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栗城史多さん 亡くなるとやはり寂しい [クライミングを復活させたい]

 栗城史多さんがエベレストで亡くなりました。エベレスト8回目の挑戦でした。亡くなる前日まで7,400mのエベレストから「感謝しながら登っている」との声を送っていて、それが最後の「共有」になってしまいました。

 最初に彼の「登山」を知ったのは、2010年のNHKの番組でした。世間の評判の高まりに反して困惑した覚えがあります。彼の「登山」に関しては「本当に登る気があるのかしら」とたびたび私も思ってきました。胡散臭いものを感じながら、一方で彼の動向が気になってネットを見たりしていました。

 スポンサーがついたり、テレビの番組ができたりアピール度は抜群でした。しかし近年のエベレストは「辞めどきをなくしてしまっている」ように感じました。あまりにも計画性がないからです。誰か止められる人はいなかったのでしょうか。

 twitterに大学時代の栗城さんのエピソードが書き込まれているのを見ましたが、本当に変わった人です。「バカなやつだ」と嘲笑するか、一緒になってバカな夢を見るか、なんでしょうね。だまされたと思うかどうかも人それぞれということかもしれません。

 栗城さんは、いわゆる「登山家」ではなく、自己表現の場が山だっただけではないかと私は思っています。それで勇気づけられる人、元気づけられる人がいるならそれでいいと思います。

 だけどやっぱり死んだらダメだと思います。

 とにかくこれだけ議論の的になる人もそうそういません。人が亡くなるとやはり寂しいものですね。登山史としては記録に残らない挑戦だと思いますが、多くの人の記憶に残ったのは確実だと思います。

 ご冥福をお祈りします。

■関連エントリ
栗城史多さんのエベレストとイモトさんのマッキンリーをみました(2016/1/17)
NHK「7サミット 極限への挑戦」を見た(2010/1/24)
タグ:栗城史多
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ローリングウエスト

今回の訃報を聞くまでこの方を知らなかった自分がちょっと恥ずかしいです。合唱
by ローリングウエスト (2018-06-01 21:32) 

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