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秩父・両神山 オオカミ信仰が宿る百名山 [東京での登山と日常]

 東京にいるのに全然オリンピックの盛り上がりを感じません。ここまでくるとこれはこれで「歴史的な大会」だという気がしてきます。
 さて緊急事態宣言で外出の自粛が要請されています。密にならないよう気をつけなければ。

 単独での行動なので、一般ルートからの登山で、日帰りできるところと考えて、秩父の両神山を選びました。日本百名山にも選ばれているので、メジャーな山なんでしょうけど、関西出身の私は存在すら知らず、最初読み方すらわかりませんでした。「りょうかみさん」と読みます。

西武 特急 秩父

西武 特急 秩父

 池袋から西武鉄道の特急車両「ラビュー」に乗ります。大きな窓にあたたかな黄色いシートがとても印象的です。個性豊かな電車に乗ると、なんだかウキウキしてきます。
 西武秩父駅で降りて秩父鉄道の御花畑駅(なんという名前なんでしょう!)まで歩き、今度は二両編成のローカル線で三峰口駅まで。そこで今度は小鹿野(おがの)町営バスに乗り換えます。

小鹿野町営バス

 終点の日向大谷(ひなたおおや)に着いたのは9時48分。両神山荘横を通って山道に入ります。最初は山腹をまわるように付けられた道で余裕です。が、会所を過ぎた頃から薄川を右に左に行く登山道となります。ちなみに七滝沢コースは台風の影響で通行止めが続いているようです。

会所

薄川に沿って登山道を歩く

 登りがどんどんきつくなってきます。しばらく行くと弘法の井戸。ほっと一息、冷たくておいしい水でした。

弘法の井戸

 水場からぐんぐん登ると、やがて大きな小屋が建っていました。中をのぞいたら立派で綺麗にされています。
 お腹が減ってシャリバテの前兆を感じたので、ここで最近のお気に入り「山専ボトル」からお湯を出してカップラーメンタイムとします。バーナー出したりお湯をわかす手間がいらないので、とっても楽です。

清滝小屋

清滝小屋の中

 さて小屋の裏の断崖を見た後は、なだらかな斜面につけられた道をジグザグに登っていきます。

清滝小屋からジグザグに鈴ヶ坂を目指す

 産泰尾根に上がり、しばらく行くと鈴ヶ坂の標識があって、鎖場や金属製の階段が出てきたりしました。慎重に登れば大丈夫です。

鎖場が出てくる

 難しいところを過ぎればひょっこり両神神社に到着します。ここの狛犬は山犬です。秩父にはオオカミ信仰が根付いているのだとか。これもその流れを汲むものでしょう。山深さを感じる山と人と動物の関わりです。

両神神社

山犬はニホンオオカミと言われている

 神社からぐんぐん登り最後の岩場を登りきると、両神山の山頂でした。山頂ではお経を唱えている方がいらっしゃいました。
 あいにくのガスで何にも見えません。

頂上は近い

両神山の山頂

 帰りは急ぎましたが、15時10分のバスには当然間に合わず、次のバスまで1時間半ばかり待つ羽目になりましたが、同じくバスを待つ若い人たちと楽しく会話することができました。
 夏の日暮れの良い思い出になりました。

■秩父・両神山 2021/7/24
日向大谷(10:00/11:45)清滝小屋(12:05/12:50)両神神社(12:50/13:10)両神山(12:30/15:50)日向大谷
帰りの町営バスは15:10と17:20。薬師の湯で西武秩父駅行きに乗り換えできた。


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ぽこねん

次回 秩父へ行かれた際は下山後^^
『泰山堂カフェ』で珈琲とヌガーグラッセを是非
by ぽこねん (2021-07-25 21:52) 

かばたん

この辺りもまさかのテリトリーなのですね。次の機会はぜひ寄ってみます。
by かばたん (2021-07-26 21:55) 

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