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大菩薩嶺から滝子山へ 日暮れギリギリで反省多し [東京での登山と日常]

 大菩薩嶺は東京へ来て初めの頃に登りに来ました。その時はコロナ真っ盛りでビクビクしながらバスに乗ったものですが、今日は三連休初日とあって補助椅子を出して満員。「臨時バスは4台目必要かも」くらいの盛況でした。2年前は体重も今よりずっと重かったし運動不足でしたので大菩薩峠経由を選ぶ慎重ぶりでした。今日は唐松尾根で急登も難なくクリア。成長したもんです[手(チョキ)]

雷岩からの富士山、左はこれから行く縦走路

 大菩薩嶺の山頂を踏んで先を急ぎます。今日はここから滝子山まで「小金沢連嶺」を走破しようと企てました。最近ではトレランの大会が開かれるなどしていて「甲州アルプス」とも呼ばれているそうです。上の写真は雷岩で撮影したものですが。今回の山行ではずっと「富士山を見ながら縦走することができる」のです。

大菩薩峠までの稜線 

大菩薩峠

 介山荘のある大菩薩峠でトイレと朝食としてファミマで買ったオールドファッションドーナッツを食べて出発。今から考えると、この辺では先のことをあんまり考えずのんびりムードでした。反省だ。

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牛奥の雁ガ腹摺山北側の気持ち良い草地

 森と草原が交互に現れご機嫌な気分です。石丸峠、小金沢山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山(うしおくのがんがはらすりやま)と順調に歩を進めますが、地図で見るとまだまだかかりそうということに、ようやく気がつきます。黒岳に着いたのが13時。ここで完全にスイッチを入れ替えます。途中下山の可能性も考えますが、滝子山に16時をタイムリミットと考えひたすら歩きます。

 白谷ノ丸(下の写真)はとってもいい展望です。雲取山や奥多摩の山々が見えます。あの辺りはだいぶ登ったのですが、山座同定はなかなかできません。

白谷ノ丸

大蔵高丸

 湯ノ沢峠、大蔵高丸を経てハマイバ(破魔射場)丸まで来ました。14時半です。しかし滝子山は遠い。下の写真で多分左手奥が滝子山。本当に大丈夫かな?

滝子山はまだまだ遠い

 米背負峠に15時55分。「後1時間あれば」と突っ込むことにします。およそ15分ほどで大谷ヶ丸を登って笹子駅への分岐点を見送って鎮西ヶ池を経て左手の尾根に上がってから右に尾根筋を登り切ると、そこが滝子山の山頂でした。15時55分。すでに日がかなり傾いています。

滝子山に到着

 さあこれから下山です。山頂の向こうに道が続いています。「この先、寂しょう尾根、南稜で危険」と白い案内がありますが、先ほどの分岐まで戻る気持ちの余裕がなく「なんとかなるだろう」と突っ込みますが、尾根の上部は岩場が続きルートもわかりづらく「失敗したな」と思いました。ここで少しでもルートを見失うとあっという間に日没だ。さらに足が攣って動けなくなったときは「やばいな」と思いました。
 さすがの寂しょう尾根も下部はおとなしい尾根になって一安心。林道に出た時は「はーっ」と安堵しました。ほぼ日没時間でした。

笹子駅に18時前に到着

 JR笹子駅に向かう途中で笹一酒造のとても綺麗なショップがあって、試飲させてもらった上で一番スタンダードな「純米(1,330円)」を買いました。飲むのが楽しみです。

 今回はなかなか反省が多い山行でした。ちょっと下調べが甘かったです。全体的にテープや道標が思ったより少なくルートを外れることもままありました。ヘッドランプでは見失うかもしれません。
 特に滝子山からの寂しょう尾根を下山路として選ぶのは間違いでした。帰宅後、他の方の報告を見ていると、一般路はすごくなだらかなのでヘッドランプでの行動でも恐れることはなかったと思います。
 それにしても良い稜線でした。富士山はずっと見てられるし、湯ノ沢峠や米背負峠からは下山先にやまと天目山温泉もありますし、もっと登られて良いコースだと思います。でも、その時は行程を短くした方が良いですね、きっと。

■大菩薩嶺から滝子山 小金沢連嶺(甲州アルプス) 2023/10/7
上日川峠(8:35/9:45)大菩薩嶺(9:45/10:20)大菩薩峠(10:30/13:45)湯ノ沢峠(13:45/15:55)滝子山(15:55/17:50)JR笹子駅
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