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Alpinist33 グランド・ティトン初登頂にまつわる話 [山の本、TVなどメディア関係]

Alpinist33

 表紙は特集にもなっている「グランドティトン(The Grand Teton:4,197m)」です。ワイオミング州にあるこの山は独立峰のようにそびえ立っています。

この山の初登頂を巡っては様々な論議が沸き起こりました。まずLangfordとStevensonが1872年に「初登頂した」と発表したこと。この真偽については疑わしいとしています。

 そして1898年にOwen-Spaldingルートが開かれOwenは「自分たちこそ初登頂だ」と主張しました。(ちなみにこのルートのグレードは5.4だそうです。これなら私でも行けそうです!(^◇^))

 OwenとLangfordの「初登頂論争」はアメリカ登山界に大論争を巻き起こしました。しかし1929年、山頂に据え付けられた銅板にはOwenが初登頂したと記され一応の決着を見たのです。

 ところが…この「論争」には後日談があります。Owenの死後、彼の手紙を整理していたところ、Captain Charles Kiefferという人の手紙が見つかりました。ここにはなんと1893年に仲間2人とグランドティトンに登ったこと、さらに同封のスケッチには今でいうExum Ridge(5.5)というルートに破線が記されていたそうです。Alpinstはこちらが初登であると匂わせています。

 他にはデイブ・トムソン(Dave Thomson)追悼文や赤い砂岩でクラックが印象的なSedonaという岩場など。冒険的登攀としてはギアナ高地のロライマ山を収録しています。





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