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マンションの鳥害対策で有効なのは? [日常]

 ハトの糞や営巣に頭を悩ませていたことがあります。マンションのベランダは汚れるし、鳴き声がうるさいこともあり、ベランダ全般にネットを張る対策をすると寄り付けなくなりましたが、よそのお家へと場所を変えただけのようでした。

 ハトの天敵はカラスです。ゴミ置場がカラスによく荒らされていたのですがきちんとネットを張ると、ハトの寄り付きが少なくなりました。「カラスがゴミ漁りをできなくなり、ハトを襲うようになり、ハトがマンションに寄り付かなくなった」と勝手に想像しています。

 さて「マンション管理センター通信」の2015年11月号に「マンションの鳥害対策を考える」という記事がありました。一般社団法人マンションリフォーム技術協会の方が執筆です。管理組合向けの雑誌なので、個人の対策には馴染まないかもしれませんが、これによると対策で有効なのは…

①バードトラップによる捕獲
 有害鳥獣捕獲許可証の所得の必要あり。根本的な解決策として有効。愛鳥家の反対が予想される。
②防鳥ワイヤ設置
 新築時には有効。現在飛来している個体にはあまり効果がない。
③防鳥ネット設置
 侵入を完璧に防止できるが、未対策場所に被害が移るだけで根本策ではない。
④剣山タイプ設置
 防鳥ワイヤが設置できない場所に。ドバトの場合、営巣場所には効果がない場合もある。
⑤その他
 忌避剤(臭い、ベタ付き)は一般の方の対策向け。一部効果があるものもあるが、外壁を汚す場合がある。デコイ(目玉風船やカラス模型)は効果が一時的。磁石・超音波はほとんど効果なし。超音波は鳥類には聞こえない。威嚇用機器は単に音を大きくしてもダメで、衝撃波と呼ばれる振動を感じられるような音が必要。よってマンションには不適。

 ドバトの繁殖期は1年中で、産卵回数は4〜5回/年です。文書の中で何度も書かれていたのは「ハトは帰巣本能が大変強く、営巣個体は建物に執着する」ことです。

 結論として、効果が上がっているのは「捕獲+防鳥ネット設置」でマンション全体で対策を実施した結果であること。個々の対応には限界があるとのことでした。管理組合で対応するとなると、お金もかかるだろうし、難しい問題ですね。周辺環境にもよるでしょうし。

 へ〜と思ったのが、マンションの屋上緑化場所においてウミネコの繁殖が問題になっているようです。ウミネコはカラスより威嚇が強く糞害とともに問題になっているそうです。

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コメント 2

RW

確かにハトは糞が気になりますね。カラスは昔マンションの近くに沢山いて本当に嫌でしたが毎日窓を開けて睨みつけるとだんだん寄り着かなくなりました。相手も気に食わないやつとして顔を覚えてくれたのかな・・(苦笑)
by RW (2016-04-26 06:23) 

かばたん

きっとすごい睨み方だったんですね(^ ^)
by かばたん (2016-05-01 13:38) 

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