デビッド・ボウイはシリアス・ムーンライト・ツアーでした：雑多なこけ：SSブログ

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デビッド・ボウイはシリアス・ムーンライト・ツアーでした　[日常] [編集]

　デビッド・ボウイが死んでしまった。高校生の時、友達から「いいぞ」と紹介されて、「ジギー・スターダスト」や「アラジン・セイン」を聞いた。かまいたちのような声に衝撃を受けた。

　ちょっとドイツ三部作は近寄りがたかったものの、ライブ「ステージ」を聞いて、やっぱり「ステーション・トゥ・ステーション」とか「TVC15」とかもいいなあと感じたり。「ヒーロー」は泣けた。

　レッツ・ダンスは、ちょっと世の中におもねるような気がしたのですが、ギターがスティーヴ・レイ・ボーンだったのかと後々で聞き直したり。

　ライブは一度だけ。レッツ・ダンスの時の「シリアス・ムーンライト・ツアー」でした。たしか大阪府立体育館。単なる歌と演奏だけでなく、ダンサーとの演劇仕立ての見せ方など、大人の余裕を感じさせられるものでした。「モダン・ラヴ」とかよかったですね。当時は映画の影響で人気が絶頂期だったと思います。「ボウイさ〜ん」と黄色い歓声が上がっていました。

　とにかく目が離せない人でした。類まれなき存在感がありました。変幻自在で、いつも期待を裏切られてきた。今回の死も「実は違って…」となるのではないか、とまだどこかで思っている。

　謹んでご冥福をお祈りします。