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北ア・裏銀座 50歳前後の2人パーティーでテン泊縦走〜2日目双六まで頑張る [北ア・裏銀座縦走 2015年7月]

三ツ岳 左のジグザグ道を登る

 翌朝は4時10分過ぎに烏帽子小屋のテン場を出発。まだ薄暗くラテ行動だが、先行者もいる様子。やがて朝日が登った。きょうはピーカンだ。立山方面も良く見える。

立山・剱方面

 三ツ岳へはジグザグの道が切られていて歩きやすい。山頂部に着き、トラバース道を選ぶ。途中の雪渓で水を汲むことができた。ここからは野口五郎岳へのわりと平坦な道。

野口五郎岳への登り

 野口五郎岳も巻くことができそうだったが、せっかっくだからと頂上に来てみた。

野口五郎岳

 驚いたことに北アルプスの「へそ」に来たようなど真ん中にいることが実感できた。槍ヶ岳、穂高連峰、北鎌尾根、硫黄尾根、表銀座コース、水晶岳、鷲羽岳、黒部源流の山々など…

野口五郎岳から槍穂高の展望

 まだ登ったことのない薬師岳も大きなカールに残雪を抱えている。こう見ていると立山からの縦走は越中沢岳の登りがしんどそうだ。赤牛岳の読売新道も長い尾根だなあ。

薬師岳

 野口五郎岳の展望は本当に素晴らしい。立山方面も見えるし、笠ヶ岳なんかも頭を覗かせている。芸能人と同じ名前だから、勝手にちょっと軽く見てしまった。反省します。

真砂岳への道

 真砂岳を経て東沢乗越へ。大学の時に東沢を遡行してこの乗越まできたのを覚えています。その時はガスと雨で水晶小屋まで必死で登ったのを覚えています。東沢はなんの変化もない沢でしたが、いまは結構残雪が残っていますね。

東沢乗越

黒部川東沢を乗越から見下ろす

 この尾根は岩がゴロゴロしていて結構骨が折れました。アップダウンを繰り返します。水晶小屋は近くに見えているのに、かなり遠い!精神的にやられました(´Д` )

水晶岳

 水晶小屋に着きましたが、水晶岳往復はカットすることにします。小屋に張り出されていた天気予報では明日の夕方には天気が崩れそうとのこと。先を急ぐことにします。小屋を回り込んでみると

水晶小屋裏から見た雲ノ平

 黒部源流の山々が見渡せました。雲ノ平も天気が良い時に初めてみました。雄大な景色ですね。確かにこれを見ると雲ノ平に行ってみたくなります。

黒部源流の山々

 鷲羽岳に登るかどうか議論となりましたが、バテ気味なので岩苔乗越経由で行くことにしました。しかしこの道には雪渓が残っていて、私は非常に怖かったです。むかし三の窓で通過後すぐに雪渓が崩壊した経験があるものですから…一般ルートにするには条件が悪いと思いました。

岩苔乗越から黒部源流方面

 三俣山荘でミーティング。時間的にはテントを張っていい時間ですが、あすの行動に余裕をもたせるため双六小屋まで足を進めることにしました。こういうときのパートナーさんの意見は「タフ」だなあと感心させられます。下の写真は鷲羽岳バックの三俣山荘です。

三俣小屋を見下ろす

 双六小屋へは巻道を利用しました。非常に楽なトラバースでした。でもところどころに雪渓があります。アイゼンの着用が呼びかけられています。

双六小屋への巻き道

 それが終わって双六小屋への下りです。この下りは結構こたえましたが、ご褒美に生ビールを飲みました。ピーナッツの塩気がおいしいです。17時前のテン場着で12時間以上行動しています。もう疲れた〜!

双六小屋への急な下り 左はテン場

 さああすはいよいよ西鎌尾根です。しかしお天気の崩れがはやまりそうです。あす槍の肩で泊まるのはなく、できるだけ降りようと話し合います。

◆北アルプス・裏銀座縦走 2015/7/20-22
1日目:高瀬ダム(7:55/13:10)烏帽子小屋(13:15/14:00)烏帽子岳(14:30/15:00)烏帽子小屋
2日目:烏帽子TS(4:15/7:40)野口五郎岳(8:00/10:50)水晶小屋(11:10/13:50)三俣山荘(14:10/16:50)双六山荘
3日目:双六TS(4:20/7:50)千丈乗越(8:05/9:20)槍の肩(9:50/15:35)新穂高温泉


大きな地図で見やすいガイド 北アルプス北部・白山

大きな地図で見やすいガイド 北アルプス北部・白山

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 山と渓谷社
  • 発売日: 2015/07/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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