前衛映像作家の松本俊夫さんが4/12に腸閉塞のため亡くなりました。映像の可能性を限りなく追求された方でした。

 何を思ったのか、実験映像集というDVDを買って見たことがあります。正直なところ凡人には苦しい作品もあったのですが、松本俊夫さんは「錯覚」というものを非常に意識していたのではないかなと感じました。「錯覚」が「倒錯」に行き着いたりするわけです。

 人工的に「錯覚」を作ること。それは人間を深く知らないとできないことだと思います。改めてご冥福をお祈りします。