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奥利根・楢俣川洗ノ沢#2 「大岩を左へ」で大正解 [奥利根・楢俣川洗ノ沢 2017年8月]

 学生時代の山仲間と奥利根・楢俣川洗ノ沢へ沢登りに来て2日目。朝起きるとガスっています。事前の天気予報では夜中の間に雨が降るかもしれないと予想していたので、まだなんとかもってくれるのではないかと期待しての出発です。

さすがに源流っぽくなってきました

 すぐに源流っぽく、というか薮っぽくなって来ました。倒木が多いです。豪雪の影響なのでしょうか。それと下部ほどフリクションが効かないようになりました。ちょっと滑っています。気をつけてスタンスを選ぶようにしました。少しずつ標高を上げていきます。すると…

大岩を左へ

 ネットの記述にあった1,830mの大岩が出て来て、一同一安心です。これが見つけられないようだと、大藪漕ぎを覚悟しなければならないのですから。
 そこから左手に上がり、根曲がり竹を左上するように藪漕ぎしますと十数メートルで窪状にあたり、そこを上がっていくと草原状のところへ。ハイマツを少し漕いで頭上に見える岩稜を目指します。

藪漕ぎは最小限ですんだ

 9時に岩稜のテラスのような平坦地に着きました。9時です。私たちにしたら上出来でしょう(^ ^)

岩稜帯となった

 そこからは微かな踏み跡を辿りながら稜線をずんずん進みます。

笠ヶ岳が見えた

 笠ヶ岳の頂上です。

笠ヶ岳

 隠し持っていたビールが出て来たりして盛り上がります。ぬるいビールが美味しかったです。食料補給を各自でして片藤沼へおります。この辺り道はぐちゅぐちゅしてくるぶしぐらいまで潜ることも。沢靴だから平気ですけど、一般登山靴なら覚悟が必要です。

途中に池塘などがあった

 途中「尾瀬っぽい」景色も楽しんで、地味にアップダウンのある登山道を黙々と4時間降りると駐車場でした。谷川温泉で汗を流して、私は上毛高原から新幹線に乗り込みます。5時間少しで自宅に着くことができました。

 何十年ぶりの彼らとの山行でした。話をしていると心配事も色々抱えているようです。みんなそれなりに仕事が大変なようでした。
 それにしても自分を形作っているナニモノかを「共有」できる仲間って大事なことだな、と思いました。この歳になるとわかりますよね。

◆奥利根・楢俣川洗ノ沢 2017/8/13-14
1,駐車場ゲート(7:30/13:00)1450mテン場
2.TS(6:00/9:00)岩稜帯(9:00/9:35)笠ヶ岳(10:00/16:00)駐車場




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RW

これで頂上が晴れ渡った絶景だったら最高だったでしょうね。東京では20日間連続で雨を記録、7月は猛暑続きだったのに8月は一挙に秋の長雨が早く来た様な感じ、雷が鳴る豪雨なのでやはり夏ですが、不安定な天気はもう終わってほしいものです。
by RW (2017-08-21 10:34) 

かばたん

晴れたら…ホントです。尾瀬の風景はみれたのかしら、と思ってしまいますね。
それにしても関東は雨が多いですね。関西はそこまでではないのですが不安定な天気であることは間違いないです。
豪雨も多いので山に行くときは天候判断に気をつけたいですね。
by かばたん (2017-08-28 21:52) 

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