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奥秩父縦走(東側)笠取山〜雲取山  [東京での登山と日常]

 大菩薩嶺から滝子山への縦走で「奥秩父はいいな」との思いが強くなりました。樹々と草原が織りなす風景がとても心地よく心が癒されます。「もっともっと歩き続けたい」と思わせるのです。
 そこで奥秩父主稜線の縦走(と言っても東側だけですが)をすることにしました。

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 三連休初日とあってJR塩山からのバスは3台の増便。呑気に並んでいましたが、私から後ろは立ち客となってしまって幸先の悪い滑り出しでした(笑)。新地平で下車して雁峠を目指します。登山口の表示がなくて戸惑いました。私有地を通過するからかな?

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 雁峠には雁峠小屋がありました。白山書房の「山の本」で創刊当初「雁峠たより」のタイトルで連載が続いていました。残念ながら今は廃屋となっていますが、小屋再建の過程をリアルタイムで読むことができて楽しみにしていた覚えがあります。

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 笠取山です。防火帯の切り開きが印象的ですが、この登りは急でした。山頂は展望がよかったです。一旦その先へ行ってみたのですが、岩場が出てきたり踏み跡が心細かったので引き返して黒エンジュの巻道を利用することにします。先日滝子山からの下りで「なんとかなるやろ」で失敗した経験があるからでした。

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 実際のところはどうだったのでしょう?黒エンジュの巻道は高低差はなくて楽なものの、沢の入り込んだ地形ではすぐそこに見える対岸に大きく回り道をしているような具合で精神的に辛かったです。落ち葉も積もって人も少ないなと感じました。

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 ようやく将監小屋に着きました。テント泊は1,000円。水は豊富でとっても綺麗なトイレ、「空いてるところに張っていいよ」の大らかな雰囲気。人気のあるのがわかります。日が暮れる頃にはほぼスペースがありませんでした。今回の山行で一番の収穫は将監小屋を知ったことかもしれません。

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 翌朝は午前5時40分に出発します。この日も巻道が中心で眺望は優れませんが、禿岩からは富士山や南アルプス、大菩薩嶺や奥多摩の山々を望むことができました。

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 次は雲取山です。東京都の最高峰で日本百名山にも選ばれています。わたしも2022年1月の雪のある時期に登っています

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 三条ダルミからは急登です。きつかったですがなんとか登り切ると、そこは雲取山の避難小屋でした。山頂はそこから数分です。さすが百名山、多くの人が休息をとっていました。

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 下山を三条の湯方面にするか鴨沢へ降りるか迷いましたが、主稜線上がいまいち展望がきかなかったことから、展望が良い鴨沢へのコースにしました。

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 カラマツの黄葉がとても綺麗で、ため息を付いてしまいます。鴨沢からは臨時の増便のバスに乗って奥多摩駅へ。

 冷え込みを気にして装備がオーバースペックになったため、荷が重かったです。11キロくらいだと思うのですが、これから冬のシーズンを迎えるに当たってちょっと不安です。
 冬用シュラフは実際は暑かった。ストックも持っていけばよかった。
 それと全般的に道標が少なく不安に思いながら進むことが多かったです。この辺は意外でした。

 今回、巻道が多かったためが展望がきかないし、回り道をしているような感覚になって精神的に辛かったです。「樹々と草原」が代わる代わる現れる稜線を思い浮かべていましたが、想像とはちょっと違いました。まあ、そんなこともありますよね。

■奥秩父(東側)縦走 笠取山〜雲取山
1.新地平バス停(9:40/12:05)雁峠(12:10/12:40)笠取山(12:45/15:55)将監小屋
2.将監小屋(5:40/8:30)飛龍山(8:30/11:10)雲取山(11:15/14:35)鴨沢バス停
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