「沢でも行けへん?」大学時代の山の仲間に声をかけると、2人が手を上げてくれました。「ハードな山はでけへんで」との意見で一致。目指すは奥利根の楢俣川洗ノ沢という「癒し沢」となりました。

 奥利根といえば群馬県。関西からは全く馴染みのないところです。朝早く現地に入るため、夜行バスで19時半に難波のO-CATを出発。前橋駅には5時半に到着しました。乗降時間はなんと10時間近く。我ながらよく頑張るなあと思います。やっぱり高速バスに乗るなら3列シートを確保したいです(@_@)。

 友人との久しぶりの再会に「変わらんなあ」とお互い声をかけます。十数年会っていないので「仕事は?」「忙しい?」「家族は?」と一通りのご挨拶。最初は、時間を埋めるがごとくの会話ですが、徐々にバカ話に花が咲きました。

 奈良俣ダム方面へ。ゲートのところから歩き出します。ヘアピンカーブをすぎて適当なところから入渓します。しばらく平凡な河原歩きですが釜を持った小滝が出迎えてくれました。



 さあ、ここから小滝とナメが次から次に出てきます。



 もう沢全体がナメ滝で構成されているようです。晴れ間も出てきました。フリクションがよく効いて、アクアステルスのソールが吸い付くようです。出てくる滝は全て直登が可能なのですから、もう笑いが止まりません(^ ^)



 ここまでとは思いませんでした!上越の沢は樹々がとても綺麗ですね。山全体が明るいです!みんなもう思い思いのルートでナメ滝をひたひた歩き、滝はグイグイと登っていきます。



 魚影は見かけるのですが、釣りの方はさっぱりです。テン場に適当なところは見当たりません。探しながら行こうとどんどん登って行くと、6m滝に出合います。



 左の凹角が階段状で登れそうですが、水量が多いような気がして、右から巻きました。その後8m滝を超えるとすぐに左岸にテン場が見つかりました。インターネットで見つけた資料にある1450mのテン場です。



 薪が湿っていてなかなか火がつきませんでしたが、文明の利器も用いながら、焚き火を灯します。仕事のこと、家族のこと、昔話のことなどを酒が尽きるまで(すぐに尽きてしまった)話しました。シュラフに入ってすぐに雨がパラパラしましたが、すぐに止みました。(このまま天気よ持ってくれ)と思っているうちにすぐに眠りにつきました。

◆奥利根・楢俣川洗ノ沢 2017/8/13-14
1,駐車場ゲート(7:30/13:00)1450mテン場
2.TS(6:00/9:00)岩稜帯(9:00/9:35)笠ヶ岳(10:00/16:00)駐車場