが一番の収穫です。コロナ以来取り組んでいる「筋トレで体幹が鍛えられた」と密かに思っています。ちょっと自信になりました。

スマホの記録はこちら

■金剛山・高天谷(2020/8/1)
高天彦神社(7:30/10:15)郵便道と合流(10:15/11:00)高天彦神社


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