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快晴の那須岳 青い空って素晴らしい! [東京での登山と日常]

 那須岳に登るなら「風が弱いときに」と、ずっと計画を温めていました。高気圧が張り出し、風も弱いとの予報が出ているので、これがチャンスと計画を実行に移しました。
 新幹線とバスを乗り継いで9時15分ごろに大丸(おおまる)温泉に到着。1時間もしないうちに下の写真のような風景となりました。

那須岳 峰の茶屋へ

左剣ヶ峰、右朝日岳

 右手の切り立った山が目につきます。剣ヶ峰と朝日岳です。剣ヶ峰を登る登山者が見えました。時間に余裕があれば、あちらに足を伸ばす計画です。

剣ヶ峰へ登る登山者

 峰の茶屋から茶臼岳を目指します。ルートは左上する形で火口のお鉢に到達します。

茶臼岳へ向かう

 お鉢をぐるっと半周すると茶臼岳の頂上です。祠がありました。そこから見える裏那須の山々の雪の稜線がとても綺麗で、何度も何度も写真を撮ってしまいました。

茶臼岳から見る裏那須の山々

 一旦、峰の茶屋まで戻って、時間に余裕があるので、バナナで栄養を補給してから朝日岳を目指します。剣が峰の登りは南面だけにやや雪が緩んでいて、復路の下降時に嫌らしくなるかもと思いました。

朝日岳へのルート

 その後も岩と雪のミックスが続きますが、ルート自体は要所要所に鎖があり、見た目ほど危険ではありません。そんな中、雪面のトラバースがありました。微妙に下降気味の道なので、ここは少し緊張しました。

雪面のトラバース

 トラバースの後、クーロワール状を直上して行きます。下の写真は下降時に撮影したものですが、こう見るとなかなかの斜面に見えますね。

朝日の肩への登り

 朝日岳に登ると、先ほど登った茶臼岳がデーンと見えます。なかなかの風格です。

茶臼岳 

 先ほども触れましたが、裏那須の山々です。雪のつき方がとても綺麗です。
 朝日岳ではロープを持ったパーティーがいました。バリエーション・ルートがあるとのことでした。やるなあ。

裏那須の雪の稜線

 さて下山に取りかかります。来た道を注意深く降って、剣ヶ峰ではお地蔵さんに会うことができました。誰かが掘り返しているのですね。ご苦労様です。

剣が峰のお地蔵さん

 峰の茶屋に着いたらもう安心。そこからは急いで下山して、大丸温泉で汗を流し15時5分のバスで黒磯駅へ。宇都宮で下車して「宇都宮餃子」を食べてとても満足。
 それから在来線に乗って帰ったのですが、やっぱり疲れが増した気がします。

■那須岳 2022/2/26
大丸温泉(9:30/11:20)茶臼岳(11:30/12:40)朝日岳(12:50/14:05)大丸温泉


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糸魚川・赤禿山 テレマークで里山滑走! [テレマークがうまくなりたい!]

 大学時代の山友達に誘われて、新潟県糸魚川市の里山、赤禿山へ山スキーに行きました。山之坊の集落の除雪終了点からシールをつけて歩きます。林道をテクテク歩いて大峰峠に到着。これから登る赤禿山が見えました。

赤禿山 大峰峠から

 この山は明星山を真近に見ることができます。思い返しても明星山をきちんと見た経験を思い出せない。切れ落ちた南壁に視線が吸い寄せられてしまいます。

明星山が間近に見ることができる

 尾根を快適に登って行きます。だんだん天気が良くなってきました。

尾根をシール登高

 最後の急登に汗をかきましたが、なんとか頂上に到着。下の写真は海谷山塊、雨飾山、大渚山です。海谷山塊は個性的な山が揃っていて、とても好きな山域です。あの辺りもまた行きたいものです。

海谷山塊、雨飾山、大渚山

 日本海も見ることができます。(写真は下山途中で撮影)

日本海が見える

 さて頂上でシールを剥がし、滑走開始です。1110m付近からは谷あいに滑り込みます。今日はなんとなく恐怖心が薄いです。それでも急なところは注意をして、できるだけ転ばない事を心がけました。

尾根から外れる

 谷あいから右の尾根を意識しながら降りて行きます。横滑り5割、アルペン2割、テレマークターン2割、キックターン1割といったところでしょうか。これでもテレマークターンを決めれるようになった方なのです。

大峰峠へ登り返し バックは明星山

 「山スキールート212」のルートよりだいぶ下に降りてしまったようです。その分登り返しが辛くなりました。峠からは再び滑走してスタート地点に戻りました。

 今回ほぼ転ばないで滑走をすることができました。テレマークでの横滑りも楽にするテレマーク姿勢を覚えてきたようです。「苦行」から「楽しむ」に変わる山行になりました。

■糸魚川・赤禿山 2022/2/20
山之坊除雪最終点(7:50/8:40)大峰峠(8:40/10:45)赤禿山(11:10/13:25)大峰峠(13:50/14:05)スタート地点


山スキールート212

山スキールート212

  • 出版社/メーカー: 山と渓谷社
  • 発売日: 2018/12/05
  • メディア: 単行本



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北八・蓼科山 茅野前夜泊でバスアプローチ [東京での登山と日常]

 電車バス派には、冬季登るのはなかなか難しい山です。結局、始発バスに乗るため茅野で前夜泊することにしました。
 翌朝7:55発のバス[バス]に乗り込み、石臼台別荘地というバス停で下車。自分だけかと思っていたら他に3人下車されていました。それにしても寒っ〜。
 ここから45分除雪された車道を歩き、女乃神茶屋登山口から山道に入ります。

女乃神茶屋登山口から 最初はなだらか

 道はよく踏み固められていて、すぐにアイゼンをつけました。雪がちらつくお天気です。ついでにミドルウェアを脱いでアンダーウェアの上に直接アウターを着ます。アウターのベンチレーターも開けました。

アイゼンで急登はくるぶしが痛い

 蓼科山は冬山初心者向けと言われています。森林が続いて風に吹かれませんが、急登が3段あってこれがなかなかきつい。アイゼンを雪面にフラットに置くとくるぶしが痛くなります。悲鳴をあげそうです。

茅野 諏訪方面を振り返る

 やがて森林限界が近づいてきました。途端に風が強まりました。顔をあげていると雪の粒が飛んできてまつ毛にくっつきます。俯いて先行者のトレースを追いました。

森林限界が近い

風が強い

 頂上近くに来ると風は弱まりました。あまり遠くの展望はききませんでしたが、高く登ってきた実感が湧きます。山頂は2531mです。

振り返る 街を背景に

蓼科山頂上

下山する人たち

 山頂を後にして、途中から茅野在住の方と話をしながら一緒に下山しました。仕事の関係で来られたそうですが、茅野のこと諏訪のこと、八ヶ岳のことをよくご存知でした。おまけに白樺湖経由で茅野駅まで車で送ってもらいました。感謝〜。
 初めて会ったのに、昔からの知り合いのような方でした。なんだか別れが惜しい、そんな出会いってあるんだな〜。
 人との出会い…考えてみれば久しぶりかもしれません。余韻に浸りながら、14時16分の特急あずさに飛び乗りました。

サルオガセ

■北八ヶ岳・蓼科山 2022/2/5
石臼台別荘地(8:45/9:30)女乃神茶屋登山口(9:35/11:45)蓼科山(11:50/13:15)登山口


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