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焼岳(1) 新緑の上高地から焼岳 [北ア・焼岳 2017年5月]

 週末は天気が良いから梅雨に入る前にどこかへ行きたい。単独登山でも問題なく、日帰りくらいの行程で、できれば残雪があるところ…。車は使えず公共交通機関でとの制限付きです。いろいろ考えて焼岳に行くことにしました。

 夜行バス「さわやか信州号」で上高地に着いたのが5時40分頃。身支度を整えてまずはおなじみの河童橋へ午前6時に出発です。

上高地の河童橋の風景

 何度も言って申し訳ないですが(前の記事)、「一枚の絵」にバランスよく全てが整って配置された景色は、他にないのではないでしょうか。35年前に見た初めてみた感動をいま一度味わうことができました。

河童橋から焼岳を望む

 穂高連峰の景色に圧倒されてあまり顧みられませんが、こちらが焼岳です。河童橋を渡り梓川右岸に付けられた道を歩き出します。きれいなホテルがたくさんあります。ウエストンの碑はなぜあんな場所にあるのだろう、などと考えながら焼岳登山口に到着です。

焼岳登山口近くで群生していた白い花

 登山口からは樹林の中の緩やかな登りが続きます。

残雪が出てきた

 残雪が出てきました。アイゼンをつけるほどではありません。インバウンド効果なんでしょうが、外国人の登山者に何度か会いました。登山ツアーなどではなく、個人で静かに日本の山を味わおうという方々のようです。

フキノトウが出ていた

 高山植物は思ったより咲いていませんでした。ちょっとまだ早かったようですね。上高地からのルートは5月13日に冬季通行止が解除されたとのこと。梯子など、きちんと整備されていて安心です。

ルートはよく整備されています

 森林限界に出ると焼岳が間近に迫ります。写真の右端に見える残雪の上にある人工物があとで出てくる「長い梯子」です。

快晴の焼岳 右端に梯子が見えます

落ち着いて登れば大丈夫です

 「長い梯子」は落ち着いて登れば、全く問題ありません。そこを越えると広々とした斜面に出て、右上の鞍部に向かってジグザグに登ります。鞍部から(標識によると(^ ^))「121歩」で焼岳小屋に着きました。午前8時45分です。

焼岳の小屋はまだ残雪に囲まれていました

 稜線に出ると少し風が吹きます。みなさんそれぞれのアウターを着込んでいます。やがて焼岳頂上直下の急登が始まりました。ところどころで火山ガスが出ています。この硫黄の匂い、割と好きです(^ ^)

急に登山客が増えました

 残雪をやり過ごして鞍部にでると、新中の湯コースを登ってきた人で、一気に賑やかになりました。こんなに人気なコースとは知りませんでした。

穂高連峰と梓川

 ひと登りで山頂です。午前10時10分。なんとかコースタイム通りでしょうか。穂高連峰と梓川を望みます。雲が湧き始めましたが、とても雄大な風景が目の前に広がっています。穂高の雄大さは見当がつきますが、梓川の広がりは想像以上でした。思い切って、来てよかったよな〜。


■北アルプス・上高地から焼岳、中の湯に下山 2017/5/28
上高地(6:00/10:10)焼岳(10:45/13:20)中の湯バス停

スマホ(YAMAP)の行動記録





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