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雪男はいるのかいないのか?角幡唯介さんの本を読んで [山の本、TVなどメディア関係]


雪男は向こうからやって来た (集英社文庫)

雪男は向こうからやって来た (集英社文庫)

  • 作者: 角幡 唯介
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2013/11/20
  • メディア: 文庫



 おもしろかった。著者は早稲田の探検部出身で元朝日新聞記者です。「空白の5マイル」でノンフィクション作家としてデビューしたのですが、「雪男」は「ヤルツァンポ」の前、つまり朝日を退社した直後の探査行同行記です。

 びっくりしたのが、芳野満彦さんや田部井淳子さんも雪男の目撃者だったことでした。お二人は取材に対し雪男を見た当時の様子を生き生きと話しています。

 お二人は社会的にも確固たる地位を築いています。それなのに眉ツバものと言われかねない雪男の話を熱心に話すのです。

 さらに小野田さん捜索で有名な鈴木紀夫さん。後半の一生涯を雪男に捧げました。

 しかしこれだけ目撃談があるにもかかわらず、決定的な写真がないのは…。いるのかいないのか、どうなんだ!

 著者の思惑どうり、読者は知らぬ間に「共犯者」となってしまいます(^ ^)

 NHK「幻解!超常ファイル ダークサイドミステリー」でビッグフットの回があり、森の中をビッグフットが立ち去る映像について取り上げていました。映像の中のビッグフットは着ぐるみ特有の首の後ろのたるみがないのが謎だとしていました。つまり着ぐるみではないのではないか…

 「雪男」も12月28日に「幻解!超常ファイル ダークサイドミステリー」で放送するようですね。最新の技術などを使ってどのように雪男に迫れるのか楽しみです。ちなみにビッグフットも年末に再放送があるようです。
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