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比良・釈迦岳〜堂満岳 紅葉がとても綺麗でした [関西の沢と岩と雪]

 昨晩比良に紅葉を見に行こうと思い立った。朝5時に起きて始発のバスに乗った。空はようやく明るくなってきた。眠い。部活の大きなカバンを持った中高生がやはり眠そうな顔をしている。窓の外でキラキラしているのは琵琶湖だ。比良駅で降りるとイン谷口行きのバスが待っていた。「ラッキー」。乗客は15人ほど。バスに乗っている時間は10分程だっけれど助かった。今回のルートは行きそうで行ったことがない「大津ワンゲル道」。最初は「大したことないな」と思っていたけれど、イチョウガレはなかなか急峻だ。上りはともかく「下りは注意が必要だな」と思う。

大津ワンゲル道

大津ワンゲル道

 イチョウガレをすぎると、黄色く染まった葉っぱが視界いっぱいに広がった。

紅葉が素晴らしい

 歩くたびに「こっちの方がきれいかも」と思って、写真を何度も撮ってしまった。釈迦岳は先行者が2人いて、後から2人来た。僕がピーナッツをむさぼり食べていたら、後から来た人が「武奈ヶ岳の西南稜もきれいだったが、ここもなかなかのものだ」と話していた。こう言われると、褒められたような気がして嬉しくなった。

釈迦岳

 釈迦岳からは稜線に沿って北比良峠を目指す。無線中継所のあるカラ岳を過ぎたあたりが特にきれいだった。さっきよりさらに写真を撮り続けた。僕は黄色く色づく方がきれいだなと思う。

カラ岳への道はもっと素晴らしかった

紅葉が素晴らしい

 やがて北比良峠に到着した。すぐ後ろを歩いていた人は八雲が原の方へ歩いて行った。武奈ヶ岳まで行くつもりだろうか?
 昼寝をしている人がいた。僕は山でこのような時間の過ごし方ができない。羨ましい。日常でもそうだが、どうも落ち着くことができない。貧乏性なのだ。

北比良峠から琵琶湖を望む

 そして金糞峠。よくもまあこんな地名がついたもんだ。高校生の時に青ガレから歩荷訓練で登って来たっけ…今年の正月明けに再会した高校の山岳部。スナップ写真で見た時は立て札とか印象がないな。

おなじみの金糞峠

 峠から堂満岳に登る。堂満岳は雪のある時にルンゼから登っただけで、無雪期は初めてだ。登山道わきにはシャクナゲが出て来た。ニセピークに騙されながら、何度目かでようやく堂満岳に到着。眼下に琵琶湖が広がる。知る人ぞ知る「琵琶湖テラス」だな、これも。

堂満岳

 辛い下りを終えると舗装道路に出た。年季の入った小屋が数軒建っていた。朽ちているものもある。「比良駅まで30分、おトク」と記載された標識があったので、イン谷口には戻らずそのまま比良駅への道を歩き出した。

釈迦岳から堂満岳の稜線

■比良・大津ワンゲル道から釈迦岳〜北比良峠、金糞峠〜堂満岳(2020/11/1)
イン谷口(8:30/10:20)釈迦岳(10:30/11:15)北比良峠(11:25/11:40)金糞峠(11:45/12:10)堂満岳(12:30/14:00)JR比良駅


比良山―湖西の山 (ヤマケイ関西ブックス)

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  • 出版社/メーカー: 山と溪谷社
  • 発売日: 2020/11/03
  • メディア: 単行本



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