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雲仙普賢岳(2019年1月) ブログトップ

長崎の平和公園を訪ねる。米のINF脱退表明の中 [雲仙普賢岳(2019年1月)]

 せっかく長崎を訪れたので、原爆の平和公園を訪ねました。エスカレーターが設置されているのは、被爆者が高齢となった配慮なんでしょうか。
 上まで上がると大きな平和祈念像がありました。その手前には多くの国々が平和への祈りを込めて彫像が配置されていました。「こんなに平和の尊さを祈る気持ちがあるのになあ」と、最近の国際情勢とのギャップを埋められません。

長崎の平和祈念像

 思ったより、お顔がのぺっとしていました。長崎には小さい時に家族旅行で来た覚えがあるのですが、もっと激烈なイメージがあったのです。可愛らしいようにも思えました。

長崎の平和祈念像

 訪れたのはちょうどお昼頃だったのですが、外国人の数グループのみで意外と閑散としています。

浦上天主堂

 平和公園から案内に導かれて階段を降りていき、坂を上がると浦上天主堂です。現在の天主堂は戦後建てられたものです。黒焦げの聖母像の頭部が見つかりました。奇跡という言葉を思わず信じてしまいそうです。

原爆の熱戦で黒く焦げたり損傷した石像

 教会前に置かれていた石像たち。熱線で黒焦げになったり、頭部がなくなったり損傷しています。痛々しいです。

浦上天主堂の旧鐘楼

 旧鐘楼は爆風によって吹き飛ばされて川の土手に半分埋もれたまま保存されています。

長崎原爆資料館

 原爆資料館は以前はもっとおどろおどろしいような印象があったのですが、とても見やすい内容となっていました。語り部の音声が聞けるコーナーでは涙を流していた女性がいました。私も目を閉じて聞いているとその凄まじい当時の光景がイメージされます。なんとも言えない気持ちになりました。

原爆落下中心地

 原爆落下中心地を最後に訪れました。この地の上空500メートルで原爆が炸裂したのです。平和への祈りは通じるでしょうか?アメリカのオバマ大統領は広島の地を訪れ、世界の目が日本の被爆地に注がれたのは2016年5月。ついこのあいだのことです。
 今アメリカはINF(米ソの中距離核戦力全廃条約)からの脱退を通告しました。中国の軍事強化もあります。ロシアが守っていないという主張もされています。
 なんという無力感なのでしょう。
 人間の知恵の力を信じたいです。


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雪化粧の雲仙・普賢岳 ”あの”平成新山が目の当たりに迫ります [雲仙普賢岳(2019年1月)]

 長崎に用事があったので、せっかくだからと雲仙・普賢岳へ行くことにします。ちょうど長崎にも寒波が到来しています。時間的な理由でレンタカーでアプローチしたのですが、ノーマルタイヤではタイヤが雪にとられます。「これはアカン」と慎重を期すことにします。雲仙温泉からすぐの池の原の一番下の駐車場に停めるのが精一杯でした。
 準備を整え出発です。駐車場から30分強登って仁田峠へ着きました。一面に雪が積もっています。

仁田峠は雪で車が入れず

 ロープウェイは止まっています。駐車場からロープウェイ沿いの道を登っていきます。日差しが照り付けだんだん熱くなって衣服を調整します。日焼け止めを忘れたことを後悔しました。しばらくするとロープウェイ頂上駅。頂上駅から稜線に上がると普賢岳が目の前にありました。そしてすぐに神社の鳥居に出会うのですが、道は左手に巻いていて、どうやら妙見岳の頂上は通り過ぎたようでした。

国見岳と普賢岳と平成新山

 国見岳と普賢岳。その後ろに平成新山が堂々としています。遠くにあるように見えるものですから、日帰りで行けるのかなあと不安になります。期待していた霧氷はありません。きっと出発が遅れたことと、この陽気で下に落ちてしまったのでしょう。

国見岳の鎖場

 分岐が出てきて国見岳へと向かいます。途中で鎖場が出てきました。

国見岳の霧氷

 国見岳の頂上にはわずかですが霧氷が残っていました。もう少し早く着いていたらもっと見れたかもしれませんね。

国見岳から鬼人谷分かれに下降

 国見岳から鬼人谷へ急降下です。下のほうに登山者が見えるでしょうか。登り返すのは嫌だなあと思っていました。しかし鬼人谷から左手のほうへ進みます。「西の風穴」「北の風穴」で冷たい微風を感じました。

立岩の峰への登り

 立岩の峰へ急登となります。眼下に島原の街がよく見えました。諫早湾の干拓地も見えました。

平成新山が迫る

 しばらくすると平成新山が間近に迫ります。この山ができる過程で、土石流で多くの人がなくなったのですね。それにしても大きい!噴気も多く出ていて、どうやらその周りは霧氷が着いているようで白くなっています。

普賢岳は人で賑わっていた

 普賢岳の頂上です。多くの人が昼ご飯を食べていました。そこからルートにあざみ谷をとって仁田峠に戻ってきました。あざみ谷はよく考えられたルートでほとんど登りがありません。仁田峠にはもう全く雪がなく、ロープウェイも稼働していました。

雲仙地獄

 車に戻り、まだ時間が早いので雲仙温泉に寄ります。写真は地獄と呼ばれるところです。硫黄の匂いって臭いけれど癖になります('ω')

湯の里温泉共同浴場

 駐車場の女性に聞くと、共同浴場があるとのこと。私が行った湯の里温泉共同浴場は200円でした。お湯も熱いくらいでしたが、とても温まりました。女風呂からは地元のおばちゃんの会話が丸聞こえですが、何をお話しされているのか不明でした。昭和感がすごいです。

 雲仙普賢岳は地元の方に親しまれているなあと感じるほど登山者がたくさんいました。スリップ防止のため靴に荒縄を巻き結んでいる方がたくさんいました。どこで手に入れるのでしょうね。霧氷に間に合わなかったのが少し残念ですが、九州で雪景色を見ることができて良い思い出になりました。

■雲仙普賢岳(2019/1/27)
池之原一番下の駐車場(9:50/10:30)仁田峠(10:35/11:10)妙見岳(11:15/11:25)国見岳(11:45/12:50)普賢岳(13:05/13:50)仁田峠(13:50/14:20)一番下の駐車場

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