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2万5千分の一地図の販売が激減…スマホとGPSのせいですね [山の本、TVなどメディア関係]

 先日、日本経済新聞を読んでいますと、共同通信が配信した次の記事がありました。国土地理院発行の紙地図の販売が、2016年度は47万2951枚だったこと。これは最高だった81年度の約910万枚の約20分の一に当たるそうです。

(販売に当たる日本地図)センターの田代博常務理事は「データのデジタル化が進み、パソコンやスマホで簡単に地図を検索できるようになったことや、学校で本物の地形図を使う先生が少なくなったことも大きい」と分析する。

16年度の実績をみると、紙地図販売の8割を占める2万5千分の1で最も販売枚数が多かったのは北アルプス「穂高岳」の1921枚で、前年度よりほぼ半減。「武蔵御岳」1733枚、「京都東北部」1667枚など人気観光地が続く。例年「穂高岳」に次いで2位だった「槍ケ岳」は29位と順位を落とした。 5万分の1のトップは大阪府「岸和田」の1847枚(全体でも2位)。岸和田市が中学1年の社会科の副教材として生徒全員分を毎年購入しているのが貢献している。 田代さんは「一覧性に優れ、災害時などバッテリーを気にせず使える紙地図の役割は依然として大きい。販売落ち込みで入手困難になっては残念だ」と話している。〔共同〕


 先日、スマホアプリの効用をブログに記したばかりなので、こういう記事を見ると「申し訳ない」と思ってしまいます。実際買わなくなりました…

 今でも大きな山に行くときは2万5千分の一の地図を持って行くのですが、それも国土地理院のサイトで地理院地図をプリントアウトしがちです。日帰りなどスマホのバッテリーがもちそうな時は、買わないだろうなと思います。

 PCやスマホで一昔前より、地図に触れる機会は格段に増えたのは間違いないのですけども…これはやはりGPSで自分の位置がわかるようになり、「地図を読む」必要がなくなってきたからではないでしょうか。

 2万5千分の一でわずかな凹凸を地図上で読み取ることができると、山が面白くなり、自信もついたものです。

 学校で地形図は一枚手渡されて、折りたたみ方も含めて教えられた記憶があります。そんな先生もいなくなってきたのでしょうね。そういえば地理の先生は、山岳部の顧問でした(^ ^)。

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creeker

2万5千分の一地図、近頃はスマホでも見れるので便利ですが、山奥でいざというときにスマホがフリーズしてしまうことを考えるとやはりこれからもアナログ的に紙地図を持参すると思います。
by creeker (2017-04-24 23:55) 

RW

桜満開、花鳥風月!新緑のいい時期になってきましたね~!新芽萌え始めた爽やかな日に気持ちのいい空気を思いっきり吸える幸せ!花も咲き緑も目に優しくまさに花鳥風月・初鰹、今が最高の季節ですね!GWの計画はもう決めておりますか?
by RW (2017-04-25 06:12) 

かばたん

creekerさま、紙地図の安心感は何ものにも変えがたいですね。スマホの便利さと両方うまく使いこなしたいです。
by かばたん (2017-05-01 03:08) 

かばたん

RWさま、GWの天気は全般的に良さそうですね。最後の週末に残雪の山にいきたいと計画しております。またご報告しますね。
by かばたん (2017-05-01 03:12) 

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