比良・武奈ヶ岳 のんびり登山のはずが…大雪でした(^_^)ゞ [関西の沢と岩と雪]
「冬山はどこに行く?」いつものパートナーさんと相談したところ、お互いに車が使えないことがわかりました。
1泊2日の日程で電車でとなると限られて来ます。幸いなことに今年は積雪が多いようです。「近場でも意外と楽しめるかも」というわけで、「比良の武奈ヶ岳にテント泊でのんびり登山でもしよう」と計画が決まりました。
JR比良で用意していると、タクシーが通りかかったのでイン谷口まで乗車しました(¥1,250)。前々日から前日にかけて冬型の気圧配置がきまり山の上では雪が降ったそうです。駐車場には車が1台だけで、登山者は少なそうです。
大山口からダケ道を登ります。トレースはかすかなツボ足だけです。カモシカ台からは、それぞれ単独の男性3人と相前後しながら進みました。
積雪はどんどん増し、ワカンを装着します。みなさん「ここで引き返します」となり、気がつくと私たち2人だけのラッセルとなりました。いつもラッセルを避けてきた私たちのパーティーでは珍しいことです(^ ^)
しばらくすると「正面谷から武奈ヶ岳を登って、八雲ヶ原から降りて来た」という男性と出会います。男性は「やっとトレースを辿れる」とホッとしてました。なんでもツボ足で股まで、ワカンなら膝上くらいとのこと。
北比良峠に着いたのは13時半ごろです。そこから20分ほど八雲ヶ原方面に降ったところ樹林の中で、テントを張りました。晩御飯はウインナーや餃子を焼いて、らーめんスープを利用したお鍋です。普段はジフィーズで済ますことの多い面倒臭がり屋の私たちですが、体が温まりました。やっぱりいいもんですね。
翌日は6時45分に出発です。ヘッドランプをつけて出発し、八雲ヶ原を通ってイブルギのコバへのトレースを辿ります。今朝のものと思われるトレースなのですが、ルート・ファインディングは正確でスピードも早いのに、股まではまっているツボ足。一体どんな人なんでしょう。
私はワカンで、パートナーさんはスノーシューです。スノーシューは①ワカンやツボ足のトレースをほとんど利用できない②段差など細かい足使いが苦手③蹴り込みが苦手④持ち運びが難しそう⑤下りで引っ掛けて前方に倒れることがあるようです。きっとルートどりから違うのでしょうね。沈み込みは確かにスノーシューの方が少なかったです。
コヤマノ岳での鞍部に9時ごろとなり、頂上のタイムリミットを10時に引き伸ばしました。どんどん高度を上げていきます。森林限界を越えると蓬莱山のびわ湖バレイが見えて来ました。
真っ白い西南稜に合流し頂上に到着したのは9時半でした。風はそれほど強くありません。北比良峠の向こうに琵琶湖がキラキラと光っています。京都北山も結構雪がついていそうです。テルモスのミルクティー(Blendy Stickの紅茶オレは甘くて美味しかった)を飲んで、すぐに元来た道を下山しました。
途中どんどん下から上がってくる人がいて、行くときには頼りなかったトレースが高速道路みたいに立派な道となっていました。
私たちにとっては思いもかけずにハードな雪山山行となりました。年末にこんなに雪が積もった比良山は初めてです。遠くに行かずとも近場で楽しめるもんですね。
イン谷口でタクシーを呼んで「天然温泉比良とぴあ」に行ったら12月30日〜1月1日まで休みとのこと。ショックを受けJR湖西線に乗り込みましたが、代わりに京都でビールを飲んで乾杯しました(^ ^)
今年1年ありがとうございました。年々体力と気力が衰えているのを感じますが、安全第一で登山の実行と思考を重ねたいと思います。来年もよろしくお願いします。皆様にとってより良い一年となりますように。
■比良・武奈ヶ岳 2017/12/29-30
12/29 イン谷口(9:10/13:35)八雲ヶ原手前の樹林帯でT.S
12/30 T.S(6:45/9:30)武奈ヶ岳(9:30/13:25)イン谷口
■関連エントリ
関西で公共交通機関を使って日帰りの雪山が楽しめるのは
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JR比良で用意していると、タクシーが通りかかったのでイン谷口まで乗車しました(¥1,250)。前々日から前日にかけて冬型の気圧配置がきまり山の上では雪が降ったそうです。駐車場には車が1台だけで、登山者は少なそうです。
大山口からダケ道を登ります。トレースはかすかなツボ足だけです。カモシカ台からは、それぞれ単独の男性3人と相前後しながら進みました。
積雪はどんどん増し、ワカンを装着します。みなさん「ここで引き返します」となり、気がつくと私たち2人だけのラッセルとなりました。いつもラッセルを避けてきた私たちのパーティーでは珍しいことです(^ ^)
しばらくすると「正面谷から武奈ヶ岳を登って、八雲ヶ原から降りて来た」という男性と出会います。男性は「やっとトレースを辿れる」とホッとしてました。なんでもツボ足で股まで、ワカンなら膝上くらいとのこと。
北比良峠に着いたのは13時半ごろです。そこから20分ほど八雲ヶ原方面に降ったところ樹林の中で、テントを張りました。晩御飯はウインナーや餃子を焼いて、らーめんスープを利用したお鍋です。普段はジフィーズで済ますことの多い面倒臭がり屋の私たちですが、体が温まりました。やっぱりいいもんですね。
翌日は6時45分に出発です。ヘッドランプをつけて出発し、八雲ヶ原を通ってイブルギのコバへのトレースを辿ります。今朝のものと思われるトレースなのですが、ルート・ファインディングは正確でスピードも早いのに、股まではまっているツボ足。一体どんな人なんでしょう。
私はワカンで、パートナーさんはスノーシューです。スノーシューは①ワカンやツボ足のトレースをほとんど利用できない②段差など細かい足使いが苦手③蹴り込みが苦手④持ち運びが難しそう⑤下りで引っ掛けて前方に倒れることがあるようです。きっとルートどりから違うのでしょうね。沈み込みは確かにスノーシューの方が少なかったです。
コヤマノ岳での鞍部に9時ごろとなり、頂上のタイムリミットを10時に引き伸ばしました。どんどん高度を上げていきます。森林限界を越えると蓬莱山のびわ湖バレイが見えて来ました。
真っ白い西南稜に合流し頂上に到着したのは9時半でした。風はそれほど強くありません。北比良峠の向こうに琵琶湖がキラキラと光っています。京都北山も結構雪がついていそうです。テルモスのミルクティー(Blendy Stickの紅茶オレは甘くて美味しかった)を飲んで、すぐに元来た道を下山しました。
途中どんどん下から上がってくる人がいて、行くときには頼りなかったトレースが高速道路みたいに立派な道となっていました。
私たちにとっては思いもかけずにハードな雪山山行となりました。年末にこんなに雪が積もった比良山は初めてです。遠くに行かずとも近場で楽しめるもんですね。
イン谷口でタクシーを呼んで「天然温泉比良とぴあ」に行ったら12月30日〜1月1日まで休みとのこと。ショックを受けJR湖西線に乗り込みましたが、代わりに京都でビールを飲んで乾杯しました(^ ^)
今年1年ありがとうございました。年々体力と気力が衰えているのを感じますが、安全第一で登山の実行と思考を重ねたいと思います。来年もよろしくお願いします。皆様にとってより良い一年となりますように。
■比良・武奈ヶ岳 2017/12/29-30
12/29 イン谷口(9:10/13:35)八雲ヶ原手前の樹林帯でT.S
12/30 T.S(6:45/9:30)武奈ヶ岳(9:30/13:25)イン谷口
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新年あけましておめでとうございます。正月は故郷帰省しており昨日から仕事始めで、貴ブログへの新春ご挨拶が遅れて申し訳ございません。今年も洋楽記事交流も含めて楽しく交流させて頂きたくよろしくお願いします。
by RW (2018-01-05 06:22)
いつも楽しみにしています。こちらこそよろしくお願いします!
by かばたん (2018-01-06 07:36)