ブナの原生林があるという白神山地で沢登りをしてみよう!そして白神岳に登ってしまおう!とはるばる青森まで行きました。

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 ということで、寝台列車「日本海」に乗って東能代まで。ローカル線の五能線は一日5本ほどしかありません。待つ時間がもったいないので、そこから予約しておいたタクシーに乗って約2時間、追良瀬大橋まで到着しました。「みーん、みーん」とセミが鳴いています。



 30分ほど歩いて渡良瀬堰堤に到着。沢の装備を整えて、いざ入渓です。

 

 すね位の渡渉を繰り返します。チャラチャラと音をたてて流れる追良瀬川はやさしい流れ。でも水際を見ると増水時は1メートルくらい水量が上がるようです。今年はいろんなところで「沢登り」の事故がありましたから、緊張していたのですが、これなら大丈夫ですっ!

 一の沢先でゴルジュが現れますが、私たちは泳ぎの嫌いなパーティーですので、しっかりした巻き道を左岸に見つけて簡単に巻いてしまいました(^^ゞ。巻き道には森林監督署?の小さい看板までありました。



 やがて正面に五郎三郎の滝。



 左岸にテン場を見つけました。ブナに囲まれた静かなところです。ゆっくりと時間が流れます。



 白神は生き物の密度が濃いような気がします。イワナの魚影が濃いのに加え、ヘビやトカゲ、カエルなどがたくさんいます。ゴミもありません。「この山を登らせてもらっている」と謙虚な気持ちになります。
 夏の間、登山者を悩ますアブが不思議といなくて「快適だった」と思っていたら、夜中にヤブ蚊がテントのベンチレーターから大量に入ってきて咬まれまくりました(+o+)。

◆白神・追良瀬川~ウズラ石沢 2010/8/28~30
1日目 渡良瀬大橋(8:50/9:20)堰堤(9:30/11:50)一の沢(11:50/14:35)五郎三郎の沢出合TS
追良瀬川その1 ひざ下くらいで余裕でした

2日目 TS(5:50/8:00)ウズラ石沢(8:15/10:05)ネコの額(10:30/14:25)白神岳
白神・追良瀬川その2 ブナの森に囲まれて
白神・追良瀬川その3 ブナの森とヤブ漕ぎと日本海

3日目 白神岳避難小屋(8:00/11:20)白神岳登山口(11:30/12:15)白神岳登山口駅
白神・追良瀬川その4 熊除けの鈴と五能線あっぱれ