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ベースキャンプは剱沢?大学山岳部のブログから2012年度春~秋 [大学山岳部のブログから]

 大学山岳部のブログを見ていて、個人的にうらやましいと思う記録を集めてみました。

◆遊び心もある慶応大学山岳部
 御岳でボルダリングに興じる実力もさることながら、アルパインでは「屏風岩東壁雲稜ルート」、蝶~槍~穂高の縦走では、途中で小槍を登攀したりしています。どんなルートを登ったのかもう少し詳しく知りたかったのですが…沢登りで「釜ノ沢東俣」に行っているのですが、写真がきれいでした。

◆インド・ザンスカール遠征
 日本山岳会学生部が編成した「インド・ザンスカール遠征隊」は、大堀泰祐(中央大)、飯田祐一郎(日本大)、三井健生(立教大)、高山智之(三重大)、久保田新平(法政大)の5人で編成されました。ザ・ノース・フェースの海外エクスペディション支援プログラムにも選ばれたこの遠征隊は未踏峰L10という6165m峰を初登頂しました!第2目標のL11は技術的に難しく5700mあたりで断念したそうです。山の選定から隊員の選定、練習などどのようにしたのか非常に興味があります。
 東京では11月27日18:30~ノースフェースのプレスルームで報告会が開かれるとのこと。いいよなあ、東京は。関西でもやってほしいなあ。

◆やっぱり一つ飛びぬけている明治大
 6月に冬山偵察山行として毛勝へ。8月上旬に北岳~光岳まで縦走。9月上旬に登攀合宿として剱沢定着。11月に春山偵察山行として爺ヶ岳東尾根。中でも10月の「小窓尾根強化山行」がへ~と感心しました。それにしても年間を通しての計画が練られているのは、明治大学くらいではないでしょうか?1年生も5人いるそうです。植村直己さんなど知名度の高いOBもいるので、ブランド力が効いているのかもしれません。
 冬の毛勝の山行も今から楽しみです。渋い選択ですね。

◆夏の剱のベースキャンプは「剱沢」になっているのか?
 大学山岳部のブログを読んでいてつくずく思うのが、剱のベースキャンプが真砂沢ではなく、剱沢になっていることです。剱沢にベースを張っている関係で、早稲田大学や明治大学は「別山の岩場」でクライミングの練習をしています。文部科学省の登山研修が影響しているのかもしれません。
 逆に感じたのが、距離的に遠くなる「チンネ」や「東大谷」の方面の記録が皆無でした。「剣尾根」なんかお勧めなんですが…

 真砂沢は剱沢と違って「簡単に帰れない」という重圧に耐えなければなりません。本当に山の懐深く入ってしまうのです。真砂沢キャンプ場から見上げたマイナーピークの二ノ沢やボルダリングで楽しんだ大岩、そして毎夜繰り広げられた大岩の上の「打ち上げ」。大学山岳部がいないと真砂沢も雰囲気が変わったでしょうね。
 そういえば日本テレビ「世界の果てまで行ってQ!」のイモトさん一行が今年の夏、真砂沢で定着していたとのこと。時代が変わったものです。

◆関連エントリ
大学山岳部のブログから2011年度冬~春
大学山岳部のブログから 2011春~秋
大学山岳部のブログから(2010年度雪山シーズン)
2010夏の大学山岳部のブログから
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