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雑多なこと〜2月は山へ行かず。池波正太郎映画に刺激されて〜 [東京での登山と日常]

 ちょっと私事でバタバタとしていまして、やらねばならないことを優先順位をつけてやっていると、2月は山へ行かず、でした。たいてい山行が優先順位の上位にあるものなのですけど(笑)。今回ばかりはダメでした。多分東京へ来て初めてです。

 先日映画「仕掛人・藤枝梅安」を見ました。人に勧められたものの時代劇には馴染みがなく正直あまり期待せずに行ったのですが、これがなかなか良かったのです。いわゆる勧善懲悪ものではなく、全体的に暗い画質が雰囲気を醸し出しています。さらに音の使い方がとても繊細で心象ぴったしでした。役者さんも豪華で出てくる人みんな見事な演技でした。天海祐希さんがとても綺麗でした。2作目の公開も控えているとのことで楽しみになりました。

 それで家の中でいるとどうしても身体が鈍ってしまうので、久しぶりにNikeのトレーニングアプリを開けて15分の初心者向けの運動をしました。どうやら1年半ぶりのようです。やっぱりバランスが悪くなっていますね。でも筋肉が最近は落ちているのを感じていましたので、もう少し続けようかと思っています。これまでより山へ行くペースは落ちそうですし。

 先日スーパーへ行った時に酒粕が売ってまして、買ってしまいました。
 「さてなんの料理に使うかな」と決心がつきかねていたところに、映画「梅安」で見た、池波正太郎作品ならではの美味しそうな料理の数々。当然のように刺激されまして、まずは甘酒。

20230223甘酒.jpg

 そして粕汁を作ってみました。

粕汁

 寒い日が続きますが、インターネットを見ていますと、花の便りがちらほらと届くようになって来ましたので、あともう少しですね、春は。

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NHK「大雪山〜究極のパウダースノーを滑る〜」を見ました [山の本、TVなどメディア関係]

 NHKの総合とBSで北海道・大雪山を滑る3人のおじさん仲間のドキュメンタリーが放送されました。

 かつてNHKは山岳班が普段から訓練をしていて、山岳モノでは独壇場でした。しかしGoProなど動画撮影機器が発達して、登山者自らが行程そのものを撮影しだすとそのリアリティさにおいて勝てるわけがなく、一時より存在感がありません。

 登山者が動画を撮影し出したのは、タレントのイモトさんがバラエティ番組で世界各国の山に挑戦した頃からでしょうか。ヘルメットなどに備え付けたカメラが行動の一部始終を記録するのですから、映像の質はともかくリアルさにおいてはこれ以上のものはありませんでした。

 さて今回の大雪山の3人は、48歳の登山ガイド、48歳の農家、60歳の元秀岳荘の店長です。農家の人は九州出身で若い時に北海道のスキーに出会い、以来移り住んで農家を始めたとのこと。元秀岳荘の店長は学生の頃にテレマークに出会い、以来国際大会で優勝するレジェンドで、60歳の定年を前に早期退職しました。3人に共通するのは「これからの人生をいかに生きるか」です。

 農家の人が「若いときは優等生だったが、ほかの人に褒められるような生き方を目指すのではなく、自分自信でやることを決められるように生きたい」旨のことを言っていました。モハメド・アリも同じようなことを言っていたなあと思い出しました。

「他人が望む人間ではなく、私は私がなりたい人間になる」

 天候が安定せず、長い間沈殿が続いた山行ですが、最後に好天に恵まれ、それぞれが「最高の一本」のシュプールを描きます。その様子をドローン、スローを駆使して撮影します。パウダーの質感はさすがの映像でした。
 やっぱりドキュメンタリーという形をとった映像はまだまだプロの取材者としての視点が活きてくるなと思いました。まだまだプロの映像表現はバカにしたものではないと思った次第です。

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NorthFaceのハードシェル 買ってしまいました [東京での登山と日常]

NorthFace Hybrid Sheerice Jacket

 いったい、どういうつもりなのか? 冬山登山用のハードシェルを買ってしまいました。

 いま持っているアウターがブカブカになっていたのと、今回お得な値段だったこともあって思い切って…。久しぶりのNorthFaceです。目に刺さるような色ですけど、山ではいいかもしれません。

 早く山へ行きたいです。










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雑多なこと ミュージシャンが死んで行く [東京での登山と日常]


Specials [12 inch Analog]


 去年12月に元スペシャルズのテリー・ホールが死んだ。スペシャルズは70年代の後半、パンクの後にブームを起こしたスカバンドだ。初めて映像を見たのは「カンボジア難民救済コンサート」だった。ファースト・アルバムなんか今でもたまに聞くことがある。GangstersやA Messege to You Rudyなんかは阪急東通り商店街の地下にあったレゲエ・バー「ポピーズ」で良くかかっていた。最高だと思う。



ジェフ・ベック・グループ

 年が明けて孤高のギタリスト、ジェフ・ベックが亡くなった。いわゆる三代ギタリストの中で顔つきも体型も保っていた人なので、なぜか「この人は死なない」と思っていた。訃報に不意を突かれて唖然としてしまった。
 大阪のフェスティバル・ホールで見たのは多分2000年代前半だったと思う。レッド・ブーツの速さが増していてびっくりした。唯一無二のギタースタイルなので、実はコピーする人が少なかった。それにブルース・ロック、ハード・ロック、フュージョン、打ち込みとスタイルをどんどん変えて行ったからのめり込みにくかったのかもしれない。亡くなってから全期間のアルバムを聞いているが新たな発見があったりしてやっぱりいい。



マーキー・ムーン

 テレビジョンのトム・ヴァーレインが亡くなった。1977年のデビューアルバムは高校時代に何度もレコード店で手にしながらレジまで持っていけなかったアルバムだ。当時はあまりにも情報が少なかった。ラジオでかかるバンドでもなかった。社会人になってせっかくお金を持つようになったのに、この種のロックバンドから気持ちが離れてしまった。
 今「マーキー・ムーン」を聞いてみると、すごいバンドだなと改めて思う。トーキングヘッズの匂いもするし、後半に盛り上がって行く様はザ・フーのような混沌からの爆発を思い起こさせる(あくまで主観です)。

 日本のミュージシャンも高橋幸宏に加え、鮎川誠も死んでしまった。高校時代に洋楽ばっかり聞いてきた私でも鮎川誠は格好よかったし、彼が「いい」と言えば「いいのだ」なんて考えていた。

 影響を受けてきた人たちが死んでいく。
 それは仕方のないこととわかっている。僕は彼らの音楽を聞くことしかできないのだ。それなら今までと変わらないのだけど、どうしてこんなにこれまでと違うのだろう?

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