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青森・弘前 縄文、レトロ建築とおいしいご飯、酒 [東京での登山と日常]

 岩木山を登るためにはるばる青森まで来ました。せっかくだから観光もしようと、まずは青森駅から歩いてすぐの青森魚菜センターの「のっけ丼」で腹ごしらえです。2000円のチケットを買って、市場で売っている新鮮なお刺身を乗せて行きます。気前よく「のっけて」いくと、最後お味噌汁を買う時にはチケットがなくなって追加購入してしまいました。まあ、いいか。美味しかった!お醤油の加減が意外と難しいなあと思いました。

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 昼ごろになると雨が上がって来ました。次はぜひ行って見たいと思っていた「三内丸山(さんないまるやま)遺跡」です。これはガイドさんの話を聞きながら見学するのが一番ですね。ガイドさんのお話がとても興味深くて、「この人通販の売り込み」もできるのではないかという実力の持ち主でした。

20220924三内丸山遺跡.jpg

 今から約5,900〜4,200年前の大規模な集落跡は1992年に本格的な調査が始まりました。中でも特筆すべきが大型の掘立柱建物跡です。柱の穴には直径1mのクリの柱が残っていました。上の写真に映っている復元柱はゼネコンの「大林組」が建物の重量を割り出して規模を推定して建てたものだそうです。復元するときは屋根をつけるかどうかなど侃侃諤諤の議論があったそうですが、「建設途中の姿である」としてあえて完成形にはしなかったそうです。

20220924三内丸山遺跡の穴.jpg

 関西に住んでいると、弥生時代の高床式の大型建物に出会うことはありますが(例えば泉大津市の池上曽根遺跡)、縄文時代にここまでのものを作っていたとは驚きです。高度な文明を持っていたのですね。縄文時代のイメージがガラリと変わりました。これだけの文明を持っていたのにどこへ言ってしまったのでしょう?

 さて青森から奥羽本線に乗って弘前へ向かうと、翌日登る岩木山が雄大な裾野を広げて悠然としています。「これはすごいな」と思わず声が出てしまいました。

20220924弘前城.jpg

 弘前城は江戸時代後期に作られたお城ですが、石垣工事のために今は本来の場所から避難している状態でした。東北で唯一の現存天守とのこと。ここからみる岩木山が大きくてまたすごかった。他の観光客も「わーすごいね〜」と声を出していました。

 弘前には明治大正期の洋風建築がたくさんあります。市では「趣のある建物」として指定しているそうです。下の建物は土手町界隈の交差点に建つ「三上ビル」です。昭和2年建築の東北では初期の鉄筋コンクリート造の建物だそうです。喫茶店などが今もやってようでしたが、この日はお休みでした。こんな風に普通に街角にあって存在感を出しています。

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 下の写真は「旧弘前市立図書館」です。明治39年に建てられました。八角形の双塔を持っている洋館ですが、和の様式も取り入れていて、なんともエモーショナルです。すごいな、弘前は…。

20220924旧弘前図書館.jpg

 弘前の夜は居酒屋の「ドデノメヘヤッコ」というお店へ行って(写真はとっていません)、日本酒を飲み比べしました。うまい!ご飯も美味しかった。ここで飲んだ「豊盃(ほうはい)特別純米」をお土産に買いました。

 翌日、岩木山から下山すると弘前で時間があったので、「中みそ」というラーメン屋さんに行きました。ショッピングビルのフードコートにあるとは思えない美味しさでした。甘い味噌とニンニクと生姜がきいた味噌ラーメン。めちゃくちゃ美味しかったです。

20220925味噌ラーメン.jpg

 というわけで、青森を満喫することができました。旅は新しい発見があるし、いろんな人とも出会えるし、やっぱり面白いな〜。
 思い切って行ってよかったです。

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