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岩手山 「南部片富士」で日帰り登山、お風呂、盛岡冷麺 [東京での登山と日常]

 前週に続いて東北の山へ。紅葉の頃に東北の山に登りたいと思っていたのです。ですが休みとお天気、私的な行事のタイミングが合いません。とんぼ返りの山行となりますが「東京勤務のうちに」と夜行バスに乗って盛岡へ。
 盛岡には朝の5時20分ごろに着いて42分のいわて銀河鉄道に乗り換えて滝沢まで。車中から見える岩手山は「南部片富士」の名前通り、左側が削げていて荒々しさを感じます。そこで他の登山客とタクシーを相乗りして(3500円)馬返しの登山口へ。すでに駐車場は満車に近かったです。

馬返し 水場もトイレもある

 馬返しの登山口にはトイレがあって、水場はジャバジャバ水が出ていました。そこから樹林の中の道に入って行きます。途中から旧道と新道に別れますが、ここは新道を選びます。だいたい山で新道と言うと踏み固められていないやや無理に作った道が多いのですが、ここはそうでもありません。

¥右は早池峰山

 この日はよく晴れました。右側の高い山は早池峰山とのことです。旧道を歩く登山者が見えます。あとで旧道を歩いた人に聞くと遮る樹林がないので照り返しが強かったとのことでした。

旧道を行く登山者が見える「

 急登を登り終えると平らな道になりました。やがて八合目の避難小屋につきました。トイレもあります。中は見ていませんがとても立派な小屋でびっくりしました。ここでも水がジャバジャバ出ています。途中でこんなに水の補給ができるのはありがたいです。

八合目避難小屋

 それから不動平まで歩きます。岩手山がどっしりと構えています。

岩手山

 今日は「お鉢巡り」をしたいので右手の道へ急登を登ります。振り返ると不動平が外輪山に取り囲まれているのがよくわかります。

不動平を振り返る

 お鉢巡りはまずお鉢の中に入って行って岩手山神社によります。大きな刀が天に向かって刺さっていました。刀は日光男体山でもありました。山岳信仰の象徴なのでしょうか?
 そこからお鉢に登り返します。トンボがたくさん飛んでいました。

岩手山お鉢巡り

 お鉢の中には「妙高山」と言う均整のとれた小山があります。火山の中にある火山。岩手山は一応今でも「噴火警戒レベル1活火山であることに留意」の山なのです。

妙高山

 山頂は大勢の人で賑わっています。さすが日本百名山。

岩手山 山頂

 山頂からは八幡平の平らな山々を見下ろすことができます。かつて葛根田川を沢登りしたときは、岩手山がこんなに近い山だとは知らなかった。その時に下山口となった松川温泉は岩手山の登山口でもあったのです。今思い返しても、あの沢登りは最高でした。

八幡平を見下ろす

 そこからはもう何も考えずに焼走りまで下山します。意外としんどかった。焼走りの湯でお風呂に入って、タクシーを呼んで(2940円)大更駅まで送ってもらい、電車はないので、そこからバスに乗って盛岡へ戻りました。盛岡では「ぴょんぴょん舎」というお店で冷麺を食べました。美味しかったです。

 この冷麺にイーハトーブの名前がついていて、ここが宮沢賢治を生んだ土地だったと今更ながら気づきました。宮沢賢治はなんとも異次元な浮遊感があっていいのだけど、僕にとってはのめり込みにくい作家だ。
 盛岡高等農林学校時代の知人との交流が、作品に与えた影響を考えることはとても興味深いと思う。

20221001ぴょんぴょん舎.jpg

■岩手山 (2022/10/1)
馬返し(6:30/10:05)岩手山(10:25/12:55)焼走り



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