残雪期の雷鳥はぷっくり、まだら模様〜仙丈ケ岳にて [南ア・仙丈ヶ岳 2016年残雪期]
南ア・仙丈ケ岳 大きな山にたっぷりの残雪! [南ア・仙丈ヶ岳 2016年残雪期]
GWは前半がお天気が良いということなので、これまで行ったことのない「仙丈ケ岳」へ行くことにしました。それも小屋泊まりで!
テント泊だとテン場となる南アルプス長衛小屋から北沢峠へ登り返すのが嫌だとパートナーさんと意見が一致したもので、年々軟弱になっていますね(^ ^)
さてこの時期の南アルプス林道バスは歌宿(うたじゅく)止まりです。歌宿は鋸岳の展望が良いところです。昨夜の雨で稜線は白くなっています。
甲斐駒ヶ岳を左前方に見ながらという贅沢なアプローチです。鋸岳の「鹿窓」の展望地などありますが、基本的にはアスファルトの道を延々と行進します。大平小屋からは山道に入り、上がって林道をすぐで北沢峠こもれび山荘です。
この日は例年の倍以上のお客さんが押し寄せたようでスタッフの方もバタバタ感を隠せません。お客さんが多いのは雪が少ないからかもしれませんね。昼過ぎに着いたので、ビールやお酒を飲んでいい気分です。晩御飯はハンバーグなど。仙丈ケ岳に行ってきた人によると踏み抜きに苦労したとのこと。消灯は20時で、あまりの快適さにぐっすり寝ることができました。1泊8,500円。
翌朝は弁当を食べてから4時半に出発。急登の樹林帯を超えると二合目。道に踏み固められた氷が出だした三合目手前でアイゼンを付けます。上の写真は「五合目大滝ノ頭」を超えた森林限界付近。
小仙丈岳が見えたのですが、遠いです。それでも雪は締まっているので確実に高度を上げていきます。北岳や富士山は展望良く、また北沢峠を挟んだ甲斐駒ヶ岳はほとんど雪が付いていません。それに比べると仙丈ケ岳はまだ雪は豊富な方です。
この雪壁を超えると小仙丈岳です。ここがしんどかった〜。小仙丈岳に登ると、仙丈ケ岳が目に飛び込んできます。
仙丈ケ岳は想像以上に大きくて雄大な山容ですね。このカールの大きさはなかなかないですね。南アルプスだなあと感じます。ここにストックをデポし、ピッケルの出番です。それにしても頂上までまだ大分ありますね(^^;;
大分登ってきました。稜線上に立つと結構なナイフリッジもあって楽しめます。
下の写真は復路に撮影したものです。一人ずつ通らなければなりません。風が強いとちょっと嫌なポイントになりそうです。
やっと頂上に立ちました。この日は中央アルプスや北アルプス、八ヶ岳、乗鞍岳、御嶽山、南アも荒川、塩見がよく見えました。
下山は苦手なのでゆっくり着実に下ります。まだまだ登ってくる人がいます。昼前に出発して戻ってこれるのでしょうか?それと雪が腐ってきて、帰りは所々踏み抜きがありました。昼を過ぎると結構苦労しそうです。
お天気に恵まれたこともありますが、なかなか良い山行となりました。仙丈ケ岳はどこから見ても大きくて「女王」と称されるのもうなずけます。小屋泊まりも快適でした。あまり意地を張らずに小屋を利用するのもいいのかなあなんて考えています。
■南ア・仙丈ケ岳(残雪期)2016/4/29-30
1日目:歌宿(10:50/11:15)北沢峠
2日目:北沢峠(4:35/7:40)小仙丈岳(8:00/9:10)仙丈ケ岳(9:40/12:30)北沢峠(13:20/14:35)歌宿
テント泊だとテン場となる南アルプス長衛小屋から北沢峠へ登り返すのが嫌だとパートナーさんと意見が一致したもので、年々軟弱になっていますね(^ ^)
さてこの時期の南アルプス林道バスは歌宿(うたじゅく)止まりです。歌宿は鋸岳の展望が良いところです。昨夜の雨で稜線は白くなっています。
甲斐駒ヶ岳を左前方に見ながらという贅沢なアプローチです。鋸岳の「鹿窓」の展望地などありますが、基本的にはアスファルトの道を延々と行進します。大平小屋からは山道に入り、上がって林道をすぐで北沢峠こもれび山荘です。
この日は例年の倍以上のお客さんが押し寄せたようでスタッフの方もバタバタ感を隠せません。お客さんが多いのは雪が少ないからかもしれませんね。昼過ぎに着いたので、ビールやお酒を飲んでいい気分です。晩御飯はハンバーグなど。仙丈ケ岳に行ってきた人によると踏み抜きに苦労したとのこと。消灯は20時で、あまりの快適さにぐっすり寝ることができました。1泊8,500円。
翌朝は弁当を食べてから4時半に出発。急登の樹林帯を超えると二合目。道に踏み固められた氷が出だした三合目手前でアイゼンを付けます。上の写真は「五合目大滝ノ頭」を超えた森林限界付近。
小仙丈岳が見えたのですが、遠いです。それでも雪は締まっているので確実に高度を上げていきます。北岳や富士山は展望良く、また北沢峠を挟んだ甲斐駒ヶ岳はほとんど雪が付いていません。それに比べると仙丈ケ岳はまだ雪は豊富な方です。
この雪壁を超えると小仙丈岳です。ここがしんどかった〜。小仙丈岳に登ると、仙丈ケ岳が目に飛び込んできます。
仙丈ケ岳は想像以上に大きくて雄大な山容ですね。このカールの大きさはなかなかないですね。南アルプスだなあと感じます。ここにストックをデポし、ピッケルの出番です。それにしても頂上までまだ大分ありますね(^^;;
大分登ってきました。稜線上に立つと結構なナイフリッジもあって楽しめます。
下の写真は復路に撮影したものです。一人ずつ通らなければなりません。風が強いとちょっと嫌なポイントになりそうです。
やっと頂上に立ちました。この日は中央アルプスや北アルプス、八ヶ岳、乗鞍岳、御嶽山、南アも荒川、塩見がよく見えました。
下山は苦手なのでゆっくり着実に下ります。まだまだ登ってくる人がいます。昼前に出発して戻ってこれるのでしょうか?それと雪が腐ってきて、帰りは所々踏み抜きがありました。昼を過ぎると結構苦労しそうです。
お天気に恵まれたこともありますが、なかなか良い山行となりました。仙丈ケ岳はどこから見ても大きくて「女王」と称されるのもうなずけます。小屋泊まりも快適でした。あまり意地を張らずに小屋を利用するのもいいのかなあなんて考えています。
■南ア・仙丈ケ岳(残雪期)2016/4/29-30
1日目:歌宿(10:50/11:15)北沢峠
2日目:北沢峠(4:35/7:40)小仙丈岳(8:00/9:10)仙丈ケ岳(9:40/12:30)北沢峠(13:20/14:35)歌宿
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- 作者: 西田 省三
- 出版社/メーカー: 山と渓谷社
- 発売日: 2014/11/22
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