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大学山岳部のブログから2021無積雪期 [大学山岳部のブログから]

 大学山岳部を勝手に応援している「大学山岳部のブログから」です。コロナ禍での2回目の無積雪期の活動となりました。

■信州大学
 前回の積雪期の時も思ったのですが、コロナ禍であることを忘れるかのような山行報告の山です。個人山行レベルは数知れず、長期の縦走も新穂高から栂池を北上する隊、南下する隊と、人数も相当まとまっているようです。宝剣中央稜の「おけらクラック」の写真はやっぱり格好良かったです。プレ新人合宿の報告で次のような文がありました。

プレ合宿を行った最大の理由は、昨年度コロナウイルスの影響で、例年の新人合宿を今の2年生が経験していないところにあった。


 山岳部にとって1年間の活動の有無は、技術や経験の継承に大きな影響を与えます。考えさせられました。

■同志社大学
 山行の活発さという面で、立派なものだと思います。近郊の比良で縦走や沢登りの練習、金比羅や百丈岩でのクライミングと地道に活動を続けています。

■青山学院大学
 面白かったのが「部室の移転」です。2021年2月にプール下で50年以上あった部室が移転することになりました。当然のごとく歴代のギア(ガラクタ?)が掘り出されます。そこで話題となるのが「伝説の俺のヘルメット」。事故にはあうものの、致命傷は負わないという微妙な伝説があるそうなのです。このヘルメットは捨てるに忍びず、新部室に移設されたそうです笑。
 部室の移転に際して、記録類の保存方法に関して一文がありました。

クラウドはそのタイミングでの共有は便利で劣化も無く好都合なのだが、数年経った後にその当時いなかったメンバー(アカウント)への共有は想定されていないので、そこがネックになり、結果的には新しい世代の誰かが開き目にする機会をつくることができない。


 そうだなあと思います。代ごとにアカウントが変わっていくとか。ブログからFacebook、twitter、それにInstagramへとSNSの主役がどんどん変化していきますしね。

■東京大学
 ジロト沢右俣の布晒の滝の登攀が、プロテクションが取れずに非常に怖そうに思ったのですが、滝の全景の写真がありません。草付きの多いスラブという感じでしょうか。
 8月の劔合宿の下山日に、八ツ峰Ⅴ峰のクラックを登っていました。あれを登りたくなる気持ちはわかります。
 「稜線電話チャレンジ」の話は、私の時代にはありえない話です。面白かった。

 全体的に活動は限定的で、ブログ(ホームページやSNS)での報告が停止している大学も数多くありました。しかし東京都立大学は2021年11月からブログが再開されています。また日本大学は「2021年12月10日より活動を再開することになりました。日帰り山行からとなりますが、新型コロナウィルス感染対策に留意し徐々に活動を再開していく予定です。」との一文をトップページで記しました。

 緊急事態宣言が明けた11月から各大学の活動が活発になってくれたらと願います。活動の空白期間がある部分があると思います。無理のないように。
 日本大学のように日帰りからでいいから雪山の報告を期待したいと思います。


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