歳をとったらとったで、家の用事が以前より増えてきたりして「やっと子供の手が離れたのに…」と思うことがしばしばあります。世間は10連休だとやってますが、いろんな事情で休みがとれない人もいますよね。そんな中パートナーさんと1日だけ休みを合わせることができました。

 この冬にスキーの練習をしていたこともあり、これまで2人とも行った事がない乗鞍岳へスキーをしに行くことにしました。



 三本滝レストハウスの駐車場に3時過ぎに到着。満点の星が明日の好天を約束してくれます。駐車場からはアルピコが春山バスを運行しています。8時から係員の方がきて券売していました。バスに並ぶ人同士でスキー道具の話をしたり、あちらこちらで情報交換がされていました。
 8時45分のバスは15分ほど遅れて出発。位ヶ原山荘までは存外に距離があるので、この春山バスはありがたいです。片道1,250円です。



 位ヶ原山荘からすぐに雪面をシールをつけて登りだします。みなさん口々に「今年は雪が多い」と話しています。1〜2月は全然降らず心配していたけれど、3月以降降ってさらに4月にも降ったからだとのことでした。



 およそ1時間ちょっとで肩の小屋口のトイレが見えるところに出ました。左から剣ヶ峰、蚕玉岳、朝日岳の三山が並んでいます。



 北アルプス南部の山々が広がります。常念、大天井、穂高連峰、黒いのが槍ヶ岳、西鎌尾根、笠、黒部五郎など一望です。
 目を下にやると東京大学の宇宙線観測所が見えます。この観測所でいくつものシーズンを過ごした知人がいて、楽しそうに話していたのを思い出します。



 朝日岳と蚕玉岳の鞍部に着きました。結構きつかったです。寝不足とシャリばてかなぁ。この鞍部から滑走する人もいるようでした。蚕玉岳への登りはちょっとです。



 剣ヶ峰です。大勢の人で賑わっていました。雪も緩んだ状態だったので結局アイゼンをつけず、テレマークの靴で登ってしまいました。なんども登っている人に聞くと「凍っていることもあるなので、やっぱりリュックにアイゼンは入れておく」とのことでした。



 さあ、剣ヶ峰と蚕玉岳の鞍部から滑走します。パートナーさんは安定のパラレルで滑っていきます。さて私はというと、、、急傾斜では一回一回ターンするのが精一杯で、連続ができません。

 しかし緩傾斜になると、大きな弧を描いてテレマークターンが連続でできました!気持ちいい〜!



 そのうち太ももの張りで持ちこたえる事ができなくなりました。めいほうスキー場に行った時も同じようなことになりました。きっと余計な力が入っているので長時間、長距離の滑走をしていると張ってくるのでしょうね。最後はヨレヨレです。

 ゲレンデでも中級者のコースになると余裕がなくなっていました。「練習でできないことは本番でできない」子供に言うことのような当たり前のことですよね、まったく…
 2018-19シーズンのスキーはこれで終わりでしょうが、今から来シーズンが楽しみになってきました。

スマホの記録はこちら

■乗鞍岳 テレマーク 2019/5/4
位ヶ原山荘(9:25/12:30)剣ヶ峰(12:35/15:10)三本滝駐車場