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大学山岳部のブログから(2010年度雪山シーズン)  [大学山岳部のブログから]

大学山岳部のブログから「うらやましい」記録を集めました。

法政大学 東芦見尾根~猫又山(2/6~12)

 2月に毛勝に行くとはさすが大学山岳部!風雪を嫌って雪洞を掘って対処したり、その後の晴天で猫又山をアタックしたり、臨機応変に対応していて実力が伺えます。それと雪の量が凄そう。予定していた毛勝三山縦走はできなかったけれど、こういう山行は自信になったのではないでしょうか。夕食メニューの「マヨカレーのペミカン添え」が気になります。

京都大学 憲三尾根~錫杖岳(途中敗退)(12/23~27)

 実は私、3月に憲三尾根から錫杖~笠ヶ岳に縦走したことがあります。で、ここのブログでの写真のとおり、ひどいヤブ尾根と所々に出てくる小岩峰の処理が、「楽しかった」想い出があります。ジャパニーズ・アルパイン・クライミングです。2枚目の岩峰の写真は記憶通りでして、なんとも懐かしかった。今回は途中であきらめたようですが、この嗜好性を応援したいです!
 京都大学は年末に、槍ヶ岳の北鎌尾根も行っていた。これもまた懐かしい写真がいっぱいでした。

▼東日本大震災の揺れを山で感じた山岳部

 同志社大学が爺ヶ岳東尾根を登っている際に揺れを感じたそうです。余震を考慮し途中で下山しています。
 明治大学が北アルプスの中崎尾根を登っていました。新穂高温泉からの警報も聞こえ翌日から下山しています。

▼関西学院大学が春にネパールへ、明治大学が6月にデナリへ
 関西学院大学は詳細が不明ですが、ネパールに行くそうです。関学はほぼ毎シーズンなんらかの海外の山を登りに行っていますね。ライトな感覚でとてもうらやましいです。関学はそういえば氷ノ山~扇ノ山縦走を単独でしていました。加藤文太郎を辿ったのだそうです。今の社会人はまずやらない計画ですね。


 大学によっては雪山をやらない大学もあるようです。また同志社の屋久島マルチピッチ・クライミング(3月)も楽しそうでした。発想が自由で「時代は変わったなあ」と思わずにはいられません。そんな中、明治大学が冬の蓮華岳山頂で校歌を唄ったと聞くと、なんだかホッとしてしまいます(^^ゞ 
 
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2010夏の大学山岳部のブログから [大学山岳部のブログから]

 大学山岳部がなかなか頑張っているので、応援の意味も込めまして(ちょっと時期は遅れましたが)2010夏のブログから紹介したいと思います。

 まず、海外登山関連ですと、同志社大学が西北ネパール登山隊を出し「チャンラ峰(Changla:6563m)」に初登頂しました。京都大学は山岳部としてネパールの「ニレカ峰(Nirekha:6169m)」に登頂しています。京都大学山岳部としては久しぶりの海外登山です。高所登山は楽しかったようで、今後活動が広がっていく予感を感じます。いずれももう少し詳しい報告が読みたいところです。青山学院大のOutlier-7035m(Janak Chuli)南西壁は、登頂できずでした。

 部員関連では、鹿児島大学の「女子の新入部員が入る、ビッグニュース!」と喜びに沸いたのが微笑ましかったです(^◇^)。同志社大学は総勢16人で穂高周辺で夏合宿を行ったとのこと。すごい大所帯です(・。・)。

 また大学山岳部に特徴的な長期山行は、明治大学が11日間かけて南アルプス「鳳凰三山~甲斐駒~北岳~三伏峠」まで縦走しています。伝統は受け継がれているようですね。

 長期山行と言えば、関西学院大学の女子部員がたった一人で北アルプス「西穂高~蓮華温泉」を11日間かけて縦走していました。大学生らしい心の葛藤と行く先々での人との出会いが、生き生きと描かれていて読んでいて楽しかったです。こういうのは、大学生でしかできない山行ですよね。うらやましい。あらためて青春時代には冒険しておくもんだと思います。

 夏合宿は私の時代は剱・真砂沢定着が定番でしたが、最近は少なくなったようですね。ちょっと寂しい気がします。打ち上げの「あの狂乱」はもうないのでしょうか?
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ネムジュン西壁の信州大 大学山岳部の海外登山2 [大学山岳部のブログから]

 信州大学山岳会が60周年事業だった去年の記録が「山と渓谷」に掲載されていました。その写真が格好よかった。ネパール・ペリヒマール山域のネムジュン(7,139m)西壁を新ルートから、アルパインのスタイルで。

 いやあ本当にすごい。メンバーを見てまたびっくりしました。この人たちみんな信州大だったの、と。メンバーは田辺治(84卒)、角谷道弘(88卒)、花谷泰広(01卒)、大木信介(02卒)の4人パーティーです。

 田辺さんは日本山岳会東海支部の方としてよく名前をみかけたガイドさん。
 角谷さんは国際ガイドの資格をもつクライマー。HPはこちら
 花谷さんも雑誌等で名前をよく見かけるガイドさん、今もっとも強いクライマーの一人ではないでしょうか。HPはこちら
 大木さんも数々の登攀記録を見たことがあります。

 よくこんな強力なパーティーが作れるものです。信州大学山岳部のDNAはスゴイとしか言いようがありません。山岳ガイドを輩出する山岳部を初めて知りました。私もそうですが大学山岳部って自然が好きで、「たまたま」入部した人が多いと思うのです。大学が終わるとパタッと山をやめますからねえ(^^ゞ

 日本山岳会東海支部が元気なのはこういうことかと納得した次第です。
 信州大のHPに記録がありました。http://sac60th.blog91.fc2.com/

関連エントリー
大学山岳部と海外登山
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大学山岳部の海外登山 [大学山岳部のブログから]

 神戸大学山岳部が中国地質大学と合同で中国・カンリガルポ山群の未踏峰KG-2に登ったという。テレビのニュースで映像が流れましたが、広大な氷河をバックに登山する映像は本当にきれかった。そのニュースを見るとカンリガルポ山群はまだ300の未踏峰があるとのこと。

http://kangrigarpo.blogspot.com/

 関西の大学山岳部で海外の山での活躍が伝えられたのは2008年関西学院大学の「ディンジュンリ」以来ですね。関学がライト・エクスペディションだったのに対し、神戸大学の方は割と昔ながらの「遠征」という感じでしょうか。中国との合同隊を組むことができるのは組織の力でしょうから、大したもんだと思います。

 気になったので他の大学の海外での活動をネットで調べてみました。

◆同志社大学山岳部
2007年にクビ・カンリ(6,721m)登頂。日本山岳会関西支部と共催で甲南大、京都府立大なども参加
http://doushishasangaku.kitunebi.com/index.htm
2009年現役2人がパンポチェ登山隊2009(日本山岳会学生部)に参加。サムドゥー峰(6,335m)に初登頂。
http://www.doshisha-atom.net/headline/result.php?linkno=25&no=244

◆関西学院大学山岳部
2008年ネパール「ディンジュンリ」(6,196m)初登頂。
パンポチェ登山隊2009(日本山岳会学生部)に現役が参加。

◆京都大学山岳部
学士山岳会の方で西崑崙に登山隊をだしているようです。若手の活動報告が少ない気がするのですが。
http://www.aack.or.jp/

 同志社大や関西学院大などが日本山岳会と手をつなぎ、海外の山を目指しているのがわかります。なかなか大学単独で海外登山を行うのは難しいようです。日本山岳会や関西学生山岳連盟(今はない?)のようなヨコのつながりで克服できればよいのですが…。

 ちなみに大阪府立大山岳部は部員が急増したそうです。秘訣はなんなんでしょう?
http://febbl.exblog.jp/
 明治大学の8,000m14座もどうなったんだろう?
http://www5d.biglobe.ne.jp/~robata/anna/dream2003.html
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大学山岳部久しぶりの明るい話題 関西学院大学山岳部ヒマラヤ初登頂 [大学山岳部のブログから]

関西学院大学山岳部がヒマラヤの未踏峰ディンジュンリ(6168m)に初登頂した。
たった2人だけの初登頂。
というのも2人しかいないクラブなのだ。
今回のヒマラヤ遠征は部員減少に歯止めをかける起爆剤になればとの想いがあるという。

「大学山岳部の存続が危ない」
こうしたことを言われて久しい。

20年前の私の山岳部現役時代
まさに「フリークライミング」が黒船のように日本の登山界に上陸していた。
フラットソールにカラフルなぴちぴちのタイツ(今から考えると恥ずかしい)を
履いたフリークライマーがゲレンデを闊歩していた。
私たち大学山岳部は登山靴にジャージ、ヘルメットをかぶり、おまけに異臭を放っていた。
フリークライマーのアクロバチックな動きを眼の端で追いながら。

アルパインvsフリークライミング!
「剣岳をフラットソールで登れるんか?岩稜帯はどうすんねん?」
「もし未踏峰の頂上直下でハングが出たら、ボルトを打って突破するんか?それでええんか?」
山岳部が集まれば毎夜そんな話になり
怒号と嗚咽(冗談ではなく本当に)の議論になったものでした。
しかしこの時点で軍配は完全にフリーにありました。
なんたって大学山岳部は「伝統と組織」ですもの。

時代は流れ、いまアルパインが元気なように感じる。
もちろんフリーをこなしたうえのレベルの相当上がったアルパインだ。
それも発想が「自由」な・・・
今回の関学の2人は無意識だと思うが、プラス思考で登山している点が素晴らしい。
それも発想に「自由」がみちみちている。
ただただうらやましい。

部員が増えることを祈っています。そして新しい大学山岳部のモデルを是非作り上げて下さい。
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