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中ア・空木岳 青空のアルプスはやっぱりいい [中ア・空木岳 2020年9月]

 元々は週末に東北の沢に行こうと計画していたのですが雨で中止としました。しかし西から天気は回復してくるようです。「それなら」と日帰りで中央アルプスの空木岳へ単独で行くことにしました。空木岳へ行くのは初めてです。

 前の晩に出発して深夜24時前に駒ヶ根スキー場に設けられた駐車場に車を停めます。すでに8割くらい車で埋まっています。泊りがけの人もいるんでしょうね。

 翌朝は3時過ぎから出発する人もいて私もつられて4時15分に出発です。ヘッドランプをつけて林の中の道を進みますが、途中明らかに道間違いをしてしまい、林道終了点に着いたのは、午前5時15分でした。

池山小屋近くの水場

 空気は乾いていますが、土の湿り気を含んだ空気を吸い込むと集中力が増す感じがして、息があがりません。ルート名にもなっている池山を経て水場に到着しました。水場はこれまで写真でみていたほどの水量がありませんが(あとでベテランの登山者に「今年は水の出が非常に少ない」と聞きました)、プラティパスに2リットル汲みました。

最初はガスっていた

 マセナギを過ぎると難所とされる「大地獄」「小地獄」です。鎖場はほんの少しですが、階段は頻繁に出てきます。落ち着いてやりすごします。

マセナギを越えると注意喚起

大地獄 階段や梯子がたくさんだ

大地獄 鎖場も出てくる

 そしてやっとこさ稜線に出るとガスの合間から駒石が見えました。でっかいです!空木岳もガスが時折晴れて見ることができました。空の青さが濃い。これが見たかったのです。

稜線が見えた

 駒峰ヒュッテ(営業していません)を経て頂上に着いたのは午前10時ちょうど。周囲の景色はガスで遮られていますが、空木岳だけがぽっかり晴れている状態です。この日は御嶽の噴火からちょうど6年にあたり、御嶽を見たくて登ってきたという人がいました。この人は木曽側から登って木曽殿あぶきに登り、空木岳を経て越百岳まで行くそうです。

山頂は賑わっていた

 縦走で来た登山者に聞くと、檜尾小屋はキャパ10人のところに18人が泊まり、小屋周りに約10張りのテントがあった、とのこと。また空木平の避難小屋は8割だったとのことでした。密ですね。

 頂上アタックのご褒美「板チョコ」を一気に食べたりして15分ほど休憩し、長崎から来た母親と東京在住の息子さんの親子と会話して(お母さんは百名山を目指していて、何か目標を作って挑戦し続けたいと話していた)、下山にとりかかります。

山頂から見下ろす。空木平避難小屋が見えた

 定期的に休憩をはさみながら、とにかく早く下ることを心がけます。それなのに早い人は本当に早い。こちらも決して遅くないとは思うのだけど。
 結局駐車場に戻ったのは14時15分でちょうど10時間でした。自分にしては上出来かもしれません。ちょうど着替え終わったときに雨がぽつぽつと振り出すとすぐに土砂降りとなりました。ちょうど車を発進させたところで、ぴったりなタイミングに気分をよくします。

空木平の紅葉

紅葉

 空木岳はこれまで縦走か、積雪期に行くつもりで、長年行きそびれていた山です。しかしそんなことをしているうちに行けなくなってしまう危機感が最近出てきました。縦走はともかく、積雪期に行くチャンスは残念ながら減っている、いや現実にはほとんどないのです。

 行けるときに行っとこう、と最近よく思うのです。そしてピストンで登っても、充実している自分を感じています。これでいいのだ。

■中央アルプス・空木岳 池山ピストン 2020/9/27
駒ヶ根スキー場駐車場(4:15/10:00)空木岳(10:20/14:15)駐車場

スマホの記録はこちら



山と高原地図 木曽駒・空木岳 (山と高原地図 41)

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来週は天気が悪そうですね [日常]

20200922水田.jpg

 近くの水田の稲穂もこうべを垂れてきました。

 来週は週半ばに台風がくるそうです。来週末に久しぶりに遠出して山に行く計画を立てていましたが、ちょっとどうなるか、わかりません。

 いつも思うことですが、この四連休で行っておけばよかったのかな。でもtwitter見ていると、涸沢なんか結構混んでいたとのこと。上高地からのバスが2時間待ちなんて信じられない。立山の雷鳥沢もトイレに長蛇の列だったとか。
 もう我慢できないし「なんとかなるや」という根拠のない自信でしょうね。いいのか悪いのか…

 気持ちの緩み加減と、実社会への大きな影響。バランスを取るのが難しいですね。

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奥穂高から涸沢滑降 元日本代表の荻原次晴さん [山の本、TVなどメディア関係]

 BSにはNHKやBSフジなど多くの山番組があります。大体が日本百名山を登るもので、正直言ってあまり意識したことがなかったのですが、たまたまTVを見ていたら、涸沢から残雪期の穂高を見上げている荻原次晴さんを見つけ「これはもしかしたら?」と思ったのです。

https://www.bs-tbs.co.jp/meihou/archive/20140531.shtml

 荻原さんといえば双子の兄の健司さんとともに、ノルディック複合の日本代表として長野五輪で入賞するなど大活躍した選手ですね。かつて民放の番組に出た時には、兄の健司さんへの競争心、劣等感など複雑なトップアスリートの感情を涙ながらに話していましたっけ。

 さてザイテングラードの左側の斜面を登り切って奥穂高山頂へのアタックを終えると、翌日に涸沢を滑降します。さすがに余裕で滑っていました。気持ちよく、雪を楽しむように。
 モルゲンロートに染まる穂高連峰を見上げている時、選手生活の中ではあまり山をじっくり見上げることはしなかったとのこと。大自然の斜面を滑るのは、あまり経験がなかったのかもしれませんね。

 涸沢のスキーって話には聞いていましたが、映像として見るのは初めてかもしれません。頑張ればいつか私も滑ることができるかもしれないと思いましたが、核心は涸沢までスキー板を持ち上げることでしょうね(^ ^)



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身近な自然 家の近所や山で見かけた植物など  [身近な自然の記録]

 この夏に家の近所や山で写真を撮って、名前がわかった(と思う)ものです。

 まずはおなじみのドクダミ。いろんなところでよく見かけます。大阪の飯盛山で8月初旬。
ドクダミ

 ヒメジオンです。ハルジオンと間違いやすいのですが、花びらが針状のハルジオンに比べやや丸みを帯びているのでヒメジオンと思います。大阪の飯盛山8月初旬。
ヒメジオン

 ホタルブクロです。大阪の飯盛山の山頂直下の北側斜面で8月初旬に撮影。
ホタルブクロ 大阪 飯盛山

 イワタバコ。金剛山の高天谷で。奥高野の三田谷でもイワタバコを見ましたが、色が全然違いますね。白い花茎がちょっと気持ち悪いなと思っていたのですが、割と人気のある花のようです。
イワタバコ

 ボケていてすみません。サワガニですね。
サワガニ

 今年いろんなところで熊の出没と人間との遭遇による悲劇が起きています。長雨により森の中の餌が少なくなっているのと、コロナによる人間の活動の少なさが、熊の活動範囲を拡げている可能性があると聞きます。
 さて熊(と思われる)の糞に群がっているのは糞虫のオオセンチコガネだと思います。一番左の綺麗なヤツはルリセンチコガネかと思います。8月中旬の奥高野の伯母子岳。オオセンチコガネ ルリセンチコガネ

 アサギマダラは長い距離を移動する蝶として知られていて、研究者たちによってマーキング調査を全国規模で行なっているそうです。「あつまれ どうぶつの森」で簡単に採れるからといって価値が低いなんて思わないでくださいね (^ ^)。8月下旬に金剛山。
アサギマダラ

 マツヨイグサ(待宵草)ですね。まだ花びらが全開したところを見たことがないです。8月初旬に生駒山系で。
200804マツヨイグサ.jpg

 道端の雑草が生い茂るところで見かけ「なんだろう?」と気になっていました。テッポウユリは6〜7月ごろに咲くそうです。台湾原産のタカサゴユリとも違いようで、多分園芸品種のシンテッポウユリだと思います。8月下旬に生駒山系で。
200827シンテッポウユリ.jpg

 アマガエルです。雨を待っているのかな?カメラを近づけてもじっとしていてくれました。
200906アマガエル.jpg

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