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雑多なこと ミツマタとPerfect Daysと二男ちゃん [東京での登山と日常]

 一時はどれだけ早く咲くのだろうと思っていた桜の開花が足踏みをしています。入学式が桜の咲くころになればいいですね。

ミツマタ

 先日はミツマタを見に東丹沢の鐘ヶ嶽に登りました。山頂へ行った後ミツマタの群生地へ行くと、暗い森の中に黄色い花が咲いていてそのコントラストがおとぎ話の世界に迷ったような気がしました。写真撮影用のハート形のオブジェがあったり足元にシートが敷いてあったり受け入れ準備も万端で、地元の期待が伺えます。
 ミツマタはアップで見るとなかなか肉感のある花でちょっとグロテスクな気もするのですが、いつからこんなにもてはやされるようになったのでしょう?SNSの影響でしょうか。

 映画「Perfect Days」を見ました。何らかの理由で世間から距離を置いて生きている男。人と価値観を同じにして人生を歩むことは悩まずには済むけれど、ずっと人との比較がついてまわります。自分が大事にしていることに忠実に生きることは、逆に尺度が常に自分なのでしんどくて辛いことが多い。自分はそれでもそういう生き方をしたいと思う。そしてLou ReedやKinksを聞いてきて良かったと心から思った。

 映画はこの他、トーキング・ヘッズのコンサート・フィルム「ストップ・メイキング・センス」は人生初のオール・スタンディング。配信ではアニメ「アキラ」をまた見て、ディティールまで書き込まれた絵とアウトローの視点から描かれたそのストーリーのセンスに感心し、「髪結いの亭主」が「仕立て屋の恋」と同じ監督と知って納得し、アニメ「BLUE GIANT」では東宝アニメの本気度を感じました。「8月の家族たち」はメリル・ストリープとジュリア・ロバーツのつば迫り合いが強烈でした

 さて3月は二男が結婚しました。雨で奈良の若草山を会場に式をできなかったのが残念でしたが、こじんまりした式で良かったです。いろんな意味で手こずった二男ですが、時々感心するほどの思いやりをみせる青年となりました。きっとその優しさをパートナーが受け入れてくれたのでしょう。式には長男夫婦もきて、仲良さげな二組のカップルを眺めていて微笑ましく思いました。
さてこれで子供たちが巣立ちました。

 次のライフステージは自分かな?
 不安も半分ですが、何が待ち構えているかわからない場面に身をおくことに今からワクワクしています。

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房総・伊予ヶ岳〜富山 青春18きっぷ3回目 [東京での登山と日常]

伊予ガ岳を振り返る

 青春18きっぷ3回目は房総半島南部の「伊予ヶ岳」へ行くことにしました。「房総のマッターホルン」「房総で唯一の岳のつく山」などのうたい文句で知られ関東百名山でもあります。
 先週金曜日に軽いぎっくり腰となったことや、左ひざの違和感もあり、低山で身体の調子を確かめたかったのと、ついでに房総半島を一周しようと企てました。

 朝一番の京葉線から蘇我で君津行きの内房線に乗り換え、木更津でさらに乗り換えて岩井駅に到着。知りませんでしたが南総里見八犬伝のいわれの土地なのですね。子供のころNHKの人形劇が人気でした。あとで調べてみよう、と思っていたら、いい具合に接続している街のコミュニティバスが駅前で待っています。一般客がのべ2人、登山客は5人でした。私を含め3人が「天神郷」で下車しました。あとの2人はどこへ行くのかな?

天神郷から仰ぐ伊予ヶ岳南峰

 バスを降りて見上げると伊予ヶ岳南峰の険しい山頂部がありました。道はよく整備されています。左膝のことがあるのであまりペースを上げずゆっくりゆっくりを心がけます。

今年初めてスミレを見た

 東屋に着いて左を見上げるとロープがある岩場になっていて、看板がいくつも立って注意を促していました。2023年4月に滑落死亡事故が起きたそうです。

注意喚起!

 実際に登ってみますと岩場自体は三点支持を心がければ問題ありませんが、急なザレ場が滑って、気を緩めるとズルっといきそうです。

伊予ヶ岳の岩場

 登り詰めるとあっさり南峰の山頂に着きました。船の先端のように鎖による柵が岩場につけられていて先っぽまで行くことができます。大台ケ原の大蛇のようです。さすがに展望はよくて房総半島の山々を見渡すことができました。この日は空気がもやって見えませんでしたが、丹沢や三浦半島もみえるようです。

伊予ヶ岳 山頂

伊予ヶ岳の南峰 北峰から見る

 さらに北峰も登って岩場回避ルートを下山ルートにします。桜広場、東屋を経て分岐を富山への道を進みました。

ヒメツルニチニチソウ

真門の集落から見る富山

 集落のあるところまで降りるとあとはほとんどアスファルト道です。鳥がさえずり、菜種など様々な花が咲いててとてものどかな里山の風景が続きます。道中に手作りの標識があるのですが、富山に「とみさん」と振り仮名がふってあります。地元の人の「『とみやま』ではない」こだわりなんでしょうね。

菜の花がきれいだ

富山の南峰の展望台

 富山は展望台のある北峰には現天皇陛下が雅子さんと連れ立って登ったそうです。南峰へ行く途中に「愛の鐘」も設置されていて地元の人の喜びぶりが伝わってきました。

富山からの展望

 下山路には福満寺コースを選び降りていきますと、12時ころ福満寺に到着。膝のこともあるし12時23分の電車には間に合わないなと思いながら、ダメもとで駅を目指すと駅舎前でホームに入ってくる電車を見たら我慢ができなくなり走ってしまいました。乗客にも「頑張って」と励ましてもらい(はずかし…)無事乗れました。ふ〜っ。
 さあ、ここから後半戦です。

おらが丼

 内房線と外房線の境でもある安房鴨川(あわかもがわ)で降りて昼食をとることにします。迷ったあげく「藤よし」という海鮮料理のお店へ。当初は地魚の回転寿司を考えていたのですが、最近友人が生魚を食して救急車で運ばれたと聞いたばかりだったのでつい敬遠し、地元名物と触れ込みの「おらが丼」というのを食べました。おいしかったですが、あまり感動はありません。やっぱり生魚だったかな、と少し後悔。

安房鴨川の海岸の人たち

 海辺へ出てみると、この日は強風で白波がたっていましたが波間にサーファーの姿が見えました。砂浜の砂がとても細かくて柔らかい感触でした。そういえば山から海を見下ろしたことはあっても、海岸までおりたのは久しぶりなような気がします。そういえば伊予ヶ岳の伊予は愛媛県の石鎚山の別名「伊予の大岳」からとのこと。黒潮文化の影響なんてちょっとロマンを感じます。

安房鴨川サーファー

 この時点で15時ごろです。御宿(おんじゅく)へ行って童謡「月の砂漠」の砂浜に行こうかとも思っていましたが、「もういいか」と思えたのでそこから帰ることにしました。上総一ノ宮(かずさいちのみや)で乗り換えて蘇我へ戻り京葉線で東京へ戻りました。さすがにうつらうつらしてしまいました。

 膝は両足で登っている限りは問題なく、下山後も痛みはないので、まあ大丈夫でしょう。房総半島一周はさほど苦にはなりませんでした。途中途中で下車して(登山や昼食、乗り継ぎ)がいい間隔であったからかもしれません。
 太平洋を一望し、里山の風景を堪能しました。房総半島は空が広いですね。

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青春18きっぷ5回目 西上州・妙義山(相馬岳)松井田駅からピストン
青春18きっぷ4回目  奥久慈男体山から袋田の滝へ 青春18切符で山旅
青春18きっぷ3回目 伊予ガ岳〜富山
青春18きっぷ2回目 熱海で朝風呂♪ 青春18きっぷ2回目
青春18きっぷ1回目 入笠山でお手軽雪山 青春18きっぷで行く

■伊予ガ岳〜富山〜JR岩井駅
天神郷(8:21/8:50)伊予ガ岳南峰(9:05/11:00)富山北峰(11:15/12:23)JR岩井駅




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熱海で朝風呂♪ 青春18きっぷ2回目 [東京での登山と日常]

 2月の週末に連続してスキーに行ってからどうも膝の調子が悪いようです。そこで山登りは控えることにします。かといって、家でゆっくりするわけにはいきません。青春18きっぷの残回数があるので、「どこかに行かなかればならない」のです…。
 東京から日帰り旅なら熱海が思い浮かびます。普通電車で2時間弱。乗車時間も手ごろだし、行ったことがありません。なんとなく「朝風呂」が入りたくなって探したところ、午前8時から開いている公共浴場があるようです。ということで、出発です。

 熱海に着いたのは7時40分。伊東への電車に乗り換えて来宮(きのみや)で下車します。狭いくねくねした道を海側に下っていくと「ふふ熱海」とか「熱海金城館」とか高そうな宿泊施設を横目に住宅街の中に入っていきますと、ありました!公共浴場「山田湯」です。スマホがなければたどりつかないですね、普通に。

山田湯 アパートのような外観

 アパートのような外観です。男湯の扉をあけてお代金を女将さんに支払います。300円。安い。2~3人入ればいっぱいな湯舟で洗い場は2つ。とてもシンプルです。

山田湯

 富士山と水車のタイル絵を湯舟につかりながらぼーっと見上げていると、土曜日の朝早くに熱海で朝風呂入っていることがなんとも不思議な気分です。男湯は私だけしかいませんでしたが、女湯は地元の若い人、お年寄りの会話が漏れ聞こえてきて和やかです。
 熱海でも公共浴場は徐々に少なくなっているようですが、一日でも長く続けてほしいものです。

 朝風呂あがりでさっぱりしたところで、熱海の観光です。まずは近くの起雲閣(きうんかく)へ。

起雲閣

 土地の有力者が作った建物と庭を旅館に仕立て、今は熱海市が管理する文化財です。和洋の部屋が贅を尽くして作られたホンモノです。本当にこの頃の贅沢は桁違いですね。
 旅館時代は数々の文豪も訪れていました。あまり予備知識なく訪れたのですが、入水自殺する直前に太宰治が投宿していたそうです。
 ほかにも志賀直哉、谷崎潤一郎、山本有三の対談がここで行われたそうで、ビッグ3の豪華すぎる写真もパネル展示されていました。関東は作家さんたちの出没密度が高いですね。

文豪たち

 次に訪れたのはベタベタですが、やっぱり寛一お宮の金色夜叉です。銅像は1985年建立とわりと新しいものですが、私の幼い自分は漫才やコントなどでも、2人のやり取りはわりと頻繁に取り上げられていたような気もするのですが、女性を足蹴にするこの銅像をみるとさすがに時代を感じます。これは今アウトでしょう…

貫一お宮の像

 お昼ご飯は海鮮ものにするかどうか迷いましたが、11時過ぎですでに行列ができる勢いに気おされ、熱海に多いレトロ喫茶で軽食をとることにします。
 最初に「ボンネット」を訪れますがお客さんでいっぱいなようで、次に「田園」へ行きました。扉をあけるとなんというかとても抽象的なオブジェが目に飛び込んできます。

喫茶「田園」

「田園」のミートソーススパゲティ

 ソファに腰を下ろしてミートソーススパゲティとアメリカンを頼みます。オブジェの周りは池になっていて大きな鯉が泳いでいます。内装もとっても趣向がこらされています。
 文庫本を読んだりして落ち着くんですよねぇ。ミートソースも味わい深かったです。

ときわぎのきび餅

 お土産に交差点角で存在感のある「ときわぎ」さんで、きび餅8個入550円を買いました。めちゃ柔らかくて美味でした。

 この時点で12時ごろです。熱海はこれくらいにして小田原に展開することにします。歴史があまりちゃんと頭に入っていないのですが、戦国時代の北条氏というのが私には今一つ理解しきれていないのです。恥ずかしながら「鎌倉時代の北条氏とは違うのかな?」レベルなのです。

小田原城

 天守閣は復興で再建されたもので、中には私のような歴史に疎い人のためと言わんばかりの「小田原北条氏」について解説が丁寧にされていました。難攻不落の小田原城ではありましたが、想定以上の豊臣秀吉の大軍と大量の兵糧、そして兵法に降伏せざるを得なかったのですね。勉強なります。
 感心したのが地元らしき家族連れが、わが町の歴史を親子で学ぶ姿が多くみられたことです。小田原というのはなかなか地元に愛着のある意識の高い人が多いなあと感じた次第です。

丹沢の山々が見えた

 16時4分の湘南新宿ライン、大船乗り換えで品川に17時8分着。小田原でのお土産は揚げたての蒲鉾を「すぎせい」さんで買って帰りました。162円×3枚です。家に帰ってからチンして食べましたが、お酒のあてにぴったしでした。

すずせいの揚げたてのかまぼこ

 電車に乗っている間はそうでもないのですが、やっぱり疲れますね。でも青春18きっぷがあったから、熱海に行く気になったので、その点では感謝です。
 世の中には知っているようで、まだまだ知らない場所があるのだなあと実感した次第です。

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入笠山でお手軽雪山 青春18きっぷで行く [東京での登山と日常]

 行ってみたいけど、高い交通費を払うのがちょっと惜しいと思う場所があります。そんなとき「青春18きっぷ」を使えば、お財布にも優しいのではないかと思いつきました。一日あたりに換算すると2410円で普通や快速を乗り放題です。しかし長時間の乗車で体力的にダメージを受ける恐れがあります。5回使いきれるだろうか?
 まあ考えていてもなんですので、とにかく切符を買ってみることにしました。

 1回目は中央本線に乗って、お手軽雪山として人気の入笠山(にゅうかさやま)へ行くことにしました。まだ暗いうちに出発して6時35分八王子発の松本行きの普通電車に乗り換え。幸い座れたのであとは身を任せます。トンネルを抜けて勝沼ブドウ園になるころには南アルプスの山々が左手車窓に見えました。甲府、韮崎、小淵沢を通り過ぎて9時10分富士見駅で下車。待ち構えたスキー場のシャトルバス(9時15分と10時の2便ある)に乗ってスキー場へ10分ほど。スキーヤーやボーダーがたくさんいましたが、登山者はゴンドラ往復の切符を買います。利用料は2000円でモンベルカードなら200円引きですが、いつも忘れてしまうんですよね。アプリにしたほうがいいかもといつも思うのですが。

 ゴンドラを降りると一気に1970m。さっそく森林の中のトレースをたどりだしましたが、寒さが身に染みる。メリノウールの下着、オクタのフリース、ソフトシェルを着ていたのですが、さらに雨具を着て、手袋の上にはオーバー手袋を着用してひとごこちつけました。こんなに寒いとは意外。それともまた寒さに弱くなったのか…

入笠湿原

 森林からパーッと開けた場所に出ました。入笠湿原です。スズランの自生地がみられるそうですが、当然今は雪の下です。複数の登山グループの楽しそうな声が広い雪原に響きます。林道にあがって少し行くと左手に大きな真っ白な斜面が。ここは花畑と呼ばれているそうです。
 スノーシューやアイゼンを付けている人がほとんどで、私のようにツボ足で登っている人はみかけません。チェーンスパイクをつけてもよかったのですが面倒くさくて…

入笠山の花畑

 岩場コースをしばらく行くと頂上にあっけなく着きました。写真撮影のため手持ちの山名標識もあって、写真を撮るためのサービスがいたせりつくせりです。
 眺望はさすがによくて、まず八ヶ岳がとても近い。八ヶ岳からいつもスキー場が見えていたけど、あれは入笠山だったのだなあと気が付いた。

入笠山頂上はたくさんの人

八ヶ岳連峰

南アルプス 甲斐駒ケ岳、鋸岳、間ノ岳、仙丈ヶ岳

 それと甲斐駒ヶ岳、鋸岳、間ノ岳、仙丈ケ岳の南アルプスと富士山。中央線からの眺めでも思いましたが、山梨側からは甲斐駒の存在感がすごいです。かつて登った黄連谷が山頂までまっすぐに伸びています。美ヶ原と車山。北ア、中アは雲で稜線は見えませんでしたが、十分でしょう。

ヒュッテ入笠(元マナスル山荘)の行列

 パンをぱくぱく食べたら下山にとりかかります。帰りは旧マナスル山荘のヒュッテ入笠に寄ってみます。名物のビーフシチューは最近メニューから姿を消したとのこと。あまりに人気が過熱してお店側も対応しきれなくなったようです。それでもこの日は行列ができていました。様子だけみてそのまま下山。ゴンドラ下に着いた頃にはちょうど12時ごろ。シャトルバスは15時と17時の2便しかないので、駅まで歩くことにします。すると12時59分の甲府行きに間に合ったので飛び乗ります。

ヒュッテ入笠のランチメニュー

 甲府で途中下車して郷土料理の「ちよだ」というお店へ行きました。ここで「おざら」と馬もつ煮とビールを頼みます(計2,420円)。「おざら」はほうとうのつけ麺スタイルという感じでしょうか。もつ煮も食べたかったのでほうとうより軽めのおざらを選んだ次第です。うまかった〜。

甲府「ちよだ」の「おざら」

甲府「ちよだ」の馬もつ煮

 帰りは14時46分の高尾行に乗ってのんびり帰りました。十分元はとった計算ですが、ちょっと腰が痛めです。もう少し短い距離の日帰り山行、旅行を考えてみようっと。

青春18きっぷ

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大阪・玉造のテレマークスキー専門店「SOU」が閉店… [テレマークがうまくなりたい!]

玉造テレマーク SOU.jpg

 大阪・玉造のテレマークスキー専門店「SOU」が2月12日閉店しました。年末に一時期HPが見れなくなっていて、年が明けたら急に半額セールを行なっていたので「もしや」と思い、1月下旬に大阪へ帰省した際に寄りました。

 ソウさんに久しぶりに挨拶して話すと、やっぱり閉店するとのこと。コロナもあったしなあ。あまり多くは語られませんでしたが、無念さが伝わってきました。

 テレマークスキーをSOUさんで買ったのは2018年12月。実は父親が倒れて玉造の病院に入院し、見舞いのため近くを毎週のように通っていました。「そういえばこの辺にテレマークの店があったな」と思い出し訪れたのが最初です。

 テレマークスキー は一度友人にお古の板とブーツをもらって挑戦していたのですが、その頃は子供も小さかったし仕事も忙しかったので練習できず、放ったらかしになっていました。そんな時にSOUさんに出会って、とても熱くテレマークの良さを語ってもらいました。
 父親のこともあって何か因果みたいなことを考えることが多かった頃でした。テレマークについてもソウさんに背中を押してもらい「これも何かの縁かもしれんな」と思い再挑戦した次第です。

 僕は「滑りを追求すると言うより、林道やなだらかなな斜面を登ったり滑ったりしたい」というと、次のようなセットを選んでくれました。費用もできるだけ抑えて12〜13万円くらいではなかったかな。

・板はG3 Stingr XCR
・ビンディングはG3 タルガ
・ブーツはScottoのKENAI

 まだまだ滑りは上手くなくて我流で腰引け滑りですが、楽しさはわかって来たような気がします。何よりスキーに行きたくなって来ました。

 SOUが閉店すると関西ではテレマーク用品の入手はネット購入以外は不可能になってしまった。テレマーク そのものもビンディングがTNTが主流となってきて、75ミリの昔ながらのテレマークスタイル はいつまでできるのかわからない。

 ちょっと先行きは暗いけれどあんまり考えていても仕方ない。頑張って滑り続けたいと思います。ソウさんありがとうございました。
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