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NHK「7サミット 極限への挑戦」を見た [山の本、TVなどメディア関係]

 NHKで1月9日に放送された「登山家・栗城史多(くりきのぶかず)」さんのドキュメンタリーを見ました。小型カメラ片手に世界7大陸の最高峰に挑戦する自分の姿をインターネットで公開していて、そうした栗城さんの映像に励まされている人が多くいるのだそうです。

 私自身の感想はと言うと、世界7大陸の最高峰へのルートがどんなものなのかがわかる点でおもしろかったこと。あまり見たことがなかったオセアニアの最高峰、プンチャック・ジャヤ(カルステンツピラミッド)を知ることができたのもよかったです。

 だけど手厚いサポートに支えられ、進むかどうかをBCにいるシェルパと相談して断念(チョモランマ)するシーンでは「主体性はどこにあるんだろう」と思ったり。
 新ルートからの登頂をあきらめてノーマルルートに転身し、固定ロープを使って登る割にはヘトヘトになる(プンチャック・ジャヤ)シーンでは「あまりにも準備不足ではないのかなあ」と思ったり…
 「大体、自分にカメラを向けて泣くのはどうなんだ」と考えたり。

 正月明けに知り合いが「あれ見た?」と声をかけてきました。彼は山登りはしない普通のサラリーマンです。

知人 「7サミットすごかったよね」
私   「ハイ、まあ。自分を表現する場が山なんでしょうね。純粋な登山とは別のような気がします」
知人 「でも自分でカメラ持って行くってすごいよ。ちょっとでも荷物減らしたいと思うもんでしょ」
私   「そうですね。それはすごいと思いますね」
知人 「あういう姿に共感する人が大勢いるというのもわかるな。だって正月のお笑い番組なんてつまらなかったから。その点、7サミットは本物だから映像に引き込まれたって感じ」
私   「…はァ、そうですね」

 たぶん知人の言う方が大勢なんでしょうね。

 番組はチョモランマの単独無酸素登山を断念するところで終了しました。栗城さんの挑戦はまだまだ続くでしょうが、7大陸最高峰を登ったあとの次の目標はなんなんでしょう、聞いてみたい気がします。
 
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