浅間山(前掛山)に電車バスで日帰り [東京での登山と日常]
ここのところ前泊の山スキーが続いていたので、「日帰りでどこか」と考えていたら、浅間山に電車バスで日帰りしている記録を見かけました。「よし、いっちょやったるか〜」と新幹線に乗って佐久平駅へ、そこからバスに乗って高峰高原ホテルまできました。
車の人は浅間山荘からピストンする方が多いのですが、浅間山荘はバスだと最寄りのバス停から1時間?ほど歩かなければなりません。高峰高原の方がシンプルだと考えたわけです。
浅間山は活火山です。現在はレベル1で前掛山までの登山が許可されています。念のためヘルメットをリュックの中に入れています。使うことはないと思いながらも念のためです。
ここらはカラマツが有名らしく(バスの案内でもアナウンスがあった)、森が広がっています。きっと新緑、紅葉の頃はとても綺麗でしょうね。上の写真で真ん中に高峰高原ホテルが見えます。ちなみにトイレを借りたのですが、とても感じの良いホテルでした。
残雪の残る道を登って黒斑山には10時50分につきました。「ガトーショコラ」と呼ばれているそうです。上手いこと言うな〜。
今回の日帰りを成功させるにあたって、タイムスケジュールを立てているのですが、すでに10分オーバーしています。割と頑張って登ったつもりなのに…。残雪が続いたので、最初からチェーンスパイクとスパッツをつけたらよかったと反省してここからつけます。残雪はなんだかんだでJバンドまで続きました。
やがて核心部と思われるJバンドに到着しました。先行者に追いつきました。
Jバンドはよく考えられたナイスなルートファインディングだと思いました。壁の弱点をうまくついています。ただし急崖なため転落は許されません。雪渓傍を下って、そのまま下へジグザグな踏み跡を下ります。
そこからは適当なところを登り、浅間山の一般ルートに合流しました。ひたすら登ります。風が強くなってきました。稜線に上ると立入禁止の看板。
右手の稜線を風に吹かれながら足を進めます。途中、ソフトシェルを着込んでバナナを食べてパワーチャージです。
13時に前掛山到着です。タイムスケジュールに追いつきました。さっさと下山を始めます。
元来た道を戻ります。Jバンド上で14時でしたが、ここから割と時間がかかりました。黒斑山には15時10分。バスに間に合うか微妙です。ところが下山に中コースを選択するとこれがとっても歩きやすく思わず笑顔になってしまいました。結局16時にバス停に到着。16時19分の新宿行きバス(3,150円とお得です!)に間に合いました。
浅間山は大きくて、荒涼とした大地がなんだか別の惑星に来たみたいな感じがします。関東の山に登るようになってから、火山性の山を登ることが増えました。活火山が多くて、地震も多い。わりと大地が動いているのを実感します。
なんか「日帰り」「電車バス」にこだわったがために、あんまり山を楽しめなかったような気がします。少し反省。自分に余裕がないとやっぱり心の底から楽しめませんね、何事も。
でもまあ、充実感があるのも確かですけど。
■浅間山(前掛山) 2022/4/23
高峰高原ホテル(9:30/10:50)黒斑山(10:55/13:05)前掛山(13:05/15:10)黒斑山(15:10/15:55)高峰高原ホテル
車の人は浅間山荘からピストンする方が多いのですが、浅間山荘はバスだと最寄りのバス停から1時間?ほど歩かなければなりません。高峰高原の方がシンプルだと考えたわけです。
浅間山は活火山です。現在はレベル1で前掛山までの登山が許可されています。念のためヘルメットをリュックの中に入れています。使うことはないと思いながらも念のためです。
ここらはカラマツが有名らしく(バスの案内でもアナウンスがあった)、森が広がっています。きっと新緑、紅葉の頃はとても綺麗でしょうね。上の写真で真ん中に高峰高原ホテルが見えます。ちなみにトイレを借りたのですが、とても感じの良いホテルでした。
残雪の残る道を登って黒斑山には10時50分につきました。「ガトーショコラ」と呼ばれているそうです。上手いこと言うな〜。
今回の日帰りを成功させるにあたって、タイムスケジュールを立てているのですが、すでに10分オーバーしています。割と頑張って登ったつもりなのに…。残雪が続いたので、最初からチェーンスパイクとスパッツをつけたらよかったと反省してここからつけます。残雪はなんだかんだでJバンドまで続きました。
やがて核心部と思われるJバンドに到着しました。先行者に追いつきました。
Jバンドはよく考えられたナイスなルートファインディングだと思いました。壁の弱点をうまくついています。ただし急崖なため転落は許されません。雪渓傍を下って、そのまま下へジグザグな踏み跡を下ります。
そこからは適当なところを登り、浅間山の一般ルートに合流しました。ひたすら登ります。風が強くなってきました。稜線に上ると立入禁止の看板。
右手の稜線を風に吹かれながら足を進めます。途中、ソフトシェルを着込んでバナナを食べてパワーチャージです。
13時に前掛山到着です。タイムスケジュールに追いつきました。さっさと下山を始めます。
元来た道を戻ります。Jバンド上で14時でしたが、ここから割と時間がかかりました。黒斑山には15時10分。バスに間に合うか微妙です。ところが下山に中コースを選択するとこれがとっても歩きやすく思わず笑顔になってしまいました。結局16時にバス停に到着。16時19分の新宿行きバス(3,150円とお得です!)に間に合いました。
浅間山は大きくて、荒涼とした大地がなんだか別の惑星に来たみたいな感じがします。関東の山に登るようになってから、火山性の山を登ることが増えました。活火山が多くて、地震も多い。わりと大地が動いているのを実感します。
なんか「日帰り」「電車バス」にこだわったがために、あんまり山を楽しめなかったような気がします。少し反省。自分に余裕がないとやっぱり心の底から楽しめませんね、何事も。
でもまあ、充実感があるのも確かですけど。
■浅間山(前掛山) 2022/4/23
高峰高原ホテル(9:30/10:50)黒斑山(10:55/13:05)前掛山(13:05/15:10)黒斑山(15:10/15:55)高峰高原ホテル
会津駒ヶ岳テレマーク 斜面も展望も最高すぎる! [テレマークがうまくなりたい!]
春の陽気の便りが届くということは、山の雪解けが加速するということ。だからこの時期は休みの日の天気が気になってそわそわしてしまいます。今回は日曜日が晴れるとの予報でしたので、アプローチに時間がかかる会津駒ヶ岳を選びました。檜枝岐(ひのえまた)に前泊して、日帰り山スキーの計画です。
しかし檜枝岐は電車バスだと本当に遠いっす。1日に2本しかない会津バスに乗って現地に14時前に到着し、民宿「こまどり」さんにチェックイン。あとはな〜んもすることがないので村内をぶらぶらしました。
さて当日は宿に作ってもらったお弁当を食べてから6時に登山口を出発しました。尾根に上がるまではスキー板を担ぐことにします。
林道屈曲点から谷あいを登り、左の尾根に上がります。上の写真は谷あいを登る山スキーの人たち。たくさんいてびっくりしました。このルートは冬ルートと呼ばれているらしいのですが、尾根に上がると地肌が見えてブッシュが茂っています。もう少しスキー板を担ぎました。
尾根を登りきるとヘリポート跡に到着。ここからシールをつけて登ります。ブナの木がとても綺麗です。そして森林限界を越えると、会津駒ケ岳への稜線が一望できました。
左には燧ヶ岳と至仏山が見えます。尾瀬が本当に近いのですね。どちらも登ったことがないので、これもまた雪のあるうちに行っときたいです。
駒ケ岳へは稜線通しではなく右の緩やかな斜面をトラバースしました。全く苦もなくルートどりができて計画通りにことが進んでちょっとうれしい。稜線上に立つと平ヶ岳が見えました。まだまだ雪がたっぷりですね。
駒ケ岳への最後の登りはちょっとクラスト気味でしたが、9時45分に頂上に無事到着。北には中門岳が真っ白です。360度の展望に「最高すぎる」。風もほとんどなく、ずっと見ていられます。
写真をパシャパシャ撮って、さあ滑走です。眼下にはこまの小屋の屋根が見えます。
最初はクラスト気味なので慎重に、そのあとはもうビュンビュン飛ばしました!途中登っている人に「いいですね〜」と声をかけられます。いい気分です。
樹林の中に入るとスキーのコントロールの甘さと、だんだん足もふらつきだしてドタバタの滑りとなりましたが、まあよしとしましょう。ヘリポート跡からは行けるところまではスキーで滑り、あとはスキー板を担いで林道に出て、林道からはまたスイ〜と滑って登山口に到着しました。林道を滑っていると、「山スキーが終わったな〜」という気分になりますね。
宿の人に公衆浴場の「燧の湯」を紹介してもらいました。陽光がさんさんと差し込んで、開放感あふれる露天風呂でした。13時過ぎの会津バスに乗ってまた長〜い帰路につきました。
■会津駒ヶ岳 2022/4/17
滝沢登山口(6:00/7:20)ヘリポート跡(7:30/9:45)会津駒ヶ岳(10:00/10:45)ヘリポート跡(10:50/11:30)登山口
しかし檜枝岐は電車バスだと本当に遠いっす。1日に2本しかない会津バスに乗って現地に14時前に到着し、民宿「こまどり」さんにチェックイン。あとはな〜んもすることがないので村内をぶらぶらしました。
さて当日は宿に作ってもらったお弁当を食べてから6時に登山口を出発しました。尾根に上がるまではスキー板を担ぐことにします。
林道屈曲点から谷あいを登り、左の尾根に上がります。上の写真は谷あいを登る山スキーの人たち。たくさんいてびっくりしました。このルートは冬ルートと呼ばれているらしいのですが、尾根に上がると地肌が見えてブッシュが茂っています。もう少しスキー板を担ぎました。
尾根を登りきるとヘリポート跡に到着。ここからシールをつけて登ります。ブナの木がとても綺麗です。そして森林限界を越えると、会津駒ケ岳への稜線が一望できました。
左には燧ヶ岳と至仏山が見えます。尾瀬が本当に近いのですね。どちらも登ったことがないので、これもまた雪のあるうちに行っときたいです。
駒ケ岳へは稜線通しではなく右の緩やかな斜面をトラバースしました。全く苦もなくルートどりができて計画通りにことが進んでちょっとうれしい。稜線上に立つと平ヶ岳が見えました。まだまだ雪がたっぷりですね。
駒ケ岳への最後の登りはちょっとクラスト気味でしたが、9時45分に頂上に無事到着。北には中門岳が真っ白です。360度の展望に「最高すぎる」。風もほとんどなく、ずっと見ていられます。
写真をパシャパシャ撮って、さあ滑走です。眼下にはこまの小屋の屋根が見えます。
最初はクラスト気味なので慎重に、そのあとはもうビュンビュン飛ばしました!途中登っている人に「いいですね〜」と声をかけられます。いい気分です。
樹林の中に入るとスキーのコントロールの甘さと、だんだん足もふらつきだしてドタバタの滑りとなりましたが、まあよしとしましょう。ヘリポート跡からは行けるところまではスキーで滑り、あとはスキー板を担いで林道に出て、林道からはまたスイ〜と滑って登山口に到着しました。林道を滑っていると、「山スキーが終わったな〜」という気分になりますね。
宿の人に公衆浴場の「燧の湯」を紹介してもらいました。陽光がさんさんと差し込んで、開放感あふれる露天風呂でした。13時過ぎの会津バスに乗ってまた長〜い帰路につきました。
■会津駒ヶ岳 2022/4/17
滝沢登山口(6:00/7:20)ヘリポート跡(7:30/9:45)会津駒ヶ岳(10:00/10:45)ヘリポート跡(10:50/11:30)登山口
春の西吾妻山 ステップソールで軽やかに [テレマークがうまくなりたい!]
先月の地震の影響で、東北新幹線は郡山まで折り返し運転をしている。それなら、と西吾妻山なら行けそうだ。それも週末の土曜日は天気も良くて風も弱い。テレマークの板を担いで前日に新幹線に乗り込んだ。
6時52分郡山発の磐越西線に乗り、猪苗代駅へ。駅からあらかじめ予約していたシャトルバスでグランデコスノーリゾート。登山届を出しゴンドラとリフト券(2700円)を買ってリフトトップへ。
磐梯山が良く見える。この山がこんなに格好いいとは知らなかった。
10時に出発。最初は樹林の中をジグザグを切りながらシールを効かせて登ります。時々シールに雪団子が着いてしまう。嫌な兆候だ。
やがて視界がひらけて、西大巓(にしだいてん)へ。飯豊山地が見える。学生時代に飯豊山から西吾妻へのスキー縦走を企てたことがあったけど、こんなに遠いのか…。「若いって無謀だなあ」と一人苦笑する。
さてシールを外して西吾妻へ。最初はクラスト気味な斜面に苦戦します。上手い人がうらやましい…。
実は私のスキー板は「ステップソール」という滑走面にウロコがある板です。西吾妻への登り返しはステップソールで行けるところまで行くことにしました。明らかにシールを貼ったほうが早いのですが、時々現れる下りの部分はスィ〜と滑れます。その瞬間、しんどさから開放され、心が軽やかになるのを感じました。あ〜そういうことか、という感じです。
西吾妻はスノーモンスターで有名です。流石に大きなものは時期的にありませんでしたが小さな「名残り」がありました。オーッと声が上がります。。
12時に西吾妻の山頂に到着です。今日は本当に風がないので、皆さん山頂でゆっくりしています。後ろに見えているのは安達太良山でしょうか。
さて滑走に移ります。残念ながら滑りの方は「軽やかに」とはいきませんが、横滑りと小さなターンを地道に決めて西大巓へもまたステップソールで(人より多めにジグザグをきって)登りきり、最後の眺望を楽しんでから滑走します。
雪が緩んで私には滑りやすくなっていました。ザラメの雪にシュプールを刻みます。樹林の中を縫うように、他の人のトレースを見失わないように、あんまり無理しないように。グランデコのリフトトップに戻ると13時過ぎ。自分としては上出来でした。
ちょうど出発支度をしていたテレマーク3人組と話をしました。みんなでテレマークって羨ましいな。
■西吾妻山 2022/4/2
グランデコリフトトップ(10:00/12:00)西吾妻山(12::05/13:00)リフトトップ
YAMAPの記録
6時52分郡山発の磐越西線に乗り、猪苗代駅へ。駅からあらかじめ予約していたシャトルバスでグランデコスノーリゾート。登山届を出しゴンドラとリフト券(2700円)を買ってリフトトップへ。
磐梯山が良く見える。この山がこんなに格好いいとは知らなかった。
10時に出発。最初は樹林の中をジグザグを切りながらシールを効かせて登ります。時々シールに雪団子が着いてしまう。嫌な兆候だ。
やがて視界がひらけて、西大巓(にしだいてん)へ。飯豊山地が見える。学生時代に飯豊山から西吾妻へのスキー縦走を企てたことがあったけど、こんなに遠いのか…。「若いって無謀だなあ」と一人苦笑する。
さてシールを外して西吾妻へ。最初はクラスト気味な斜面に苦戦します。上手い人がうらやましい…。
実は私のスキー板は「ステップソール」という滑走面にウロコがある板です。西吾妻への登り返しはステップソールで行けるところまで行くことにしました。明らかにシールを貼ったほうが早いのですが、時々現れる下りの部分はスィ〜と滑れます。その瞬間、しんどさから開放され、心が軽やかになるのを感じました。あ〜そういうことか、という感じです。
西吾妻はスノーモンスターで有名です。流石に大きなものは時期的にありませんでしたが小さな「名残り」がありました。オーッと声が上がります。。
12時に西吾妻の山頂に到着です。今日は本当に風がないので、皆さん山頂でゆっくりしています。後ろに見えているのは安達太良山でしょうか。
さて滑走に移ります。残念ながら滑りの方は「軽やかに」とはいきませんが、横滑りと小さなターンを地道に決めて西大巓へもまたステップソールで(人より多めにジグザグをきって)登りきり、最後の眺望を楽しんでから滑走します。
雪が緩んで私には滑りやすくなっていました。ザラメの雪にシュプールを刻みます。樹林の中を縫うように、他の人のトレースを見失わないように、あんまり無理しないように。グランデコのリフトトップに戻ると13時過ぎ。自分としては上出来でした。
ちょうど出発支度をしていたテレマーク3人組と話をしました。みんなでテレマークって羨ましいな。
■西吾妻山 2022/4/2
グランデコリフトトップ(10:00/12:00)西吾妻山(12::05/13:00)リフトトップ
YAMAPの記録