「もう雪のシーズンも終わりかぁ〜」と思っていたところに、友人が裏磐梯方面へ行くとのこと。連絡をとって金曜の仕事終わりで東京を立ち猪苗代で合流。道の駅で車中泊して、翌朝「星のリゾート猫魔スキー場」へ。リフト券売り場で登山届けを出し(スキー場備え付けの登山届けが必要)、リフトを一本乗ってそこからちょっと登って稜線上へ。さらに雄国沼の休憩所を目指して滑走しますが、下部は薮っぽかったです。



 雄国沼は湖畔沿いで氷結が溶けていました。出会ったテレマーカーと話をすると、やはり今年は雪解けが早いそうです。「年々ですけどね」と話をしていました。
 湖畔沿いを歩いていると右手の稜線近くに小屋が見えたので上がってみました。金沢峠の展望台です。なるほど雄国沼と猫魔ヶ岳が正面に。磐梯山もちらりと顔を覗かせています。いい眺めです。



 展望台から斜滑降で高度を徐々に下げて湖畔に降り立ちます。真っ白い雪原をうろこのテレマーク板を滑らせながら進むと、それだけで軽やかな気持ちになります。
 キツツキのドラミングの音が聞こえます。冬と違うのが野鳥の鳴き声がそこかしこでしていることです。



 猫魔ヶ岳には猫石との鞍部を目指して緩い斜面を選んで進みました。この辺りはブナの森が続いて気持ちが良いです。もしバックカントリーで来るなら猫魔ヶ岳までリフトを使って登って、雄国沼に滑走するのが良いのではないかな。



 12時40分に猫魔ヶ岳の頂上に到着。猫ちゃんの人形が置かれていました。うろこ板でここまで登りました。きっと春の雪と相性がいいのでしょうね。

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 一等三角点だけあって展望はとてもよくって、まずは吾妻連峰。左側が西大顚、西吾妻です。グランデコのスキー場も見えます。あそこを登ったのはちょうど1年前のことです。



 もちろん磐梯山は迫力がありすぎ。猪苗代湖も見えました。ここは去年の八月に登りました。なんでそんな暑い時に登ったのだろう?猪苗代駅から磐梯高原バス停まで。よく歩いたもんです。



 雄国沼の向こうには白き飯豊山。なかなか行くチャンスがなくて。今年こそは行ってみたいです。



 頂上からはスキー場側の谷に降りるのですが、急斜面にいっしゅんひるんでしまいましたが、横滑りでアルツ磐梯スキー場のリフトが見える峠まで稜線直下を進んで、そこから谷あいに降りました。気持ちの良い疎林でした。滑るとすぐにゲレンデに合流しました。
 あ〜よかった〜。
「これで今年の山スキーも終わりかな〜」と言うと、友人が「まだ月山も鳥海山もある」と返事。
 はい、そうでした。

■裏磐梯・猫魔ヶ岳 雄国沼ラウンド
猫魔スキー場リフト終点(7:30/9:00)雄国沼休憩舎(9:25/10:15)金沢峠(10:35/12:40)猫魔ヶ岳(13:00/13:30)猫魔スキー場