槍ヶ岳・北鎌尾根4 小槍のクライミングガイドがあった…飛騨沢の高山植物 [槍ヶ岳・北鎌尾根 2013夏]
快晴の槍ヶ岳頂上でいきなり目に飛び込んできたのは、やはり「穂高連峰」です。(上の写真をクリックすると大きくなります)前穂北尾根のギザギザがうれしい(^-^)あれを登ったのは2009年だったから、もう4年前になるんですねぇ。
次に印象的なのが、奥黒部の山々です(クリックすると大きくなります)。手前の硫黄尾根はギザギザで、冬は一級の尾根になるんだろうなと思いながら、あまりに長大なので興味の対象外です。
実はきのうも小槍を登っている人が見えたのですが、私たちが槍の頂上にいた時も登っていました。「そんなメジャーなルートになっているのか!」と驚いたのですが、槍の肩まで下りてみると、クライミングガイドのシステムがあるのですね。
もちろん夏の期間限定で、1万2000円。時間は1時間半ほどだそうです。さらに小槍からいわゆる槍ヶ岳西稜をたどり頂上まで行くロング・ルートのガイドもあるようです(金額と時間は倍だったと思う)。重いギアを担いで来る代わりだと考えれば、この金額は高いのか?安いのか?
帰りの風呂とバスのことを考えて、9時に槍の肩を出発します。乗越から飛騨沢のジグザグ道を下ります。振り返ると高山植物の向こうに槍ヶ岳が見えました。
飛騨沢でやっと高山植物を見る余裕が出てきました。以下の花の名前は図鑑を見て記載したものなので、確定的なものではありません。だれか教えていただけると助かります。
ミヤマキンバイだと思う。
ウサギギクだと思います。
ハクサンフウロかな?
トリカブトの一種と思われます。
せり科の植物なんだと思います。ハクサンボウフウではないでしょうか?
タデ科と思われる植物です。
なぜか下山になるとパワーが出てきたのか、予定より早く槍平小屋に着きました。ここは2008年に雪崩に襲われたと聞きましたが、確かに覚えのある小屋と違いました。
そこからも頑張って新穂高に到着しました。観光案内でもらった割引券を持って、中崎山荘でお風呂に入り、ビールを飲んで、高山行きのバスに乗り込みました。高山でも「からくり」という居酒屋でビールを飲んで水分補給に励みました。
北鎌尾根から西穂高という計画を断念したのは残念ですが、まあ自分達の体力を考えれば当然でしょう。北鎌尾根はザレザレでお世辞にも快適とは言えませんでした。これが槍ヶ岳に突き上げる尾根でなければ、ここまで人気もなかったでしょうね。やっぱり北鎌登るなら雪のある時期がベストでしょう!
最後に下山中、こういうクラシックルートがあるのを思い出しました。雄滝、雌滝を超えて滝谷4尾根なんてできたら素敵でしょうね!
◆槍ヶ岳・北鎌尾根
2013年8月17日~19日
1.上高地(6:10/13:30)水俣乗越(13:35/16:10)北鎌沢出合T.S
アプローチの水俣乗越が核心!?
2.T.S(5:10/8:00)北鎌のコル(8:30/14:30)P14千丈沢側巻き途中T.S
トラバース道はわりと明瞭…小槍の岩壁はスゴイ!
3.T.S(5:00/7:45)槍ヶ岳山頂(8:00/8:15)槍ヶ岳山荘(9:00/14:45)新穂高
穂先クライミングで・・・「チムニー」はどこ?
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