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NHKスペシャル「新型コロナウイルス瀬戸際の攻防~感染拡大阻止最前線からの報告」をみた感想 [日常]

 新型コロナウイルスで生活に影響が出ている方も多いのではないでしょうか。そんな中、NHKスペシャルの「新型コロナウイルス瀬戸際の攻防~感染拡大阻止最前線からの報告」をみました。

 厚労省に置かれた「クラスター対策班」のデータ(数理)を根拠とした対策が、今の政府の方針に反映されていることがよくわかりました。

 人工呼吸器の数は先進国と比べて多いとは言えなく、都市封鎖や外出の厳格な制限を行った中国や、過去のSARSでの反省を元に検査の体制を強化していた韓国やシンガポールとは違う対策をとる必要に迫られていました。

 それが「人との接触を80%にする」という対策です。データを数理的に解析した対策です。多分これ以外に今日本が取れる対策はないのだろうと、私は思いました。皆さんはどう思われるでしょうか?

 政治体制、医療体制は国によって違い、その国に一番適した対策を講じるべきなのでしょう。今回の科学者(東北大学大学院の押谷仁、北海道大学の西浦博)の話はうなづけることが多かったです。わかりやすかったと思います。

 番組をみていると、今がもうギリギリの状態であることがひしひしと感じられる緊張感を感じました。

 福島の原発事故が起きた時も、黙々と放射線量を測る科学者の姿をテレビでみたことがあります(ETV特集「ネットワークでつくる放射線汚染地図」)が、データを集める、解析する、仮説を立てて検討する、提言する。こうしたことをする科学者の姿には希望が湧きます。

 NHKの地上波やBSで再放送も予定されているようです。
 TVerでも1週間は無料で見ることができます。
 新型コロナクラスター対策専門家という名前でtwitterで対策班自ら発信されています。

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