緊急事態宣言が再び発出されて、感染者数は思ったより減りませんね。山登りは不要不急であまり褒められた行動ではないでしょうが、ずっと家に閉じこもりっぱなしも限度があります。要はできるだけ人と接触しないことを心がけるしかないのだと思います。



 書店で「山スキールート212」というルート集を買ったら、無性にシールを着けて山をぽくぽく登りたくなりました。単独だと全然知らない山はもしものことがあると怖いので。過去に歩いて登ったことのある赤坂山に行くことにしました。



 天気は良さそうです。昨日まで3日間雨が降り続きましたから、予想はしていたのですが、尾根の下部は地面が露出しています。スキーを担いでしばらく行くとなだらかな道となりスキーにシールを付けました。



 シールはもちろんハマることがありません。順調に高度を上げていきます。尾根を左から右に回り込んでひと登りすると東屋です。今シーズンは雪が多くて、インターネットで報告される東屋は雪に埋もれている写真をなんどもみたのですが、流石に雪は落ちています。ここでちょっと休憩。



 東屋からしばらく行くと両側が切れ落ちた痩せ尾根です。慎重に行けば大したことありません。



 さらに進むと堰堤がありました。堰堤の右側がルートですが、傾斜もきつくてカニ歩きで突破しました。登りはそれほどではなかったのですが、帰りの滑走時は一瞬ヒヤッとしました。



 ジグザグの道で尾根を絡んで登るとようやく粟柄峠です。大きな鉄塔が立っています。峠を素通りしてそのまま赤坂山を目指します。



 峠から見えていた山に登るとやっと赤坂山が見えました。小さな雪庇が出ています。



 頂上についたのですが風が強い。いつもここは風が強いですね。小さな雪庇のところは亀裂ができていて、ゲゲっと思いました。下の写真は寒風山方面です。スキーの実力がついたら寒風山まで行きたいものです。



 さて滑走です。粟柄峠まではなんとかターンを決めることができて快適でした。さてそこからは…薮スキーです。関西でよくある光景ですね(笑)ジグザグの登路を滑るところはあんまり制動をかけることができません。時々薮に突っ込んだり、斜面に乗り上げたりして四苦八苦しながら高度を下げて行きます。地面が露出するとあっさり板を担ぎました。



 今回は滑る技術云々より、こけないことを優先しました。でもまあこけても楽しかったですけどね。

■滋賀・赤坂山 山スキー 2021/1/25
マキノスキー場(7:25/8:55)東屋(9:00/10:00)粟柄峠(10:00/10:15)赤坂山(10:25/11:55)マキノスキー場


山スキールート212

  • 出版社/メーカー: 山と渓谷社
  • 発売日: 2018/12/05
  • メディア: 単行本