「苗場山」と言われてイメージすることといえば「ユーミン」しかなかった。それが日本百名山なんて考えもしなかったので、関西にいるときは眼中にもなかったのです。
 山頂の小屋に泊まって1泊2日にするか悩みましたが、何かと家でやることもあるし、2週連続1泊2日も体力的にしんどいので、電車&レンタカーて日帰りで行くことにしました。

 9時に秡川登山口駐車場を出発して、和田小屋を経て樹林の中の石のゴロゴロした道を1時間ほど歩くと下の芝、そして中の芝はパッと視界が広がってニッコウキスゲの群落が見られました。早くも「おー」と喜びます。



イワイチョウ


ニッコウキスゲ


 それくらいは序の口で、神楽ヶ峰から高度を下げてその名もずばり「お花畑」に差し掛かると、もう白や黄や青の花々が今が盛りとワンワンと音を立てて咲き乱れていました!

ウツボグサ


シャジン


タカネナデシコ




ヤマブキショウマ


シモツケソウ


ハクサンオミナエシ




キオン


オニアザミ


 最後の急登を登りきるといよいよ頂上湿原です。700ヘクタールもの大湿原が広がっていて、6000カ所の池塘が点在しているということです。無数の池塘は田んぼのように見えることから、「天の苗代」とも呼ばれているそうです。こう言われると嫌が応にも期待が高まるのですが、ちょっとガスっていたので、ややトーンダウンです。池塘に写った青空が見たかったなあ。







 夜明けごろから登った方の記録を見ていると、頂上でも快晴だったようですから、やっぱり車のアプローチは強いなあと思った次第です。
 頂上で少しの休憩をして、この時期、雷雨もありうるのでさっさと元来た道を引き返しました。駐車場には15時半ごろに到着しました。

 ところで越後湯沢駅は若者で溢れていて、最初「どういうこと?」と思ったのですが、「フジロックフェスティバル」だったのですね。これも「一度は行って見たい」と思っているうちに体力的にはもう無理かもと思ってしまいます。ご贔屓なバンドがきたら別ですけど。何れにしても割とアクセスが良いイベントなんだなあと思いました。

 越後湯沢駅では「タレカツ丼」を食べ、「コシヒカリビール」を飲み、満足でした。タレカツ丼は甘いたれが美味しかったな。