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雑多なこと 最近見た映画や読んだ本 [日常]

 今週は雪が降りましたね!雪不足だったスキー場もほとんど滑走可能となりました。でも今週末はガマンです。先週は奥美濃にテレマークスキーの集まりに参加したので、今週はおとなしく家の用事をしているのです。

 さて年末から年始にかけて私にしては結構映画を見ましたので、その感想です。

家族を想うとき」はケン・ローチという監督の映画。イギリスの「ゼロ時間契約」によって、働いても働いても、生活は楽にならず、それどころか家族の関係さえも崩壊しかねない事態に追い詰められていきます。誰がこんな世の中にしてしまったのだろう。

スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」は、ゲームみたいに課題をクリアしていく感覚でストーリーが進んで行く。まあなんとかまとめたという感じですかね。お疲れ様でした。

パラサイト 半地下の家族」は、言わずと知れたカンヌ映画祭でパルム・ドール賞をとった韓国の作品。レイトショーで大きい劇場だったのに8割埋まっていました。これも貧困や格差がテーマとしてあるのですが、エンターテインメントに仕上がっています。個人的には後半がホラーか!というぐらいの展開だったので、ちょっと引いてしまった。

ラストレター」は岩井俊二監督の最新作。以前の「Love Letter」を想起させ、公開前から絶対見ようと思っていました。「自分だったら幸せにできたかもしれない」なんて自惚れでしかないけど考えてしまう。一度答えは出しているはずなのに。綺麗な映像は相変わらずでした。

mellow」は今泉力哉監督、田中圭主演です。田中圭さんがぴったりな映画でした。優しい気持ちになれる映画です。映画館でワンシーンごとに反応しているおじさんがいました。きっと田中圭さんのファンですね。

この世界の(さらにいくつもの)片隅に」は続編というか挿入話を入れた焼き直しというものか、どう捉えたらいいのかちょっと困りましたが、それは置いといて、改めて「この映画はいいなあ」と再認識しました。ロングランし続けて欲しいです。

 本は映画「家族を想うとき」に触発されて、「アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した」を読みました。イギリスが舞台です。著者がアマゾン、ウーバー、介護、コールセンターの4種の職種に潜入して行くルポルタージュです。階級社会、移民の存在というイギリスが抱える問題が浮き彫りとなってきます。これを読むとEU離脱(つい最近の2/1だ!)をイギリス国民が選んだ理由がわかるような気がしました。


アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した

アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した

  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2019/03/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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成人の日 [日常]

おめかしに精出す息子を見守った。
ネクタイを締める時だけ手伝った。
お疲れさん。頑張って。行ってらっしゃい。

タグ:成人の日
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紅葉と師走の京都ぶらり [日常]

 京都に用事があって。まずは北政所、ねねのお寺として有名な高台寺です。

高台寺

 高台寺を出て二寧坂。徐々に人が増えてきて産寧坂に来た時には、立ち止まることもしばしば。外国語が飛び交っていました。

産寧坂

 足を伸ばして、東福寺へ向かいます。東大路通を南へてくてく歩いていきますが、腰痛が再発する兆しが…

東福寺に行く途中

 東福寺の境内に入るとすぐの臥雲橋から紅葉に囲まれた通天橋が見えました。臥雲橋は写真を撮る人でまともに前に進めません。また通天橋もたくさんの人で賑わいすぎでしょう。腰も痛いのでここでおしまいとしました。

東福寺の通天橋

 四条通りの南座は師走恒例の吉例顔見世興行のまねきがきが飾られていました。これから1ヵ月、あっという間なんでしょうね。

南座 吉例顔見世興行

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映画「さらば青春の光」デジタルリマスター版 何度見たことだろう… [日常]


さらば青春の光 デジタルリマスター版 予告編 from Mermaid Films on Vimeo.



 シネマート心斎橋で見てきました。1日に一回だけの上映で客は10人強。50歳前後のおじさんもいたけれど、若い人もわりといました。とにかく音が大きくてよかったです(家では出せない)。全編にわたって流れるThe Whoの楽曲に思わず足でリズムを取っていました。歌詞の字幕が付いているのもよかった。

 デコレートしたランブレッタやヴェスパ。三つボタンのサイドベンツのスーツかフレッドペリーのポロシャツの上に米軍払い下げのM-51コート。モッズvsロッカーズの対立から起きたブライトンの暴動は1964年に実際に起こったほんとうの話です。

 高校時代、西梅田にあった毎日ホールの上の大毎地下名画劇場で何度見たことだろう。当時The Jamが出てきて、ポストパンクとしてネオモッズが注目されていた頃の話。社会や大人への反発みたいな気持ちが芽生えた年頃だったっけ。

 ちょっと昔を思い出しながら映画館から出るとそこはアメリカ村。仮装した若者たちがたくさんいて写真を撮りあっていました。そうかハロウィンだった。現代は生きづらい世の中と言われます。でも、なんか能天気だな〜と感じるのは、僕が大人になったからなんだろうか。

 ジミーと重ねて見たかつての自分。自分が何者かもしれない不安定さからくる苛立ち。本当は何かうまくいかなくて、それを社会や大人のせいにしていただけなのかもしれない。
 
 今やジミーの親父とあまり変わらんのかもな、ハハ。

※大阪の上映は終わりましたが、京都と神戸でまだ残っているようです。


さらば青春の光 [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
  • メディア: Blu-ray



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花園ラグビー場でW杯ラグビー体験「おもてなし」最高でした [日常]

 W杯は日本が3連勝で盛り上がっていますね。アイルランド戦をTVで見ましたが、日本のチームはスピードがあって、多彩な攻撃があって面白いゲームをするなあと思いました。

 さて関西では東大阪の花園ラグビー場と神戸の御崎公園球技場で行われていて、「やっぱり一度は体験しておこう」と先月28日にラグビーの聖地「花園」へ見に行きました。対戦するのはアルゼンチンとトンガです。

東花園が国際色豊かに

 近鉄の東花園は駅前が綺麗なロータリーに改修されました。アルゼンチンのユニフォームを着たファンがたくさんいます。東花園がこんなに国際色豊かなのは感慨深いです。
 駅からは住宅街の中を進み、途中天理スタミナラーメンで腹ごしらえして、いよいよスタジアムへ。

花園ラグビー場へ

 スタジアムを改修してよかったですね。なんとなく灰色のイメージのあった花園がきれいに生まれ変わっていました。

国歌斉唱が行われた

 試合は終始アルゼンチンが圧倒していました。しかし時折「トンガ、トンガ」と声援が送られる場面もあり、日本人の「判官びいき」気質がよく現れているなあと思いました。トンガがトライした時は大喝采です。
 試合結果はアルゼンチン28-12トンガでした。

アルゼンチンが終始リードする展開

 会場はボランティアの人が大勢いて、いろんな面でホスピタリティを感じました。トイレの行列を少しでもスムースに動かしたり、チケット確認の時は両手のビールを持ってくれたり、ちょっとしたことですがとても感じが良かったです。私みたいな普段あんまりラグビーを見たことのない人まで幸せな気分になりました。

 帰りは鶴橋の立ち飲み屋に行きました。この庶民感覚が花園のいいところですよね(^ ^)

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心斎橋をぶらり 宇治香園でいっぷく、夕食は「ぬかるみ焼き」 [日常]

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 久しぶりに心斎橋をぶらり。駸々堂書店や三木楽器、PARCOにソニータワー、YAMAHA。アメリカ村でインベーダーゲームを初めて体験し、清水湯で風呂に浸かる。10代の僕たちのプレイグラウンドでした。

 しかしドラッグストアばかりの街になったものです…
 冷たいものでも飲もうと鰻谷でカフェを探したのですが、かつてのコンクリート打ちっ放しのオシャレ感がすっかりなくなってしまいました。時代の流れだから受け入れますが、街に特色がないように感じます。

 さらに歩いているといよいよ喉も渇いたし、疲れたので宇治香園さんの喫茶へ。周りの喧騒が嘘のように落ち着いた空間です。文庫本片手に煎茶をじっくり味わいました。口に含むとジワーと甘い味わいが広がって、日本茶って美味しいなあ、と再認識。

 心斎橋のお茶屋さんといえば宇治園(名前が似ていて間違いやすい!)の「おかめちゃん」を思い出しますが、宇治園では「おかめちゃん」の姿が消えていました。ちょっと会いたかったなあ。残念。

 夕食は千房へ。「ぬかるみ焼き」を頼みました。若い店員さんは「通天閣ツアー」は知りませんでした。あの時はすごかった…
 「ぬかるみ焼き」を続けてくれているのは、当時を知っている者にとっては嬉しいことです。

 つくづく続けるって難しいことだと思う、今日このごろです。

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養生中は読書とテレビの日々でした [日常]

 おかげさまでお腹の風邪はようやくのところ治まるに至ったのですが、結局のところ回復まで1週間かかってしまいました。

 前回のブログで「山は逃げない」と書きましたが、これくらいの歳になると、積み残した山の多いことよ…残る人生を考えると一つでも多く山に行きたいのですが、無理をすると人生自体が短くなりかねないので(^ ^)、やはり焦らず一つ一つ課題をクリアしていかねばと自戒を込めて考えています。

 さてこの間、久しぶりに読書とテレビに明け暮れました。

 本はカズオ・イシグロの「日の名残り」が心に残る作品でした。執事が自分の「輝かしき」一生を語りながら旅をするロードムービーのようなストーリーです。「伝統的な」執事がユーモアたっぷりなのですが、この生真面目さ、日本人と通じるところがあるのか、なぜか親近感を覚えてしまうのです。
 人生を振り返ると、悲しくて切ないです。

 テレビはNHKスペシャルの「激闘ガダルカナル 悲劇の指揮官」「かくて”自由”は死せり〜ある新聞と戦争への道」「全貌二・二六事件〜最高機密文書で迫る〜」を見ました。

 ガダルカナルは一木大佐の名誉回復を図るような内容で、確かに気の毒なところもあるけれど「悲劇の指揮官」とするのはちょっと一面すぎるような気がしました。それでも娘さんが初めて人前でインタビューに答えるなど貴重な証言でした。

 「日本新聞」というのは初めて知りました。1925〜35年にかけて発行された右派系新聞メディアです。ここで主張された「反天皇機関説」などが、憲法学者や政府関係者襲撃に繋がり、やがては自由が失われていくと同時に戦争に突き進んで行ったということでした。長野県伊那の音楽教員がデモクラシー=自由主義から民族派に転向して行く事実が重いです。リアルだなあと思いました。

 最後の2.26事件は力作です。海軍の資料を掘り起こした研究者の功績が大きいと思います。この資料を見た学者の誰もが「第1級の資料」と話し、興奮ぶりが伝わってきました。海軍はクーデター1週間前から察知していたとのこと。模様眺めをつらぬいたのは状況によってベストのポジショニングを取ろうとしていたのでしょうか。何れにしても「組織」が優先されれば、戦争を止めることはできないだろうとあらためて思いました。

 ドラマは「凪のお暇」いいですね。「潤一」も世界観があってよかったです。「ノーサイド・ゲーム」は、結局わかりやすいストーリーがいいんでしょうね。

 コミックは「忘却のサチコ」を読んでいます。もうちょっと元結婚相手の男性が出てきてほしいなと思います。でも先を楽しみにしています。

 NHKドキュメント72時間の「クライミングジム 上を向いて登ろう」も面白かったです。鈴木昇巳さん夫妻が出てきたり、精神障害を抱える人が出てきたり、様々な人間模様が描かれていました。「クライマーあるある」が随所に出てきて苦笑することがしばしばです。
 ジムしばらく行っていないな、久しぶりに行ってみようかな。

 テレビを買い換えてYouTubeが見られるようになったのも大きかったです。洋楽ではエド・シーランとTHE 1975が気に入りました。それにトーキング・ヘッズのストップ・メイキング・センスがでフルで見ることができてしまって、興奮してしまいました。デヴィッド・バーンかっこいいなあ。

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小学校の同窓会 自分の原風景だったんだなあ、やっぱり [日常]

 先週、小学校の同窓会が開かれました。大学在学中からほぼ交流がなかったのですが、実家から現在の電話番号を聞いて誘ってくれたのです。

 顔をあわせると、それなりの年月を感じさせますが、懐かしい子供の頃の顔がだんだん重なってくるから不思議です。「一番変わったのは”かばたん”ちゃうか」とも言われました。お腹も出たし、髪の毛に白いものも増えたし(^ ^)

 驚いたことにみんなこれまでもそれなりに交流していたようです。LINEのグループもできていました。父親の跡を継いで住所もそのままで商売をしている人もいました。仕事は厳しいだろうに表情は明るく、とてもたくましく感じました。サラリーマンにはあの明るさはないかもしれません。

 振り返ってみると自分は20歳前後は結構強がって生きていたなあと思います。過去のことや友人を顧みず、新しいことに挑戦しない生き方は認めなかった時分があった…安住や安定することに反発していました。一体、何をそんなに生き急いでいたのだろう。

 あの時の話、あの時のあいつやあの娘の話でみんな笑いあった。先生に怒られてビンタされた話、友達の家で何をするでもなく無為に過ごした時間、どれもみんな自分のアイデンティティの原風景です。今となっては、とてもとても居心地がよかった幸せの時間です。

 そして、みんな共通してある人の話を僕にしてきました。いろいろといき違いもあった。お互い幼かった。そうか、元気でやっているのか。よかった。
 
 同窓会以来、街を眺めていてもいつもと違う風景に見えてくるから不思議です。みんなこの空の下、それぞれの生活を一生懸命に生きているんだなあ、と想像してしまうのです。


タグ:同窓会
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PETZLのTIKKAヘッドランプを買う [日常]

ぺツルのティッカ

 お天気が悪いですね。というわけで、この週末はおとなしくしていました。

 もう半年前になるのですがヘッドランプを去年の年末に買い換えました。ロッジで3,950円(税抜き)のセール10%引きでした。以前はmade in japanを信じてpanasonicのヘッドランプを使っていたのですが、接触が悪くなったのか時々つかないトラブルがあったのです。

 それで買い換えの時に考えたのが、やっぱり「山道具」のメーカーにしようというものでした。そうなるとブラック・ダイアモンドかペツル、モンベルなのですが、店頭で比べていてなんとなくペツルに落ち着きました。昔ぺツルのヘッドランプを使っていた信頼感もありました。

 このティッカTIKKAというヘッドランプは白色と赤色が長押しで切り替えられて、赤色は点滅にすることができます。

 小屋泊まりで早立ちの時に赤色は役に立ちますと店の人に言われて買ったのですが、テントでも(夜中に用をたす時にも)とてもよかったです。エチケット的に。

 ヘッドランプの購入は、高校時代のナショナルの豆球、ぺツルのLED、ナショナルのリチウム、ナショナルのLEDに続き5代目です。考えてみればヘッドランプは、電池がリチウムになり、次に電球がLEDになり進化を続けているのですね。

 すごく軽量化されました。ヘッドランプだけではなく我々オールドクライマーこそ新しい技術、機器を使いこなさねばならないと思った次第です。


PETZL(ペツル) TIKKA ティカ E93 AAB グリーン

PETZL(ペツル) TIKKA ティカ E93 AAB グリーン

  • 出版社/メーカー: PETZL(ペツル)
  • メディア: スポーツ用品



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「腐女子、うっかりゲイに告る。」終わって思うこと [日常]

 昨夜、終わってしまった…

 NHKよるドラ「腐女子、うっかりゲイに告る。」が、とても良かった。安藤純(演:金子大地)、三浦紗枝(演:藤野涼子)と彼らを取り巻く友人たちも、純粋で傷つきやすい若者たちを生き生きと演じていた。その彼らはキラキラしていて、おじさんの私は恥ずかしながら心を鷲掴みされてしまったのだ。

 クイーンの曲を使っているのも効果的だった。このドラマが素直に受け入れられるのはもしかしたら映画「ボヘミアン・ラプソディ」があったからかもしれないなと感じた。
 リアルタイムで見ていたクイーンは格好良かった(カンボジア難民救済コンサートのNow I'm hereは本当に鳥肌がたった)けど、のめりこみはしなかった。バンドでカバーしにくい曲だし、あの歌声を出せる人はなかなかいないという事情もある。
 どんどん変わっていくフレディ・マーキュリーについていけなかったことも大きな要因だとも思う。

 NHKのETV特集「宮沢賢治 銀河への旅〜慟哭(どうこく)の愛と祈り〜」は、宮沢賢治が生涯を通じて愛した同級生の男性の話だった。このドキュメンタリーは内容に賛否あるようだが、この説にそって「銀河鉄道の夜」を読み直すと、ストンと腑に落ちるような気がした。

 この他にもゲイや性別に関するドラマが今もたくさん放送されている。流行りのようになっているところが、マスコミらしくて苦笑ものだけど、それだけマスに受け入れられる素地ができたということなのだろう。

 関西では夕方の報道番組で性別を巡る放送が問題となり、朝日新聞と毎日新聞が特集記事を掲載していた。プロデューサーが2回チェックしたが、本人の承諾をとったことで特段の議論もなく放送に至ったようだ。この放送を見て傷つく人がいることに思い至らなかったのだろう。
 
 それを批判するのは簡単なことだが、性別を巡る意識はすごいスピードで変化しているのを感じる。
 「腐女子、うっかりゲイに告る。」に出てくる小野雄介(演:内藤秀一郎)を自分は他人事といえるのだろうか…自問している。


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