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東北1泊2日・平泉と松島を巡る [東京での登山と日常]

 最強寒波が迫っています。大きな被害になりませんように。
 さてJR東日本の「大人の休日倶楽部」というのに昨秋入会しました。JRを乗る機会が多い人には色々とお得なことがありまして、中でも期間限定の「大人の休日倶楽部パス(東日本)」はJR東日本管内を4日間で15,270円、特急券も6回指定が可能というものです。
 そのパスを使って普段は行かないところにも行ってみようと思いました。初めて行ったのが「福島・原発被災地を巡る旅」で、今回は本当にノーマルに東北の2大観光地「平泉」と「松島」を巡ってみました。

真冬の平泉駅前

 朝一の新幹線に乗って一ノ関まで行き東北本線に乗り換えて平泉に午前9時過ぎに到着しました。駅においてあった散策マップを頼りにまずは毛越寺(もうつうじ)を訪れます。平泉は松尾芭蕉が訪れた最北の場所ですからあちらこちらで歌碑が見られたのですが、ここではかの有名な「夏草や兵どもが夢の跡」がありました。

毛越寺 大泉が池

 さて何と言っても境内に広がる「浄土庭園」の立派さには驚きました。有名な奥州藤原氏が三代にわたって築き上げた伽藍が立ち並んでいたそうです。そう思いを馳せると「夏草や〜」はなるほど芭蕉の感性は的確で素晴らしいとあらためて思いました。

中尊寺の月見坂

 途中で「平泉文化遺産センター」に寄って、平泉の歴史を俯瞰的に捉えることができました。
 そしていよいよ中尊寺です。月見坂は急登ですが、普段から山登りをしているので、へっちゃらです。ずんずん人を追い越して行きました。拝観料を払って金色堂が入っている覆堂の中へ。

中尊寺金色堂は覆堂の中

 いや〜すごかった。写真撮影は禁止されているのでお見せできませんが、東北の平泉にこんなに豪奢な様式があり、また金色堂だけが当時の建物で唯一保存されようとは。伊達藩の庇護もあったそうです。宝物殿にも国宝(レプリカ含め)がたくさんあって、金という鉱物があってこそとは言え、当時の日本において平泉は特殊な立ち位置にあったことがわかります。

わんこそば 泉橋庵

 中尊寺の駐車場の方まで降りてきますと、ちょうど午前11時ごろでしたので、名物のわんこそばをいただきました。24皿で1700円でした。出汁ととろろの2種類にいろいろな薬味を入れていただきました。帰りはそのまま駅まで県道300号線を歩きましたが、今となっては高館義経堂や無量光院跡を見なかったのが心残りです。

 この日は仙台まで新幹線で戻り「やっぱり伊達政宗の騎馬像を見なくては」と思い、仙台城まで登りました。

仙台城北壁

 地下鉄「国際センター」からの最短コースが工事中とあって迂回路を通ってようやくたどり着いたら、なんと政宗公はいませんでした。

伊達政宗公騎馬像は修理中だった

 えー!説明によると令和4年3月16日福島県沖の地震で傾き現在修復中とのことでした。なんと…。
 でも仙台市内が一望できたのでよしとしましょう。

 この日は仙台駅近くの旅館「つかさ」に泊まります。旅行支援で20%引き、さらに地域限定クーポン1000円をいただきました。クーポンはスマホで申し込むのですが、準備していなかったのでチェックイン時に時間がかかりました。
 「つかさ」は外観は小さな古い旅館で共同トイレに共同洗面ですが、トイレは綺麗にしてあって、何と言ってもスタッフの心遣いがとても温かくとても満足できました。また来たいです。

瑞巌寺本堂

 翌日は8時前のJR仙石線(せんせきせん)に乗って松島海岸へ。まずは瑞巌寺(ずいがんじ)へ行きます。伊達政宗の菩提寺として整備されたお寺で、予備知識なく入ったのですが、豪華絢爛な襖絵や手の込んだ庫裏(くり)など国宝が多くありました。伊達家の美意識が随所に見られ圧倒されました。

瑞巌寺 庫裏

 その後、乗船場近くの「五大堂」を見た後、定番の松島の島巡りです。私は松島に帰ってくるのではなく塩竈(しおがま)行きの遊覧船に乗りました。

松島の鐘島

松島の仁王島

 船内のアナウンスを聞いていますと東日本大震災で島々が防波堤の役割となって松島沿岸は比較的被害が少なかったそうですが、その代わり松島の島々はその姿がだいぶ変わってしまったようです。それでも奇岩がたくさんあって楽しめました。

塩竈の「すし哲本店」のすし哲物語

 塩竈は「鮨」で有名なようですので、「すし哲」さんというお店へ開店前の11時前に行くと、すでに大勢の人がいて一瞬ひるみましたが、3階建てだけあってキャパが大きく、無事着席できて美味しいお寿司「すし哲物語」をいただきました。とっても新鮮でした。ビールを飲んでいい気分になって、仙台から新幹線に乗って帰路につきました。
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