写真は3年前の5月に撮影


 新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が全国に拡がり、すでに長野県の上高地の山小屋は閉鎖され、アクセスもできなくなっています(沢渡までのようです)。立山黒部アルペンルートも5/10まで営業休止。おそらく日本全国の山がこの状態だと思います。

 山岳4団体(日本山岳・スポーツクライミング協会、日本勤労者山岳連盟、日本山岳会、日本山岳ガイド協会)は「山岳スポーツ愛好者の皆様へのお願い」と題する文章を4/20HPに掲載しました。

都市を離れ、清浄な空気と自然を求めての登山やクライミング行為は、出先の方々への感染を広め、山岳スポーツ愛好者自身が感染するリスクを高めます。


 そして「事態の収束を見るまで山岳スポーツ行為を厳に自粛していただきますよう山岳四団体としてお願いいたします」としています。

 岐阜県の登山自粛の文は「なるほどなあ」と思いました。

もしも感染者が遭難や救助の対象となった場合、普段の救助活動以上の負担がかかることになります。さらに警察・消防等の関係者が濃厚接触による隔離等の対象となった場合、その後の活動に多大な影響が出る可能性があります。


 槍ヶ岳山荘のライブカメラを見ますと雪をラッセルしている姿が撮影されていました。小屋開けに向けて、備えだけは進めているようです。

 人がいないゴールデンウィークの山は、さぞかし山本来の静けさに包まれているのでしょうね。いまは現実を受け入れるしかないですね…